気になる彼のライフ生活
作者: 清嵐青梨   2009年04月30日(木) 00時49分21秒公開   ID:L6pfEASBmTs
本日2月4日の我がマスター・高嶺優香の日常生活を私氷室鐘がご紹介致しましょう。
って、なんで私が優香の日常生活のことを話さねばいけない!?そりゃ優香は中学校の頃から3年間もクラス一緒だったが…まぁ、仕方ない。高校生になってもまた一緒のクラスになったのも何かの縁、快く彼の生活のことを紹介致します。




AM5:20…新聞配達のバイト
他にも喫茶店「アーネンエルベ」のバイトもしているのだが、新聞配達のバイトはほぼ毎日やっている。このバイトを選んだ理由は一つ、身体を充分に動かせるから。

普段は彼が飼っている猫・ルイズが主人の顔を舐めて起こしているのだが、それでも起きなかった場合は




「………なんでいつもいつも俺に刀を向けるかなー?アサシン」
「ユウが何時まで経っても起きてこないから私が代わりに起こしてあげたというのに」
「頼むから普通に起こして呉れないか」




優香のお父さんの知り合いにして彼の保護者(代理)にもなっている津田小次郎が起こしている。然し、何故刀を抜いて彼の喉許に当てるのだ?何か意味でもあるのだろうか…ふむ、今度優香に聞いてみることにしよう。




AM6:50頃…バイトから一時帰宅。その後学校の準備をして外出・衛宮邸で朝御飯を食べて衛宮と間桐妹と一緒に登校
因みに昼御飯も間桐妹が作った弁当である。弁当箱は自分から持ってきていると言っていた。




AM7:20頃…学校に到着
ST始まる前は愛読書を読んだり、私と薪の字・由紀香と談笑したり、クラスメートの遠坂凛と何か内緒話をしたりと、行動範囲は以外と広い。が、たまに窓の外をちらりと気にするように見ているのだが…?まぁ、私はあんまり気にしていないので触れないで置くがな。

授業開始の優香は至って真面目に励んでいる。苦手教科は殆どないし運動神経も文句なしのパーフェクトの文武両道なのだが、たまに屋上に行き授業をサボっていることも。


優香にバレぬうちに話しておくが、文武両道を行っている彼にも苦手なものがある。それは“泳ぐこと”らしい。遠坂凛に拠ると幼い頃海で溺れたことがあり彼の姉・昴さんに助けられ、以来海でもプールでも一切泳がなかったという。

遠坂も地道に彼を泳がせようと夏にはプールや海に連れて行こうとしたのだが、連れて行く前に本人は気づいているらしく神風の如く何処かへ行ってしまうとか。果たして今年の夏は上手く彼を泳がせることが出来るのだろうか。正直心配だ。




PM0:30…お昼休み
優香は隣クラスの衛宮と柳洞と一緒に生徒会室でお昼御飯を食べているのが一般的である。が、たまに遠坂凛と一緒に屋上でお昼を共にしたり、一人で自販機のある外で食べたりしている。

勿論食べた弁当箱は柳洞寺の貸家…まぁ、一纏めにすると彼の住居だ。その住居に持ち帰って洗っている。
夜だけは住居で自炊していると聞いたのだが、得意な料理は何なのか聞いてみたところ、優香の得意料理は“南瓜を使った料理”と“カナッペ”と答えた。特に煮物系は得意だとか。


お昼休みが終わった後は午後の授業……だが、その一時間だけ彼は保健室に行ってくるという名のサボりをしている。この間の話だが外を見たら優香が木の陰で背の高い男と話しているのが見えた。本人は怒っているのに対し相手はそれを平然と受け流している。

流石に顔までは見れなかったが、俗に言う“メロンスーツ”というものを着ていた。優香はあんな男が好みなのか…?でも敢えてそのことを話さなかっただけ幸いとしよう、話したら絶対に怒るからなぁ。然し汝の顔を見ていたら少し和む気持ちになるのは気のせいだ。




