夜の世界。 |
作者: タンポポ 2009年05月18日(月) 12時35分40秒公開 ID:T/ncJda.ROw |
この世界では夜になると新たな世界に行くことができる。 それは選ばれた者だけに開く扉。 その世界に入ったものは、名前、性別、性格はそのままだが、 顔、髪型、目の色などは別人だ。 つまり中身はそのまま、外見が自分と別人に姿になる不思議な世界。 そして今日が新たな選ばれし者を向かいいれる日。 今夜12時それが決まる。 「いってきまーす!」 大急ぎで家を出たのは今日選ばれるとされている少女、望セツナ。 「急がなくちゃ!遅刻しちゃった・・・」 「お!セツナお前も遅刻か?」 こいつも今夜選ばれる神崎ユウ。 「なんだお前!私よりいつも早いくせに。早く行け!」 神崎はいつもは学校でセツナをからかって遊んでいるヤッカイ者だ。 「なんだよー!そんなにカッカしやがってー!」 「うるさい!先に行けと言っている!」 「っちぇー朝から不機嫌なやつ。つまんねぇー」 そして学校についてカバンから荷物を出して席に着いた。 セツナもユウも席がとなり。朝から喧嘩をして口も聞かない。 1時間目が始まって国語の朗読になった。 長い文章をシーンとした中で呼んでいるのはめんどくさい。 すると! 今夜お前らは旅に出る。 セツナはあたりを見回した。けれど、クラス中は朗読をしている。 同じくユウもあたりを見回す。 そして二人は目を合わせてコソコソと言った。 「今なんか聞こえなかったか?」 「俺も誰かに何か言われたような・・・・」 「おい!そこ!朗読しなさい!何してるんだ!」 先生が怒った顔で言った。 「・・・すいません。」 「すいやせんでした。朗読しますよ!」 そしてそれからの授業も集中できずに放課後。 2人とも家に帰って夕食を済ませた後自分のヘアで考え事をしていた。 (何だったのだ今日の声は。ユウと私にしかし聞こえていなかった?) セツナは心の中で思っていた。 (俺もしかしたら家でとかして旅になっちゃたリ・・・) こいつはアホだ。 でも二人はきっと同じことを考えているのだろう。 そしてセツナはそのまま眠りに就いた。 ユウもゲームを少々やった後にいつもより早く眠った。 すると頭の中であの時の声。 あと1時間。 お前らは選ばれし者。 セツナは目がさめてあたりをみたが自分の部屋だ。 ユウも同じように起きた。でもまたすぐに寝た。 そして12時。 いきなに寝てるはずなのに目の前に大きな扉が現れた。 そしてセツナはその扉を開けた。 すると! 「なんだこれは!!」 セツナが見たものは知らない建物の中だ。 大勢の人がいた。 そして後ろからは知らない男。 「ここどこだ?」 そしてセツナともう一人の男の前に一人の女の人が来た。 「なんたらもしかしてー新人?今日から新しいチーム決定だからね!」 「チーム?何だそれは。」 「旅に出るチームだよ!あんたらどこのチームに入るんだろうね!」 とつぜん大きなベルの音がして真正面を見ると大きな龍がいた。 その龍はこういった。 「今回選ばれし者は二人。そして今日はチームを決める。まずは自分の首にかかっているネックレスの石の色を確認せよ。」 「ネックレス?石の色?あ!これか!」 セツナは自分のネックレスの色お見た。 「赤。・・・・」 もう一人の男も赤い石。 そして龍が言った。 「その石の色と同じ色のドアを開けてその部屋の中に入れ。そこにいたのがチームだ。行けー!」 すると一斉にここにいた人々が動き出した。 セツナも赤い扉の部屋に入った。 そこにいたのはさっきの男ともう一人背の高い男。 つづく。 |
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