| ウズマキストーリィ ２ 光＝闇 表＝裏 |
| 作者： コバヤシ 2009年06月16日(火) 20時04分23秒公開 ID：Bd9jGYOzvN6 |
|
ルイ「レイ！レイ！」 懐かしの友があたしを呼んでる ここは・・・？ あぁ そうか ここは学校だ・・・ レイ「ん？」 廊下でルイがあたしに話しかける ルイ「頼む！理科のプリント写させて！・・・一生のお願い！！」 ルイが頭を下げる レイ「そのセリフ、今ので３２回目。」 ルイ「どうかお慈悲をぉ！！」 あたしは負けた ルイ「ありがとね！このプリント、授業終わったら返すから！」 ルイは行ってしまった あたしは何も言わず教室に戻る ルイとは小学校のころからの親友だ けど、中学校でクラスが分かれてしまった 二人で笑う日 泣く日 遊ぶ日が少なくなった あたしは自分でいうのもなんだが 他の人に出会うと拒絶反応を起こして なかなか仲良くなれない だからルイとだけ・・・ そんなことを考えているうちに放課後になってしまった レイ「・・・・・。」 ルイは一応生徒会（クジで）なので 今日は用事があり一緒には帰れない でも慣れていた 孤独に慣れてしまった自分を笑ってしまう それともこれは孤独なんかじゃないのかな・・・ 家に着く すぐさま自分の部屋に行き フカフカのベッドに飛び乗る ギシィッ！ ベッドが軋む あたしは自分の体重が重くなったことにショックを受けた その時だった ♪♪チャララリラン♪♪ 聞きなれた携帯の音 電話だろうか ♪♪チャララリラン♪♪ レイ「〜っっ！！」 あたしは乱暴に携帯を取った 相手はルイだった 時計はいつのまにか９時を回っていた レイ「ルイ？どうしたの・・・？」 ザザッ・・・！ 雑音が聞こえる ルイ「レイ・・・・た・・・けて・・・・あ・・・・ぅ・・・・・！！」 携帯に響く不気味な友の声 レイ「！！ルイ！？何！？今どこにいるの！！？」 ツー ツー・・・ 電話が切れてる あたしは家を飛び出て自転車に乗った なぜだろう・・・ 公園にいるような気がする・・・！ あたしは息が切れても 赤信号でも 走り続けた レイ「ルイ！ルイ！」 あたしはやっとの思いで公園に着く ブランコにルイの姿があった レイ「ルイ！！」 あたしはブランコに近づく レイ「どうしたのよ・・・？電話が繋がんないから心配して・・・。」 ルイはピクリとも動かない レイ「ルイ・・・。」 あたしはルイにそっと触れる バシュッッ！！ ルイの形をしたものは 一瞬にして砂になった レイ「る、ルイっっ！！？い、いやああぁぁぁぁぁ！！！」 あたしはわけがわからなかった あたしは腰が抜けてしまい立ち上がれない レイ「あ・・・あぅ・・・・。」 その時だった ？？？「その子はあなたの友達？」 あたしは声のする方を振り向く リナ「こんばんはｗ私はリナでぇす！！」 あたしは怒りがこみ上げてきた あたしはリナと名乗る女性につかみかかる レイ「ふざけるなっ！！」 リナ「何を？」 レイ「この状況で笑ってるってことはお前がやったのか！！！」 リナ「・・・・。」 レイ「答えろっっ！！！」 リナ「その犯人を見つけるのが私達の役目なの。」 リナという女性があたしの手を軽々ほどく レイ「役目・・・？」 リナはニッコリ笑う レイ「ついといで。そしたら教える♪」 レイ「この砂は・・・！」 リナ「あなたのお友達ではないわ。ただの砂よ。」 レイは砂を落とす レイ「じゃあどこにっ！？」 リナ「だからぁ・・・ついといでｗｗ」 あたしはこの怪しい人について行くことにした 大丈夫だろうか・・・・・・ |
|
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |