彼の声〜5〜
作者:   2009年05月08日(金) 07時37分14秒公開   ID:/OPFohzmWlY


私が彼を忘れようと思ったのは、年が違いすぎること。
たったそれだけのことだった。


そのころ私は学校から帰宅し、家で今週の土曜日の事を考えていた。

(どうしよう・・・・土曜日に、わかれようって言ってみようかな〜・・・・)

数分ぼーっと考え事をしていたら、電話が鳴った。

プルルルル〜♪

「はーいまってくださいねっ!」
私は自分のヘアから駈け出して行って電話に出た。

ガチャ

「はいもしもし。」


「・・・・・・・・・」


「もしもし?!・・・どなたさまでしょうか...」
何も言わないのでもう一回聞いた。


「あ、俺。・・・・」


(俺?まさか・・・!!)
私は慌てて何お言っていいか分からなくなった。


「もう一回、お、お名前宜しいでしょうか?」
ドキドキしていて冷や汗が出てきた。


「俺、俺だよ・・・」


(あ!!これは!絶対!俺オレ詐欺だ!!どうしよう。お母さんに・・・相談してみようかな・・・)


「あ!あの!」


「ん?何?・・・・ってかなんでタメ口じゃないの?」


「な!何が目的ですか!」
(俺オレ詐欺なんかに負けないよ!私は!)


「お前何言ってんの?・・・馬鹿?」



「え?誰?・・・・」
(こいつ勝田の振りしようとしてやがる!)



「勝田なんすけど・・・・」


「えーーーー!ご、ごめん!・・・俺オレ詐欺かと思った。」
(はぁ〜良っかった〜・・・・安心安心。)



そんな感じで電話はつづいた。


つづく
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