見習い勇者〜エピソード2〜
作者: 真佐人   2009年06月01日(月) 18時19分04秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
勇者達は、まだまだ旅を続けています
本当に魔王の所まで辿り着けるのでしょうか?
心配になってきましたね〜


「何も心配する必要は無い!何とかなる!」


おいおいそんないい加減でいいのでしょうか?
まあ今のは置いといて、勇者達は湖に来ていました


「勇者様〜綺麗な湖ですね〜」


「本当です〜澄んだ水でとっても綺麗です〜」


「本当だ〜〜」


勇者達はうかれています
さっさと退治しにいけよとか思いますね〜


「さ〜て遊ぶぞ〜!」


勇者は、真っ先に湖に向かって走り出しました
まるで子供のようですね〜


「あ、勇者様〜待って下さいよ〜」


「わ〜い、私も遊びます〜」


おいおい魔王を倒すという使命はどうしたんだ?
勇者達は、湖に飛びこもうとしました、


「ちょっと待て!」


いきなり何所からか声がしました
勇者達は、声のする方を振り向くと、背中に
白い羽が生えている、RPGとかに出てくる天使その物でした



「あ・・・貴方は?」


「凄い・・・浮いてます・・・」


「あ、本当だ・・・」


勇者達が驚くのも無理がありませんでした
だって、湖の上に浮かんでいるのですからね〜


「私は、この湖を守っている天使だ・・・
この湖に何の用だ?」


天使は、何かえらく物騒な武器を構えて言っています
はっきり言って怖いです、はい


「え?俺達は、ただ気持ちよさそうだったら入ろうかと思っただけだよな?」


「え?ええそうですよ?」


「この湖にはいるだと?正気か?」


天使は、勇者の言葉を聞いて唖然としました
何故でしょうね〜?


「この湖はだな、入った者を一瞬で水に分解してしまう恐ろしい湖だ!
湖の名前は「一瞬湖」一瞬で水になってしまうからそう名づけられたのだ」


それは恐ろしい湖ですね〜


「その話・・・本当ですか〜?」


「確かに・・・そんな物騒な湖の名前、今、初めて聞きましたし・・・」


「そう言う嘘を言って、独り占めしてるだけじゃないか?」


おいおい天使の言葉を疑ってるよ
疑りぶかい人達ですね〜


「まあ疑うのなら構わない、だがな?あやまって落ちたって私は責任取らんぞ?」


天使は、そう言った後、湖に消えたのでした


「何だよ・・・天使が湖に入れるって事は、やっぱり嘘なんじゃん」


「そうかも知れませんね〜」


「じゃあ入ります?湖に?」


「う〜ん・・・どうするかだな」


勇者は、考えました
するとそこに一匹の兎が、湖に落ちたのが見えました


「あ、兎が・・・」

勇者は驚きました、何故ですかって?
それはですね〜兎が一瞬で水に入った瞬間、消滅したからですよ〜
天使の言っていた事は、嘘じゃ無かったみたいです


「どうしました?勇者様?」


「やっぱりこの湖、危険!やめといた方がいい!」


「ゆ、勇者様?何でそこまで熱く語っているのですか?」


勇者達は、結局、湖に入る事はやめたのでした
ちっ!入ると思ったのにですね〜


「何か言ったか!」


いえいえ何も言ってませんって?
勇者達は湖から立ち去ろうと決めたのでした


「む?お前ら・・・もしかして勇者か?」


あら?またまた誰かやって来たみたいですよ?
背格好からして、悪魔に間違いありませんね〜
悪魔って解りやすいし?


「げ・・・」


げって言っちゃいけませんね〜
一応勇者なんですからね?


「勇者様、また悪魔ですよ?」


「やっぱり悪魔は魔王の手下と決まっていますから、倒しましょう〜!」


「はあ?倒すだって?俺を倒せると思っているのか?」


悪魔って・・・同じような台詞ばっかですね〜
他に台詞とか無いんでしょうかね〜?


「まあ結局倒すしか無いのなら・・・倒すか・・・」


勇者はやる気無さそうですね〜
こら!しっかりせんかい!


「ふははは!俺はな?魔王様から特別に武器を頂いたのだ!勇者、覚悟!」


悪魔は、銃見たいなのをって・・・まるきっり銃じゃん・・・
ちなみに名前は「連射式スペシャル散弾銃」とか言うらしいです


「と、飛び道具!?」


「食らえ!勇者!」


悪魔は、、目標を勇者に絞って
勇者目掛けて発砲しました


「うわ!マジ死ぬ!てか飛び道具反則〜!」


「ゆ、勇者様〜弾の弾道を見切れば避けられます〜!」


「むちゃ言うな〜!そんな俺は達人じゃあない〜〜〜!!」


とか言いながら全ての弾をギリギリで避けています
おいおい達人の領域まで入ってるじゃないですか!?