PM4:10頃…放課後の進学補習
彼は以前部活と補習を受けていたが流石に二つとも受けるのは苦しいため部活を辞め、進学補習のみ受けている。因みに彼は卒業後海外の大学へ留学するらしい。

たまに補習の時間が長くなって帰りが夜近くになることもあるし、その時間帯よりも早く終わることもしばしばある。けど時間帯より早く終わった際は部活へ顔を出して先輩後輩の相手をしている。

彼は元剣道部の主将だからその分部員の信頼度も厚い。そして何故か女子よりも男子の方が好意が強い…多分優香の女顔に惹かれているか剣道の才能に憧れているのか、またはその両方か……私は後者の両方を選ぶことにする。




PM6:20…帰宅
どうやらこの日の進学補習の時間が長かったようで、帰ってきた時の彼の疲労困憊な表情が今でも思い浮かんでくる。
けど柳洞寺の山門では小次郎さんが帰りを待っているようで、何時も山門の近くまで石段を登りきった優香を態々迎えに行ってあげたりしている。




「で…他のサーヴァントは来なかったか?」
「いや全く…影一つ見当たらなかった。そういうユウは昼間ランサーと何やら口喧嘩をしていたようだが」
「見てたのかよ…他愛ない内容だよ、手前てめぇは俺のマスターものだから他の男やサーヴァントに近寄って仲良くするなーっとか言われてさ、思わず」
「思わず…?」

「木刀で殴りつけた。けどその渾身の一撃を受け止められてさ、凄い不覚を取った気分だったよ」
「仕方あるまいな、何しろ相手はランサー…ユウに敵う相手ではないな。その分未だ未だ修行が足りぬ証拠だよ」

「……じゃあさ、今度稽古つけて呉れないか?腕が鈍っているのならその調子をとり戻さなくちゃ行けないからさ」
「ふむ…承知した。では明後日の朝、境内の竹林で稽古をつけてやるぞ」
「サンキュー。矢っ張りプロの侍士相手だとなんか身体も速く戦い方に慣れるかもしれないからさ」
「私を褒めるのは宜しいが、そろそろ夕飯の支度をしては如何かな?このまま外におっては風邪を引くぞ」
「う……分かりました。じゃ引き続き見張りを頼む」「承知」




サーヴァント…?マスター…?なんか難しい言葉を使っているのだが、これ以上深追いをしてはならないから一旦この話題は終わりにする。




PM7:10…有御飯の支度・食事・片付け

PM8:05…お風呂。…其処、なんか疚しいことを考えてたのか?そんなこと考えていると、木刀で殴られるぞ。

PM9:10…自室で勉強
どうやら今回は進学補習の時間で出された宿題や、論理の授業で出された課題をやるため早めに風呂に入ったらしい。宿題もなにもない日は愛読書を読んだり自室の本棚から新たな小説を取り出して読んだりと、顔にそぐわず以外と読書家だったりする。

PM10:30………本来なら直ぐに寝て一日の疲れを取るのが彼の日常なのだが、週に2回くらいはアレをやるらしい。




「……あのさ、なんで俺お前に担がれなきゃならんのだ?」
「ふ…惚けては困るなユウ。昨日は散々断っておいてそれはない」
「だからといって何で態々ベッドに連れてかなくちゃならんのだ!?
「今夜は諦めて覚悟しておいたほうが良いぞユウ…私はこれでも我慢したのだぞ」
「お前は我慢したと思うが俺はまだ諦めてはいないし覚悟もしていない!」

「おやおや…相変わらず己の身体のことを拒否るのか、身体は正直な方ではあるのに其処までして己の身体は正直ではないと言い張るのか?」
「ぶ…お、おま、」
「ほら、着いたぞベッドに。それと覚悟はもうしたのか?したのなら今すぐヤるぞ?」
「絶対に嫌だ!!」




PM10:40頃…夜の営み兼就寝。
以上で優香の日常生活の紹介を終わらせたいと思います。明日は絶対に休むのだろうな…きっと。
■作者からのメッセージ
※氷室の口調は果たしてこれでよかったのでしょうか…。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集