裏版人魚姫後編
作者: 真佐人   2009年05月17日(日) 14時51分07秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
「さあ、勝負だ!」


「おうよ!」


こうして王子様と人魚姫は剣で戦いました
けど結果はすぐにつきました、それはなぜかというと・・・


「い、息が・・・ガク・・・」


「ひ、姫様~!うぐ・・・」

人魚姫は魚人一応魚なので、地上に出た途端
息が出来なくなって、気を失ったのでした


「王子様・・・どうしやす?」


「う、うむ・・・そうだな・・・とりあえず海に返すか・・・
おい、手伝え」


「はい、解りました」


王子は、人魚姫と魚人を海に投げ込みました
それから王子はというと


「何か気分がそれたな、城に戻る
しかし・・・綺麗な娘だったな・・・」


そう言って、城へと帰って行ったのでした
それから人魚姫はどうなったのかというと


「おい、魚人!」


「は、はい?何でしょう?人魚姫様」


「俺は地上に出ることに決めたぞ!」


「な、何ですって!?正気ですか!?考え直して下さい!」


「いや、あの王子との決着付けてないからな?負けたままじゃ悔しいんだよ!
だから地上でも平気な方法を教えてくれ!」


「だ~め~で~す!王様にも言われてるんです
人魚姫が地上に出たら大変な事になるって」


「ん~?それはどういう意味で言ってんだ?コラ!」


「ひ、ひぃぃぃ!」


「ち、しょーがねぇ!自分で地上でも大丈夫な方法探してやるぜ」


「あ、待って下さい!人魚姫様!」


人魚姫は、自分で地上でも大丈夫な方法を探したようです
そして、人魚姫は、ある海の底にすんでる魔女から地上に出る方法を脅して聞き出すことに成功したのでした
人魚姫は、地上に出るために人間に化けて地上に出る事にしたのでした
人間に化けた副作用か?人魚姫は海の中にいた記憶を忘れていたのです
一方王子のお城がある陸地では


「私は・・・誰?」


人魚姫は人間になれたけど、何もかも記憶を失っているのでした
何をしようか迷っていると、王子様がやってきました


「ん?お前は?何所かで見たことある顔だが・・・?」


「わ、私の事知ってるんですか!?お、教えて下さい!
私が一体誰なのかとか」


「い、いやそんな事言われても・・・うむ、困った
もしかして記憶喪失という奴か?」


「はい、どうやらそうみたいです・・・」


「なら行くとこがないなら、私の城に来るか?」


人魚姫は、しばらく考えた後、こう言いました


「そうですね・・・もしかしたら私の記憶も戻るかもしれませんし
是非、お願いします・・・」


そう言って人魚姫は、王子の城に暮らす事になったのでした
一方その頃海のそこでは

「王様!大変です!」


「何だ、そうぞうしい、一体どうしたのだ?魚人」


「人魚姫様が行方不明です!もしかしたら地上に行ったのかもしれません!」


「何だど!すぐに人魚姫の捜索を命じる!血眼になって探してくるのだ!」

「は、はいぃぃ!」


王様は、海の中のメンバーを召集して、人魚姫の捜索をする事にしたのでした
一方人魚姫はというと


「え~と・・・王子様?」


「ん?何だね」


「なんでこんな豪華な服装や髪飾りを用意してくださるんですか?」


「嫌いか?君に似合いそうなのを選んだのだが・・・?」


「い、いえ・・・こんな豪華な物を貰いましても・・・
一体私に何を求めているのですか?」


「求めているも何も私は,貴方に惚れたのだ!だから妻に迎えようとおもってるのだが?」


「え、ええ!?」

人魚姫は、驚いたのでした


「駄目か・・・?」


「え、えっと・・・ちょっと一人になって考えさせて下さい・・・!」


そう言って、人魚姫はお城から抜け出したのでした


「あ、ちょっと待ちたまえ!」


王子は、その後を追いかけたみたいです


(まさか・・・記憶喪失の私にプロポーズするなんて・・・
どうしましょう・・・この申し出、受けようかしら・・・)


人魚姫は、浜辺に着いてそう悩んでいると
海の中から、何か出てきました

「見つけました!人魚姫様!」


「???あ、貴方は?それに私のこと、人魚姫って・・・」


「わ、忘れたのですか?貴方の下僕の魚人ですよ!人魚姫がそう言ったのではないですか!」


「え、そ、そうなのですか・・・すいません・・・
全然身に覚えが・・・」


「ひ、酷いです!、ところで・・・人魚姫様!その足は一体・・・」


「あ、足?別に普通ではないですか?」


「ふむ・・・どうやら、人間の足を貰うかわりに記憶をなくしたと言う事か・・・」


「あ、王様、やっぱりそうだと私も思います・・・」


「仕方が無い・・・これだけは使いたくなかったが・・・」


王様は、懐から何かを取り出すと人魚姫めがけて思いっきり振り下ろしました


「うおりゃあ!」


「キャ!う・・・」


人魚姫は、その一撃を喰らって気絶してしまいました


「お、王様!?一体何を・・・?」


「もう足は私の力でも元には戻せることが出来ないから、せめて記憶だけを復元させたのだ、む、誰かくるな?隠れるぞ」


「あ、はい!」


人魚姫と王様は、海の中へと隠れると同時に、浜辺に王子様がやって来たのでした

「お、いた、おい大丈夫か!」

王子は、人魚姫を抱き上げました


「う・・・っは!」


「気がついたか・・・ぐお!」


王子は、いきなりの人魚姫の攻撃をまともに食らいました


「い、いきなり何をする!」


「また会ったな!王子!前回のようには行かないぜ!」


「その口調・・・もしかして、前に出会った人魚か!?」


「忘れた訳じゃなかったようだな!じゃあ覚悟!」


どうやら再び裏モードになったようです

「よかろう!この勝負受けて立つ!」


こうして再び人魚姫と王子のバトルに入ったのでした
それを見ていた王様と魚人はというと


「あの~・・・王様?とめなくてよろしいのですか?」


「もう私は知らん・・・好きにやらせておけ・・・魚人、帰るぞ・・・」


「あ、はい、判りました」


王様と魚人は、海の中へと姿を消したのでした
そのごどうなったのかというと、王子と人魚姫の対戦は結局勝負がつかず
いつの間にか意気投合して、一緒に暮らす事になったのでありましとさ
mでたしめでたし~


「これでよかったのですか・・・・?人魚姫様・・・」





■作者からのメッセージ
真佐人です。裏版人魚姫の後編を投稿したいと思います。
次回からは、昔話シリーズではなく、完全オリジナルの投稿したいと思います。
感想下さった方々、ありがとうございましたw

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