「何?なんで避けられるんだ!?」


「俺にも解らないいい!」


これが危険を感じると体が勝手に動くと言う物なんでしょうかね〜?


「今度はこっちの番です!」


魔法使いは、杖を手に持ち、呪文を言いました


「口笛はなぜ〜顔をひそめるの〜歌声は何故〜私を待ってるの〜
教えて〜!エレメンタルボイス!」


はい?またまた変な呪文が出ましたな
杖から超音波見たいな波動が、悪魔に襲い掛かりました


「何だ!?この感じは!アルプスを思い出す・・・!」


悪魔はアルプスに行った事あるのでしょうか?
無いと思いますけどね?


「トドメを刺します!はあ!」


僧侶は、気合を溜めました


「はあ!爆砕烈火拳!」


は?貴方は僧侶ですよ?解ってますか?
僧侶は、力を込めて相手の急所と思われる場所にパンチを
叩き込んだのでした


「ぐふ!何だこいつは!」


悪魔は、吹っ飛んで湖の方に飛んで行ったのでした


「あ?あっちの方は・・・確か湖がある所だな」


「そうですね」


「湖に落ちたらどうなるのでしょね?あの悪魔」


さあ?私にも解りませんね?
やっぱり消滅するのでは無いかと思いますけどね?


「ぐは!な、何だこれ!ってうわあ!」


言った通りになったみたいですね?
悪魔は、ゴルフのホールインワーン見たくすっぽりと湖に落ちたみたいです


「あ、本当だ」


勇者達は、湖に落ちた悪魔を見ているのでした
すぐに悪魔は一瞬で消滅して、元の湖に戻ったのでした


「だから言ったんだ・・・この湖は恐ろしいってな・・・」


天使は、落ちた悪魔を見てそう呟いたのでした


「さって、こんな危険な湖からさっさとオサラバするか」


「はい、そうした方がいいですね」


「さあさあ気を取り直して、行きましょうか?勇者様」


勇者達は、旅に戻る事にしたのでした
さてさて、この物語、かなり続きますね〜うれしい限りですw
まあ勇者が魔王を倒せるのかどうか別としてですがね?


「てめえ・・・言いたい事はそれだけか?」


「勇者様、怒らないで、平常心でいてください」


「そうですよ、この先に見えるのを見て、落ち着いて下さいよ?」


僧侶は、前を指差しました
指差した方向を見てみると、一本道に谷があって、一本の橋があったのでした


「これ・・・渡るのか?」


「当たり前ですよ?そうじゃないと先に進まないですから?」


「あ、やっぱり?」


勇者は、嫌そうですね〜まあ所詮勇者だし?
怖がりなんでしょうw


「何か言ったか?」


いえいえ何も言ってませんよ?


「勇者様!渡って見ましょうよ?ここにいても何も始まりませんから!」


僧侶は、渡る気マンマンで言ってますね
彼女には橋が渡る途中に崩れたらって考えないのでしょうかね〜?


「・・・まあいいか、渡ったって別に橋が壊れる訳無いしな・・・」


勇者達は結局、渡る事にしました
最初からそうしろよ・・・とか思っちゃいましたねw


一方その頃
勇者達の事を発見した者達がいるのでした


「む?おい!あそこにいるのって・・・もしかして勇者達か?」


そうそれは、たまたま飛行中だった悪魔達なのでした


「もしかしてじゃなくて、あれは思いっきり勇者達であろう?」


悪魔達は思いました、これはよいチャンスだって
まあこの悪魔達に何が出来るかは解りませんけどね?


「奴等は、橋を渡るのか・・・良し!渡りきる前に倒してやるわ!フハハハ」


悪魔と言っても二人いるので、悪魔1と名づける事にしましょう
悪魔1はうすきみ悪く笑いました、見事な悪役っぷりですね〜


「まあ待て、いい考えがある・・・」


悪魔・・・さっき話したのと別の者なので悪魔2と名づけましょう
悪魔2は、何かを思いついたらしく悪魔1に何やら話す見たいでした


「まずこの橋の勇者達が渡りきる・・・つまりゴール地点に着いてだな?
勇者達が到着する前に橋を切り落とすってのはどうだ?いい考えだろ?」


そんな考え、悪役の人なら誰だって解ると思いますけどね?


「おお!それはいい考えだな!早速実行しよう!」


おいおい・・・マジでこの作戦成功すると思ってるよ・・・
悪魔達は、この考えついた物を「切り落とせ!悪魔の橋作戦!」と名づけ
早速現場に向かったのでした・・・



「勇者様〜早く渡って下さいよ〜」


「そうですよ〜こっちは待ってるの退屈なんですから〜」

「お前ら!ちょっとは怖がりとかしろよなあ!」


勇者の言ってる事も解る気もしますけどね?
だって落ちたら二度と助からないような感じだし、橋がぼろぼろですもんね〜
魔法使いと僧侶は、走ってもう渡りきっちゃった見たいですけど


「うう・・・何で俺がこんな目に・・・ってうわ!」


勇者は、足を踏み入れた所が落ちたので恐怖を感じたのでした


「あ、あぶねえ・・・落ちる所だった」


そのまま落ちても別に良かったんですけどね?


「おい?また何か言ったよな?」


いえいえ気にしないでください
勇者は、無事?に渡りきったのでした


「さって!、先を急ぐぞ!」


「解りました」


「了解しました、どんどん行きましょう」


勇者達は、そのまま先を進む事にしたのでした
一方、悪魔達はと言うと


「は〜っはっはかかったな!勇者め!これで最後だ!」


「そうだ!私達にかかればお前ごとき!簡単に倒せるわ!」


悪魔達は、橋に向かって大声で叫んでいるのでした
しかし誰もいません、まったく徒のあほな人達に見えますね


「って・・・いないじゃないか!」


「あ・・・?確かに、さっきまでいたのに・・・すれ違ったか?」


はい、すれ違いました
悪魔達が飛行中、黙々と歩いている勇者達がいたのですけど
どうやら別人と思ったらしく、そのまま通り過ぎたようです
やっぱりマヌケですね〜


「くそ!私達は罠に引っかかったのか・・・」


いやいや罠に引っ掛かってませんって、徒の遅刻ですよ
悪魔達は相談し、次こそは勇者達をやっつける事に決めたのでした・・・


〜第二幕〜

さてさて、前回悪魔達は勇者達撲滅作戦?に失敗したのでした
まあ、成功しないとは解ってましたけどね?


「おい・・・言いたい事はそれだけか?」


「我々の作戦は、たまたま失敗しただけだ・・・次こそは勇者達に引導を渡してくれる!」


そんなの事言って、大丈夫なんでしょうかね〜?
また、失敗するような感じもしますけどね〜?


「次の作戦は、こうだ!」


悪魔2は、何かを思い出したらしく悪魔1に言うのでした


「まずな・・・勇者達には二人の用心棒らしき人物がいる
そいつらを何とかしないと、こちらに勝機が無いような感じなのだが?」


「確かに・・・勇者と言えど、弱そうな感じだったからな・・・」


弱そうな感じじゃなくて、はっきり言って弱いんです


「だからまず勇者に付いている者を引き離して、一人一人で相手にすれば勝てると思うのだ」


「それは、いい考えだな?早速実行に取り掛かる事にしよう」


悪魔達は、この作戦を「勇者の仲間はぐれ大作戦!」と名づけ、実行する事に決めたのでした
一方、勇者達はと言うと?


「はあ・・・・ここ・・・・何所だ?」


勇者達の目の前には、壮絶な雪山が聳え立ち、いかにも寒そうな感じなのでした


「勇者様?ここを通るんですか?」


「どうしようか迷っている所だ」


「勇者様〜、雪山って事は、魔王がいる可能性がありますよ?早速行って見ましょうよ〜」


おいおい・・・本当にいると思ってるのでしょうかね〜?


「そうだな・・・まあここにいても仕方が無いし・・・寒そうだけど行くか」


勇者はそう言いました
まあ、寒そうって言ったって何も変わらないんですけどね〜


「じゃあ行きましょう〜」


「おお〜!」


勇者達は、結局雪山に入る事にしたのでした




「お?見つけたぞ?早速行動開始と行こうか?」


「OK、こっちは準備万端だ」


悪魔達は、勇者達を見つけたようです
さあ、これからどうなるのでしょうね〜


「勇者様・・・やっぱり寒いですね〜・・・」


「本当だな・・・」


勇者達は、吹雪の吹く中、歩きつづけています
そしてしばらくしてある事に気が付きました、それは・・・


「ねえ、勇者様・・・」


「何だ?」


「僧侶の姿が、見えてないんですけど?と言うかはぐれてしまった見たいなんですけど?」


「は?」


は?って言っても事実です
僧侶は、勇者達から見えないで、何所にいるか検討もつかないのでした
はっきり言って遭難ですね〜


「・・・・この場合、どうすればいいんだ?」


「探しますか?でもこっちが遭難する可能性ありますし・・・」


「そうだな・・・とりあえず先に進むか・・・吹雪がやんだら会えるだろう」


おいおい見殺しですか?酷い人達ですね〜
勇者達は、そのまま先を進む事にしたのでした
一方、僧侶はと言うと


「勇者様〜?何所ですか〜?」


僧侶は、大きな声で叫んでいます
まあ、叫んだって吹雪の中じゃ聞こえる筈無いんですけどね?


