そして僕等の日常は。
作者: 神田 凪   2009年03月25日(水) 15時23分11秒公開   ID:Fpk3UqE6X6I
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桜舞い散る四月。
そう! 季節は春だZE☆

そして、春といったら恋愛だ!(決めつけ)

あっという間に過ぎていく青い春。(と書いて青春)
今だからこそ、経験出来る貴重な日々。


ということで、



「付き合ってください!!」
「ごめんねぇ。無理」







 そして僕等の日常は。

       〜恋せよ俺!〜








「うっく・・・ひっく・・・」
「あー・・・まぁ、どんまい」

場所は校舎裏から自分の家の部屋にかわる。やけ酒ならぬやけファ○タで、俺は号泣していた。目の前には、親友というべきかただの幼馴染みというべきか微妙な立場にいる森崎智弘もりさきともひろがポンッと肩を叩いた。

「だいたい、相手はあの河合だろう? そりゃ無謀ってもんだろ」
「そんなのっ俺だって分かっていたさ!」
「涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔を見せるな」
「智弘ぉー・・・」
「あーはいはい、俺が悪かったよ。続けて」

本日俺こと佐川浩介さがわこうすけは、半年間片思いをしていた河合愛美かわいあいみちゃんに告白をした。名前からして分かると思うが、それはそれはもう美少女だ。きゅるるっと某CMのチワワを思い起こすような大きな瞳にグロスで綺麗に光る小さな唇。薄すぎもせず濃ゆくもないばっちりとした化粧。くるくるとパーマをかけた茶色の髪。

「・・・お前、気持ち悪いぞ。将来小説家にでもなるつもりか」
「うるさい、愛美ちゃんの可愛さを表現しているだけだ!」

・・・つまりは、みんなが憧れる学校のヒロインってなわけさ。

「そこまではないけどな」
「いやっ!愛美ちゃんは学校一かわいい!」
「恋は盲目か・・・。まぁ、顔はいいことは認めるがな」

そう!!それが分かればいい。
そして・・・対して俺は平均値を見事に地でいく男!!
顔も平凡。勉強もスポーツも普通。特徴は、特徴がないこと!!

「いやいや、張り切って言う事じゃないぞ」

だけど、想いを伝えようと思った。(シカト)
当たって砕けろ的な気持ちで挑んださ。(実際砕け散ったけど)
もしかしたら、って期待もあったさ。(即答で断られたけど)

だけどさ、だけど・・・



「あいつの名前を出すことはないだろうがぁー!!!!!!」
「え? 俺それ聞いてない」







⇒To Be Continued...

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