学園ウォーズ(おまけ付き)
作者: 真佐人   2009年05月21日(木) 18時42分07秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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これは、ある学校の物語である・・・
ここは某国ジャパンと言う国、この国は、戦争地域でえらく銃撃戦や
殺戮破壊兵器の建造、あるいは生物実験を密かに行っていた・・・
また、学問を習う学び舎学校と呼ばれる場所にもその軍事が敷かれていたのである・・・


「今日から、この学校に転入かあ・・・一体、どんな学校なんだろ?」


とある日、私立戦略学校に転入する者がいた、それは・・・


「この私、瀬川那智の晴れ舞台ねw」


彼女の名前は、瀬川那智、年齢十六歳、好きな事は球技系
スポーツ万能の彼女だが、何故この学校に転入する羽目になったのかと言うと
両親が愛娘を突然置いて失踪、仕方がないので、叔母の所に預かって貰い
場所的に近いと言うだけあって、私立戦略学校に転入する事になったのであった


「転校生と言えば、虐めが基本だわ・・・でも、私はめげない、負けない!、自分の信念を貫くわ!
さあ矢でも鉄砲でも持って来いよ!」


そう、彼女の性格は明るく、座右の銘はとりあえず生きていれば何とかなるだったのであった
彼女は、そう決意をして校門の前に立ち、深呼吸をしてからその一歩を踏み出した瞬間!
那智の体が、宙に舞う、矢でも鉄砲でも持って来いと言った彼女だが
待っていたのは地雷みたいであった


「ああ・・・私の人生って、ここで終わりなの・・・?」


彼女は宙に舞いながらそう思い地面に激突、気を失ったのであった・・・


保健室

「う・・・・ん?」


那智は、目が覚めた見たいなので、体を起こす
場所はどうやら保健室みたいである


「私・・・あの爆発に巻き込まれて・・・え!?無傷?」


そう彼女は驚いた何故なら、那智だって地雷の殺傷能力は熟知していた
だからそれを踏めば死に至るか、体がバラバラになるかなのだ
それなのに無傷となっているので何か不思議な感じがした那智であった


「あ、気がついたみたいだね」


「って、うわあ!びっくりした・・・貴女誰?」


那智はいきなり現れた
制服を着た女生徒が目に入って驚いたのであった


「あっはは、驚いた?あれ凄いでしょう〜校門のブービートラップ」


「ブービートラップ?」


「そう、あれはね?最新鋭の軍隊が開発した、G-SAVEと呼ばれる地雷なの
殺傷能力は低いけど、相手を気絶させるのには十分な地雷なの
皆、それを避ける訓練をしてあるから踏まないけど
まさか貴女が踏んで気絶するとはね?正直、驚いたわ」


「驚いたのは、こっちよ!なんなの?校門の前に地雷って、G-DAVEだっけ?」


「ノンノン、G-SAVEよ、貴女見かけない顔だけど、転校生?」


「そうよ・・・私の名前は、瀬川那智・・・一応、一年A組に入る予定なんだけど、貴女は?」

「一年Å組?じゃあ私達のクラスだね♪私の名前は狭山秋
秋って呼んでねw私も那智って呼ぶ事にするよ」


狭山秋と名乗った少女は
那智と背格好が似ていて、頭に赤いリボンをしていた


「うん、解かった、秋って呼ぶわね」


「わあ、ありがとうw那智w」


秋は、そう言うと那智の手を握る


「え?ちょっと秋、どうしたの?」


秋は、那智の問い掛けにすぐに答えようとはせずに
那智の顔をじっと見て、こう言ったのであった


「那智って・・・私のタイプだわ〜」


「ええ!嘘でしょ!?冗談はやめてよ!秋!」


「冗談じゃ無いわよ〜、これからも仲良くしようね〜
じゃあ私は先に教室行ってるから教室で色々と
お互いの事確かめ合おうね〜wじゃw」


秋は、そう言うとあっさりと保健室から出て行ったのであった


「これから・・・まさか・・・!?え、そんな・・・」


那智は、何かを考えてこう思った


(ぱっと見ただけで秋は、結構可愛いと思うし、でも・・・これから仲良くって
私・・・何かされるのかしら・・・)


那智が、そんな事を考えてると、いきなり声がした


「・・・・・ごめんなさい・・・」


「って!きゃああ!びっくりした〜って、秋!?」


そう、那智が驚いたのも無理が無い
だって秋そっくりの人物が那智の目の前に立っていたからであった


「貴女・・・秋よね・・・?」


「・・・・いいえ?違うわ・・・・私は双子の妹美紀・・・よろしく・・・」


那智は、美紀を見て思った
「双子なのに、こうも性格が違うのかな〜」と思ったからである
まあ考えたって解決にはならないので、ほっとく事に決めた那智であった


「双子だったんだ・・・・じゃ、じゃあ
ちょっとお姉さんの秋の事教えてくれる?秋って、どういう性格なの?」


那智がそう言うと、美紀は素直に答えた


「お姉ちゃんは女好きなの、だから貴女に惚れたと思うの・・・
だってお姉ちゃんのタイプって自分の同じぐらいの身長に、可愛い顔をしているって条件だもの」


「そ、そうなんだ・・・」
(じゃあ、さっきのは本気だったって訳・・・?一体、私はどうすればいいの?)


那智が、考えていると、美紀が声を掛けて来た


「そろそろ教室に戻らないと・・・・、貴女も来る?那智さん・・・」


「じゃあ、私の怪我もたいした事ないようだし、教室行くね〜」


こうして、那智は美紀と一緒に教室へと向かった
そして自己紹介をして、席に座り、勉学に励む


教室

教室では普段とありえない授業が開始されていた
先生は何故か軍服着てるし、授業内容は歩兵銃の撃ち方や
地雷の作り方などを教えているからであった


「な、何なのよ!この学校〜!」


「どうしたの?那智?」


その声を聞いて、秋が話しかけてきた


「秋、この授業内容は何?まるで将来兵士になるような事を
教えてる気が・・・」


「そうよ?」


「え?」


「ここは、兵士を育てる為の養成所なのよ?
ちゃんと兵士になれば、生活には困らないし、家も貰えるわよ?
でも、命の危険は大きいけどね?w」


それを聞いて唖然とした
そして授業が終わり、放課後
那智は急いで帰った


「こんな学校!退学する!こんな場所にいたくない〜〜〜〜!」


「あ、那智!ちょ・・・」


「止めないで秋、私はこの学校から転校するからお別れよ!」


「そうじゃなくて、地雷踏んでる・・・」


「え?」


再び、ドッカーン!と音がして、那智の体が空中に吹っ飛ぶ
那智は、涙を流しながらこう言っていた


「ああ・・・普通のスクールライフを過ごしたい・・・」


それから、どうなったのかと言うと、結局保健室に運ばれたのでした
那智は退学を希望したら、先生が「退学とは何事だ!死刑に欲するぞ!」
と言われ、結局通い続ける事になってしまったのでした・・・


「逃げたい・・・」


「これからもよろしくね?那智w」


「嫌ああああああ!」


「これから楽しくなりそうね・・・」

美紀は、そう呟いているのでした・・・
これが那智の新しいスクールライフなのであった



⇒To Be Continued...

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