「ぐっはっはっはっは!見つけたぞ!勇者の一味だな?」


「お、お前は!」


僧侶は、ある者に出くわしました
それは・・・


「我は、魔王様に仕える悪魔なり!勇者の仲間と見た!勝負!」


悪魔1は、僧侶に向かって言いました


「魔王の手下・・・って事は悪ね?この私!僧侶に向かって勝負と言いましたね?
解りました!受けましょう!私は正義の使者ですから!」


え?貴方は僧侶じゃ無いんですか?
僧侶は戦う気満々で言っています


「なら!覚悟!」


悪魔1は、手から熱線を僧侶に向けて、発射しました


「はあ!っとう!やあ!」


僧侶は、それを余裕で避けてます
あの・・・だから貴方は僧侶なんですけど?
そんな軽々と避けられても・・・


「今度は、私の番です!はあああ!」


僧侶は、気合を溜めて、打ち込みました


「はあ!流星残像拳!」


はい?また変な特技が出ましたね?
僧侶は、素早い動きで悪魔に取り付き、一点に集中して拳を打ち込んだのでした


「ぐほ!何だこいつ!」


うんうんそうですよね〜
僧侶なのに、まるで武闘家みたいですしね〜?


「とどめを食らいなさい!はあ!!」


また気合を溜めて、拳に力を入れました


「はあ!真・夢想乱舞〜(しん・むそうらんぶ)!」


はい?どっかで聞いた事あるような名前の技ですが?


「ぐはあ!おのれ〜〜〜!!!ワシの命は永遠に〜!」


はい?変な台詞で、悪魔1は消滅したのでした


「ふう・・・悪を倒したわ・・・これで私の正義に燃える証が出来たようなものね・・・さて・・・勇者様を探さなくっちゃ!」


僧侶は、勇者の事を探すことにするのでした・・・


「あいつがやられたか・・・次は・・・私の番だ!」


悪魔2は、そう呟いたのであった・・・
さてさて勇者達は、今、雪山にいるのでした
猛吹雪が吹き荒れる中、黙々と前に進んでいます
まったくこんな所に、魔王なんて入る筈無いのですけどね?


「そんなの知るか!てか・・・寒い・・・」


「そうですね・・・本当に凍ってしまうような感じでもありますよ・・・」


視界は、吹雪で全然見えなくなっており、何所に魔法使いるのか解らないのでした


「大丈夫だ・・・前に進めば何とかなる!」


そうは言ってもですね〜?
吹雪が吹いているのに、前なんて解るんですか?

「何とかなる!」


そんな曖昧で言いのでしょうかね?
勇者は、どんどん先を進みました
先に進んでいくと、晴れてきて、吹雪が止んでいたのでした


「やった・・・この難関を突破したぞ!」


「あ、勇者様〜!やっと見つけましたよ〜」


別の場所から、僧侶が出現したのでした


「大丈夫だったか?それに一体、何所に行ってたんだ?」


「私ですか?私はですね〜強大な敵と激しく戦ってたんですよ〜
いや〜あの時は、どうなる事かと思いましたけど何とか勝ちました♪」


え?強大な敵って・・・悪魔なのにしかも、余裕でぼこぼこにしてたじゃないですか!?


「なんか表現に誤りがあるみたいだけど・・・まあいいか・・・」


勇者は、また何かこいつはやったんだろう・・・と思い、聞かない事にしたのでした


「あの〜勇者様・・・一つ聞きたいんですけど?」


今度は、僧侶が勇者に質問をしました


「魔法使いの姿が、見えてないんですけど?何かあったんですか?」


「今度は魔法使いかよ!」

勇者は、そう叫ぶ
まあ叫んだって、見つかるはず無いのだけどね〜
一方、魔法使いはと言うと?


