暗転日常02
作者: 零   2009年06月08日(月) 22時38分04秒公開   ID:NqbpUpPD62U
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 恋なんて真っ平御免。


 

 それが私的思考。






 暗転日常02
 
 〜寝坊したら誤魔化す〜







 AM 7:00


 低血圧なユイは遅刻するにも関わらず,まだ自寮のベットで夢の中。


 

 「ユーーイーーーーッ!!!遅刻してもいーの?!」


 と,ネクタイを上手く結べずイライラしているセラに言われる前は。


 その言葉を聞いて,ユイはむくりと起き上がった。


 実際遅刻も減点も,もしくは罰則も受けた事がないという何とも生真面目なユイは


 今までそんな事なかったんだから,やめよう。



 と思った訳だ。




  


 □■




 






 1限目の授業はグリフィンドールとレイブンクロー合同の魔法薬学だった。



 それも3年生と5年生の。



 珍しい事もあるもんだ,と思いながら


 ユイは隣にドカッと座った人物を一目見ようとした。




 くせがある黒髪に灰色の目・・・・・・・・・って




 


 「シリウス・ブラックじゃない・・・」



 そうボソッと呟いて,彼女はある事を思い出した。




 ―――そういえばレギュラス・ブラックも3年だったっけ



 ま,どーでもいいけどね――と思い,横の人物に





 「宜しくお願いします。ブラック先輩」




 
 と無表情で言ってやった。




⇒To Be Continued...

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