シューティアン〜3〜
作者: ユイカ   2009年04月09日(木) 20時32分03秒公開   ID:2EbdM0k4XrU
カイル「あああぁぁぁぁぁああぁ!!!」

カイルは少女に殴りかかる

少女はヒラリとよけた

ロニ「もらった!」

ロニは少女の頭上にかかと落としをやろうとした

少女「・・・愚かな・・・。」

少女はまたもやヒラリとよけた

カイル「あでっ!」

ロニ「うぉっ!」

カイルとロニはぶつかる

カイル「てめぇ、痛ぇだろうが!!バカロニ!」

ロニ「仕方ねぇだろ!怒るんならあの女に怒れ!」

少女「・・・・。」

少女は平然とカイルとロニの前に立っている

ロニ「ん・・・?・・・おい、カイル。」

ロニは何かを思いついたかのようにカイルを呼びつける

カイル「なんだよ。」

ロニ「あのな・・・(ゴニョゴニョ)ってのはどうだ?」

カイルとロニの間にはしばらく沈黙が流れた

その後二人はニヤリと笑う

カイル「いいな、それ。」

ロニ「だろ?やろうぜ。」

少女は警戒する

少女「何を・・・しようとしている・・・?」

カイルとロニは一斉に少女に襲い掛かる

少女「所詮は馬鹿の浅知恵か・・・。」

少女は構える

・・・だが

カイルは飛ぶ

少女は上に気をとられる

その隙にロニが少女の・・・

スカートをめくった

少女「なっ・・・!!!」

少女の顔が赤らめていく

カイルは少女の頭を軽く叩いた

少女「!」

カイル「わりぃな。女を殴るのは趣味じゃないんだ。」

少女「泣き顔にするんじゃなかったのか?」

ロニ「それは脅しだ。美少女の顔殴れっかよ♪」

少女は一瞬ポカンとした後

悔しそうな顔になった

少女「・・・・っ!!」

カイル「じゃあ町に入るぜ!」

ロニ「お邪魔しま〜す!」

入ってみると結構町中は普通だった

カイル「何で入っちゃいけないんだ?美少女。」

少女の顔はまだ赤らめている

少女「しょ、少女ではない!私にも名前はある!」

ロニ「なんていう名前?」

少女「リ、リアラ・・・。」

ロニ「かわいい名前だね。」

リアラ「お前らに褒められるよりだったら名前を捨てたほうがマシだ!」

カイル「ひど・・・。」

リアラ「それより!私に勝ったからには来て欲しい所がある。」

カイル「来て欲しい所?」

リアラについて行くと一件の洋館があった

ロニ「でけ・・・・。」

リアラ「ついて来い。長老様がお待ちだ。」

カ・ロ「長老?」



長老「よく来たな。しかもリアラに勝つとはまたすごい若者だ。」

リアラ「・・・・。」

カイル「はい。楽勝でした♪」

リアラ「(ピキ・・・)・・・・・。」

ロニ「彼女が門番なんですか!?この町、大丈夫ですか?」

リアラ「(プツツ・・・)・・・・・・。」

長老「あぁ。彼女は 一応 門番だ。」

リアラ「(プツ・・・ン・・・)・・・っ!!!」

カイル「どうした?リアラ。」

リアラ「馴れ馴れしく呼ぶな!私は部屋に戻る!!」

リアラは行ってしまった

ロニ「彼女はいつから門番なんですか?」

長老「10歳からだ・・・。」

カイル「そんなに強かったのかよ・・・。」

長老「あぁ。あの時は本当に強かった・・・。」

長老はうつむく

ロニ「何かあったんですか?」

長老「リアラは・・・・孤児なんだ。」

カイル「・・・。」

長老「親の顔もわからない。しかしリアラはとても明るかった。」










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