「ここは・・・寒い・・・」


魔法使いは、勇者とはぐれてしまったので、雪山の中、一人で歩いていました


「一体、勇者様は何所に行ってしまわれたのでしょう・・・それとも私が迷ったとか?」


魔法使いは、考えました
何故はぐれたかを・・・しかし、答えが出ませんでした
魔法使いが、悩んでいると何所からか、誰かやって来るのでした


「お?見つけたぞ!勇者の仲間だな?」


それは、悪魔2でした


「な!?貴方は悪魔?どうしてここに!」


「そんな事は、どうでもいい!勇者の仲間め・・・覚悟!」


悪魔2は、手から剣を出現させました
まるでマジックみたいでした


「そっちがその気なら・・・こっちだって!」


魔法使いは、杖を取り出して、呪文を言おうとしました


「甘いわ!」


悪魔2は、素早く動いて魔法使いの持っていた杖をふっとばしました


「あ・・・・!」


「どうだ!これで魔法は、使えまい・・・覚悟!」


「・・・・・それはどうでしょうね?」


「な・・・・何?」


魔法使いは、不適な笑いを浮かべた後、呪文を言いました


「この力、神にささげよ無明の大地!(むみょうのだいち)エレメンタルストーン!」


はい?魔法使いは、杖も無いのに呪文を言いました
しかもなんか強そうな呪文をですね〜


「は?何故だ!何故、呪文が使える!」


「それはね?あの杖が、雰囲気を作る為の徒の飾りだったからよ!」


「はああ〜??何だそれ〜!」


悪魔2は、驚いた顔をしました
まあ無理もありませんね〜
魔法使いの放った呪文は、空から石ころ?見たいなのが降ってくるみたいな呪文でした


「何だ・・・こんな小さい石だったら、私は倒せんぞ?」


「誰が小さいって言いました?」


そう、魔法使いが言いました
それを悪魔2が聞いて、また上を向くと、さっきより二倍大きい石が
落っこちてくるのが解ったのでした


「え・・・?これって、隕石っぽいような・・・」


そうです、完璧隕石クラスです
大きい石は、悪魔2に直撃しました


「うぎゃあああ!あ、お星様が見える・・・」


メルヘンチックな事を言って、悪魔2は消滅しました


「ふう・・・なんとか終わったわ・・・さて、勇者様を探しますか・・・」


魔法使いは、ちゃっかり魔法でシールドを張って、衝撃を防いでいました
半径500mは消滅したというのに、おきらくな人ですね・・・
魔法使いは、歩き回って、やっと勇者達と合流する事に成功したのでした
その日、雪山の地形が少し変わった事、それが地域の事が書かれてある本に
いずれ載る事になるのでした・・・


〜第三幕〜


勇者達は、まだまだ旅を続けています
魔王の場所も解らないと言うのに・・・
無謀な人達ですね〜


「五月蝿い!何と言うと俺は、旅を続ける!」


勇者達は、洞窟がある場所に到着しました
その場所は、異様な雰囲気を漂わせており、何か出そうな感じの場所でした


「何か凄い物がいそうな感じの場所ですよ?勇者様」


「凄い物って何だ?」


「え?え〜っと火を吹くドラゴンとか、手で大木を切り裂ける猛獣とか?」


そんな恐ろしい生物は、現代にいないと思われるのですけど?
僧侶は、自身満々で言っています


「何でもいいですけど・・・入るんですか?勇者様」


「どうしようか・・・てか、入っても意味が無いような?」


確かにそうかも知れませんね、だって勇者達は魔王を倒す為に
旅をしているのですからね〜


「じゃあ入るのやめて、他の場所に行きましょうか?勇者様」


魔法使いがそう言った時、洞窟の中から一人の探検服を着た青年が出て来たのでした


「む?貴方達は・・・?」


その青年は、手にスコップを持ち、リュックサックを背負っていたのでした


「貴方は、ここで何してたんですか?」


「君達は・・・この財宝を採りに来た者か!」


「え?財宝・・・?」


「財宝・・・?」


「え?」


青年は、いきなり銃を構えて撃ちまくりました


「うわあ!何するんですか〜!」


勇者達は、急いで岩陰に隠れたのでした
青年は全てを撃ち尽くした後、こう言ったのでした


「ここの宝は渡さないぞ・・・って、あれ、私・・・何かしました?」


青年の顔つきが一瞬で変わって、穏やかな顔になったのでした


「あ・・・なんか大丈夫みたい・・・」


「怖かったです・・・、変な薬でもやってるのでしょうか・・・」


多分そうかも知れませんね


「すいません・・・私、何かしました?」


「ええ!十分しましたよ!もう少しで殺される所でしたよ!」


「え?す、すいません・・・ちょっと感情が高ぶっちゃって・・・」


「財宝って言ってましたけど、一体どんな財宝なんですか?」


「ああ、それかい?それは、紫宝石(しほうせき)がここに眠っているんだ」


「紫宝石(しほうせき)?」


「それは一体何なんですか?」


「紫宝石(しほうせき)とは、普通の宝石とは違うんだ、優れた剣の材料に使われている物なんだ
それを私は、集めて剣を作って貰って旅人に売っている者だ、まあ商人見たいな感じかな」


「そうなんですか・・・む?剣・・・?」


それを聞いた魔法使いと僧侶は、そっと勇者に耳打ちしました


「ねえ、勇者様、紫宝石(しほうせき)で剣を作ればいいんじゃないですか?」


「そうですよ、それがあれば魔王にだって勝てる気がしますよ〜」


「そうだな・・・ちょっと聞いて見るか」


勇者は、青年に話し掛けました


「あの・・・俺達も一緒に捜索して良いですか?」


「む?そうだなあ、いいだろう、見つけたら半分に分けますね」


「了解!」


こうして青年と一緒に勇者達は、洞窟内に侵入したのでした
洞窟内は、結構広く外の光に照らされて少し明るかったのでした


「え〜っとここを真っ直ぐ行くと・・・」


青年は、分岐点でどっちに行くか迷っていました


「真っ直ぐですね〜!」


「あ、そっちは・・・」


魔法使いは、真っ直ぐ進みました
そしてポチっと言うボタンらしき音がして、何か作動したのでした


「真っ直ぐ行くと矢が飛んでくる・・・」


ビュッっと音がして、矢が魔法使いの目の前を通り過ぎたのでした


「だから端の道を行く・・・あれ?大丈夫でしたか?」


「初めに言って下さいよ・・・」


「おいおい・・・罠が仕掛けてあるのかよ・・・」


「罠があるって事は、お宝がある可能性高いですよ〜」


勇者達は、先を進み赤いボタンと青いボタンがあって、行き止まりなのでした


「え〜っとここは、青いボタンを・・・」


「押すのね!えいっ」


僧侶は、青いボタンを押したのでした
するとゴーと音がして、上から水が落ちて来たのでした


「青いボタンを押すと水が流れるので、赤いボタンを押すべし・・・ん?どうしました?」


「もっと早く言って下さいよ・・・」


僧侶は、ずぶ濡れになりながら言うのでした
更に先を進んでいくと、広い部屋に出て、中心に宝箱がありました


「お?宝箱発見って事は、ここに紫宝石(しほうせき)があるって事かな?」


「そうじゃないですか?」


勇者達は、早速宝箱を開けました
中には紫色に怪しく光る宝石、紫宝石(しほうせき)が入ってあったのでした


「これが紫宝石(しほうせき)・・・」


「これで剣が作れますね〜」


「よし、これを持って脱出だ・・・・うぐ・・・」


青年は、急に苦しみだし、顔が変わったのでした


「ま、まさか・・・」


「おう!おめ〜ら!この宝は俺のもんだ!失せろ!」


青年は、再び顔を変え、凄い顔で銃を発砲しようとしました


「二重人格の人は嫌だ〜〜〜!!!」


「本当にそうです〜〜〜〜!!」


「きゃああ!さっさと逃げましょう!」


青年は、銃を乱射しながら追いかけて来るのでした
そして外に出て、又、性格が戻ったのでした


「あ・・・れ?又、私、何かしました?」


「思いっきりしたんだよぅ!」


勇者達は、青年に怒りをぶつけ、紫宝石(しほうせき)を貰って旅をするのでした
紫宝石を早速剣に加工して、使う事にしたのでした・・・
さてさて、勇者は、紫宝石(しほうせき)を貰い、剣を作ったのでした
それを構えて旅をしています、一方その頃・・・



「おい・・・」


ここは、何処かにあると言われる魔王が住まう場所、暗黒城
その場所にいる魔王が何か言っているのでした


「ちょっと聞きたい事があるのだが・・・」


魔王は、手下と思われる悪魔に言ったのでした


「なんですか?魔王様」


「これ・・・なんとかならんのか!」


そう言うのも納得がいきますね〜だって・・・
暗黒城ったら、物凄くぼろくて、雨漏りは確実になる穴は空いてるし
しかも、廊下がでこぼこだらけですぐ転びそうな感じじゃないですか?


「だって・・・、予算がありませんし・・・この場所って、結構不便なんですよ」


「く・・・これもあの勇者とか名乗る奴らのせいか・・・」


違うと思いますけど?
勇者は、この状況に絶対に関係無いですね〜


「お前!早速だが!、勇者達を倒しに行って来い!」


「え〜?何でですか?魔王様、勇者達が簡単に見つかるなら苦労はしませんよ〜」


「おい・・・もしかして、勇者達の居場所を掴めてないと申すのか?」


悪魔は、それを聞いてにこっと、笑うと、作り笑いでこう言いました


「はい!ぜん〜ぜん、掴めてません〜」


「それが笑いながら言う事かああああ!!」


魔王は、手に力を込めて、思いっきりぶっ飛ばしました


「さっさと探しに行って来い!」


「はい〜、解りました〜」


魔王は、悪魔を空高く吹っ飛ばして、見送ったのでした・・・
一方その頃勇者達はと言うと?


「この剣は・・・なかなか良い剣だな・・・」


「ええ、そうですね〜、でも・・・」


「でも、何だ?」


「この剣、紫色に光ってますよ?なんか怪しい感じがするのですけど?」


「ま、細かい事は、気にしない気にしない」


「そうですよ、使えれば何だってありですよ〜」


勇者達は、そんな事を呟きながら歩いていました
すると、広い平原に出て、川が見え始めたのでした


「む?ここは・・・」


「何か知ってるんですか?勇者様」


「いや、ここは良い風が吹いているのだなと」


「そうですね〜、気持ちいい風が吹いてます〜」


僧侶が、そう言った途端、まるで逆らうように、物凄い強風が
勇者達を襲ったのでした


「うわ!なんでいきなりこんな強風に!?」


「知らないですよ〜!何かあるのでしょうか〜〜」


「風強くて、飛ばされそうです〜〜」


ここで、説明しよう、この場所は、言った事が反対になると言う摩訶不思議な平原なのであったw


「何だよそれ・・・」


「じゃあ、言った事が反対になるとしたら、こう言えば良いんですね、ここは強風が吹いてる!」


魔法使いがそう言った途端、風がぴたりと止んで、無風になったのでした


「ふう・・・危なかった・・・」


「うかつにこれは、言葉を言っちゃいけませんね・・・」


「ああ、さっさとここから脱出しよう・・・」


「あ、勇者様!それを言っちゃ!」


「え・・・あ!しまった!」


そう、さっさと脱出しようと言ったので、この平原から脱出出来なくなったのでした
平原に薄いシールドが貼られて、まるで進む者を拒む見たいでした


「しまった!え〜っとこう言えばいいのだな!俺達はこの平原から脱出しない!」


勇者がそう言うと、薄いシールドが一瞬で消えて、元の平原に戻ったのでした


「こんな危ない平原は、さっさと脱出しないぞ!」


「はい!解りません!」


勇者達は、反対の言葉を言い合って、平原を脱出しようとしました



「見つけたぞ!勇者達だな?」


運悪く、平原を抜ける前に、悪魔と出くわしてしまったのでした
ついていない人達ですね〜


「ほっとけ!」


「お前らは、勇者達だな?」


「いえ、違います、俺達は、唯の旅人です」


「はい、そうです、私達は唯の旅人です」


「そうなんです、私達は、本当に唯の旅人なんです」


悪魔が、勇者達と言ったので、勇者達は自分達じゃないって事を言っているのでした


「嘘をつけ!、おっとここは、そういう平原だったか、じゃあ!お前らは勇者達じゃないな?」


「っち、ばれたか!いかにも俺達は、勇者メンバーだ!」


別に隠してないと思われるのですけど?



「勇者達じゃないな!なら、成敗しない!」


悪魔は、勇者達に襲い掛かるのでした


「勇者様、こう言えば良いんじゃ無いですか?」


「何だ?」


「こうです!悪魔は、私達に攻撃する!でも、悪魔は空の彼方に吹っ飛ばされないです!」


僧侶が、そう言った途端、悪魔は、何故か自分に攻撃して
そして空の彼方に吹っ飛んで行くのでした


「そんな馬鹿な〜〜!!」


悪魔が、そう言うのも無理が無いですね〜
だって何もしないまま、空の彼方に吹っ飛んで行ったんですからw


「やった!悪魔を倒してないぞ!」


「やってないですね!勇者様」


「さあ、さっさとこの平原から脱出しないでおきましょう!」


勇者達は、摩訶不思議平原を何なくクリアしたのでした
さてさて、勇者達は、摩訶不思議平原を抜けて、町の中に来ていました
町の名前は、「カーニバル」と言って、なんか楽しそうな町の名前なのでした


「なんか、ここ遊技場ばっかだなあ・・・」


「確かにそうですね〜、あ、さーかすと言う見せ物屋がありますよ?」


「本当ですね、なんか・・・ここ、結構楽しそうな場所ですね」


勇者達は、カーニバルと言う町で、色々と楽しむ事にしたのでした
おい・・・さっさと魔王退治しろよとか、言いたいですが、まあ
勇者ってかなり弱いですし、このぐらいの安息をあげたっていいでしょうね〜w


「おい!今、かなり失礼な事を言ったな?」


いえいえ、言ってませんよ?
勇者達は、さーかすと言う、見せ物屋の中に入る事にしたのでした


中は、円形状の建物となっていて、中央に舞台があるのでした
勇者達は、指定された席に座り、舞台が始まるのを待っているのでした


「勇者様?一体何が、始まるのでしょうね?」


「さあ・・・多分、何やらごつい男が出てきて、何か披露するのだろう」


そんな奴がいたら、見に来ないと思うのですけど?


「まあ、もうすぐ始まるみたいですし、気長に待ちましょう」


僧侶は、落ち着いた表情というか、満開の笑顔で座っているのでした
どうやら物凄く楽しみにしている見たいです


「そうだな・・・何が出てくるのか・・・ばっちり見るとするか・・・」


勇者は、ふ〜っと深呼吸をしたのでした
そして、すぐにショーは、始まったのでした
ショーの内容は、不思議な現象とか起こして、人々をびっくりしたり、させたりしたのでした


「おお!なんかスゴイな!」


「ええ、なんか楽しいですね〜」


「むむ?あれは、何でしょう?」


僧侶は、建物の天井を見上げました
天井には、いかにも悪魔?って格好な生物が張り付いていました
どうやら無料で、このショーを見ている見たいでした


「あのやろう!悪魔のくせに!あんな卑劣な手を・・・!」


悪魔だから、卑劣な手も使うと思うのですけど?


「俺も!ああゆう手を使えば・・・!」


それは、正義の者としては、いけないと思うのですけど?


「勇者様、あの悪魔を倒しましょ!あれは、人類の天敵です!」


「そうです!あれを倒さないと、人類に災いが降りかかります!」


「え〜?なんか面倒だな・・・」


おい!勇者の癖に、戦いをめんどくさそうに言うでしょうか?
まあ、弱い勇者ですからね〜臆病者なんでしょうw


「おい!今の取り消せ!くっそ〜!!こいつを倒せばいいんだな!」


これを逆恨みと言うらしいですね〜
勇者は、悪魔に目標を決めて、剣を投げつけました


「ぐは!何奴!」


悪魔は、剣をもろにくらって、天井から落ちました
それを見た観客達は、一斉にいなくなり、勇者達だけが残ったのでした


「む?せっかく見てたのに、邪魔するとは貴様達は何だ!」


悪魔は、自分に刺さった剣を抜いて、言いました


「誰かって?それはだな!お前等を倒す正義の者だ!」


「そうです!覚悟しなさい!」


「悪魔なんか!この世界からいなくなれです!」


「む?その格好、勇者達か!」


「人の話、聞けよこら!」


勇者がそう言うと、悪魔はまるで演技っぽく高笑いをしたのでした


「は〜っはっは、俺を倒すだと?笑わせる!貴様等なんかボコボコにしてやる!」


いかにもやられ役的な台詞を言ってますね〜
悪魔は、手から槍を出現させました


「む?戦う意思があるな!なら勝負!」


どうやって?と言いたいですね?
だって、剣は、悪魔が持ってるのに?


「何とかなる!」


何とかなったら、苦労はしないと思うのですけど?


「勇者様、私達に任せてください!」


「そうです!私達ならこいつに勝てます!」


おいおい・・・勝てるってはっきり言っちゃってるよこの人達
悪魔は、顔を真っ赤にして怒ってます、まあ無理も無いですね〜


「とりゃあ!!」


悪魔は、切れて勇者達に襲い掛かったのでした


「甘いわよ!エナジーストーム!」


魔法使いは、いきなり強風が巻き起こる術を悪魔に向かって、打ち出しました


「ぐはあ!、こんな物で俺がやられるか〜!」


悪魔は、術をもろに食らって吹っ飛ばされたけど、すぐに立ち直ったのでした


「とりゃあ!」


悪魔は、槍を思いっきり振り回し、勇者達に攻撃しました


「うわ!って痛った〜!」


勇者は、避けきれなくて、肩を怪我したのでした



「勇者様?大丈夫ですか?回復魔法をしますね!治癒能力(ヒーリング!)」


僧侶は、手を構え、回復魔法みたいな事をしました
それを見た勇者は、こう思いました


(やっと僧侶の普通の魔法が見れた気がするな〜・・・)


しかし、思っていた事とやってる事が違っていたのでした、それは・・・
怪我した所に消毒液を塗って、バンソウコウを貼ってるだけなのでした


「さって、修理完了、これで大丈夫ですよ?勇者様」


「ちょい待てこら!」


「何ですか?勇者様?」


「僧侶なら、ちゃんとした回復魔法使えよ!!」


「この方法の方が治りが早いんですよ〜」


「貴様等!俺を無視するな!」


悪魔は、物凄く怒っているのでした


「これでも食らえ!」


悪魔は、再び槍を構えると、勇者達に向かって、突っ込みました


「甘いわ!正義の鉄槌を食らいなさい!残像拳!」


僧侶は、拳を構えると、悪魔に向かって、素早く動き、拳をぶつけました


「ぐは!何だこいつはああ〜〜〜〜!」


悪魔は、どうやら衝撃には弱かったみたいで、簡単に吹っ飛ばされたのでした


「覚えてろよ〜ばいばいき〜〜ん!」


なんか何所かで聞いた事あるようなやられ台詞を言いながら、悪魔は消えたのでした


「やったわ!私達の勝利ですよ!勇者様」


「あ、ああ・・・」


その場には、勇者の剣しか残らなかったのでした
そして、どうなったのかと言うと
勇者達は、見せ物屋を破壊した者として、この町から逃げるように出て行ったとさ♪


「それが、笑顔で言う事かあああ!」


〜エピソード3へ続く〜
■作者からのメッセージ
真佐人です、はい、今回もかなり長いです。
まだまだ続きます、この物語は、是非読んでみてくださいませ
ちなみに作者として気に入ってるキャラは、僧侶です。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集