雪の日の君〜触れてもいいですか?〜 |
作者: 棗 透 2008年05月06日(火) 08時48分49秒公開 ID:xWy5EFwhI2c |
帰り道。 無言の中で2人の間を吹きぬける風に 思わず身震いをした。 寒いと思って空を見上げたら 白いふわっとしたものが目に入った。 雪だ。 切ないなぁ・・ 雪は人を恋しくさせてしまう。 僕は彼女のむき出しの白い手をそっととった。 ひやりと冷たくて、細くて、美しかった。 その冷たい手の指にそっと唇を寄せる。 そのまま彼女の頬を触った。 ほんのりピンク色で・・温かかった。 |
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