天然天使の奏でる旋律 協奏曲第5楽章 |
作者: なぁび 2009年05月25日(月) 21時47分41秒公開 ID:muVbOcHJuVA |
「神崎さんは…幹彦くんのことが好きなんだよ」 ――…え? 「…澪姉が…みきひーのことを?」 「だから本人の前であんなこと聞いちゃダメ!あとそれっぽいこともダメだよ?」 …この仲が 「奏だって好きな人いるんでしょ?その人の目の前で聞かれたら答えられないんだから…」 いつまでもいつまでも 「とにかく今はあのままにしといた方いいかな?」 続くだなんて 「奏はどうする?これから。今戻るのも気まずいでしょ」 思っていた私は 「…奏?奏?奏ってば!」 バカだ 「…あ、わ、私、生徒会室行ってみる。なんか仕事あったっぽいし」 「そう?じゃあ、頑張ってね?」 「う、うん…ありがとう」 小さい頃の思い出なんて、そっと息を吹きかけただけで塵みたいにそこら辺にカケラみたいになって…散ってゆく そのカケラはどこへゆくのだろうか――…? 星降る夜、流れ星とともに カケラはどこへ行く ただの“記憶の断片”になってしまわぬよう 捕まえて…ずっとずっと あなたと共に |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |