作者: タンポポ   2009年05月22日(金) 19時31分58秒公開   ID:ov6RKaAr3rc

そして三人と一匹は歩きだした。

そこは森の中。
道はない、森林の中を歩いているだけ。

たまに木々から見ている蛇や見たことのない昆虫、
本当に人間の世界ではないようだ、なぜならここに来たのは選ばれた人間。


「おい!私たちはどこまで行くのだ!疲れたぞ!」

セツナがわがままを言いだした。


「魔物が現れるまでにゃ!頑張るニャー」



「俺たちが何のために・・・・早くなんでも来やがれってだ!」


(さんにともつかれている見たいだニャー)


そしていきなり大きな音と同時に鳥たちが飛び立った。


後ろを見ると大きな魔物!



「うわ!・・・なんだこいつ・・・」

ユウは走って隠れた。


「戦うニャー!」



「戦うって言われても俺は無理だ。武器もねぇーんだ。」



「じゃーセツナ!頑張るニャー!」



「なにジロジロ見てんだ。私になにかついてるか?あ?」


(聞いてないニャー・・・)


セツナは落ちている木の棒と手に取り魔物にかかって行った。



「うせろぉぉぉぉぉ!」


ボカッ!!



ゴゴゴゴォォォ!

叫び声を上げて魔物は暴れだした。


ブルンと大きな手でセツナをつかんだ。


「ハ・ナ・セ・!!・・・この!」

セツナは暴れたがびくともしない。




つづく
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