出会い |
作者: タンポポ 2009年05月13日(水) 19時44分29秒公開 ID:T/ncJda.ROw |
私は矢野歩達(やのほたて) 中学一年生のふつうの女の子。 私はお父さんの仕事の事情で引っ越しをしてこの街にきた。 今日は土曜日、明後日からは新しい学校だ。 「歩達ー!?手伝ってくれぇー!」 お父さんのが呼んでる。 「なにー?!」 よく聞こえなかった。 「荷物!荷物運ぶのてつだっえ!サボるな!お父さんかわいそうだろぉー!」 お父さんは自分にあまい。自分で自分をかわいそうだって。 「自分で言うな!・・・・まったく・・。」 私はいやいや手伝うことにした。 「ほら!お父さんにそんなこと言ったらかわいそうでしょー」 お母さんはとってもお父さんに優しい。 「そうだろー昔は、パパーって言って走って来て手伝ってくれたのに・・・」 「そうよー歩達は優しくてかわいかったんだから〜♪」 「どうせ今は可愛くないし優しくもないですよ!」 私は自分の荷物をさっさと運び、何も言わずに外に出た。 私は何も知らないこの街を歩き回った。 すると公園が見えてきた。もうすっかり日が暮れて薄暗くっていた。 帰ろうと思ったとき・・・・。 「あれ・・・帰り道が分からない。・・・どうしよう・・・」 (うかつにあちこち行くと迷子になる・・・お母さんたちが来るの待とうかな・) そして私は公園のベンチに座りこんだ。 そして少しぼーっとしていたら一人の男の人が私に話かけてきた。 「君学生?どこの中学?一緒に遊ばない?」 その人は私より少し年上の感じの人だった。 「あ、私、引っ越してきたばかりなので・・・・」 「そうなんだー!じゃー案内してやるよ!行こう!」 その人は私の手をつかんで引っ張った。 (もう暗くなっているのに遊びにいくなんてだめだ。) 「ごめんなさい!私帰ります。」 「なんでー?いいじゃん!」 しつこく声をかけてくる、困りかねて私は黙り込んでしまった。 「ね!いいじゃん!行こう!」 すると。 「何やってんだよ!嫌がってるだろ!話してやれよ!」 また知らない男の子が。 「なんだてねぇはー?」 喧嘩が始まった。 そして最初に声をかけてきた男の人はボコボコにされて帰って行った。 「大丈夫か?あんた。」 男の子が言った。 「あ、はい!アリガトウゴザイマス!」 「家帰れる?」 「は・・・はい・・・」 「もしかして引っ越してきたばかりの矢野ってやつ?」 つづく。 |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |