ウズマキストーリィ 3 ファクト
作者: コバヤシ   2009年06月17日(水) 20時14分12秒公開   ID:Bd9jGYOzvN6
レイ「ここは・・・。」


あたしはリナという女性にある建物に連れて行かれる


リナ「ん〜?ここはね、私達のアジトみたいなぁ〜??」


レイ「はぁ・・・。」


リナ「とにかく今はこっちにおいでw」


リナは軽く笑う


あたしはリナの背中を追った


リナが羽織る黒のカーディガンが不安をあおった


レイ「あの・・・お姉さん・・・。」


リナは振り向く


リナ「リナでいいわよ♪なぁに??」


レイ「ルイはどこに行ったんですか・・・?」


これが一番聞きたかった


リナの顔が険しくなる


リナ「ルイちゃんはね、天国でも地獄でもない所に行ったの。」


レイ「・・・?」


意味がわからない


レイ「死んではいないんですか?」


リナ「・・・ええ。」


あたしは心の中に希望を感じた


レイ「じゃ・・・じゃあ!ルイはっ!まだどこかで生きているんですか!!?」


あたしは心の高ぶりを抑えることが出来なかった


リナ「いえ・・・保障はできないわ・・・。」


あたしは一気に沈む


レイ「保障はできないって・・・。」


リナは微笑む


リナ「さっきは笑って登場してごめんね・・・。私は・・・私は・・・。」


レイ「あ!いえ・・・!そんなに落ち込まないで下さい・・・。」


リナの顔がほころぶ


リナ「じゃあいいわww」


レイ「え?・・・あ。・・・はい・・・。」


なんて軽い人なんだ・・・!


レイ「あの・・・ルイの形をした砂は・・・。」


リナ「その前に着いたわ!」


あたしはリナの背に向けていた視線を周りに向ける


そこにはたくさんの人がいた


リナ「ここはね、あなたのような人達が集まってるの。」


あたしのような人・・・


リナ「リノ。こっちおいで。」


リノ「はーい。」


自分より一つ年下ぐらいの男の子がやってきた


リナ「詳しいことはこいつが説明するからw私は忙しいのでバイ♪」


リナは行ってしまった


レイ「あ・・・・。」


リノ「お姉さん名前は?」


レイ「れ・・・レイ。」


リノ「俺はリノ。ヨロシクね☆」


レイ「よ、よろしく。」


明るい子だな・・・


リノ「レイは何歳?」


いきなり呼び捨て!?


レイ「ん・・・中学1年生・・・。」


リノ「ちぇ・・・俺より一つ年上だ〜。」


レイ「6年生?」


リノ「うん。でも学校は行ってないよ。」


いいのか?それで・・・


リノ「レイも時期に行けなくなるから安心してな。」


え?


レイ「え!それってどゆこと・・・!?」


あたしはリノの腕を掴む


リノ「忙しくなるってこと。アレを見たら安心して学校に行けないよ。」


レイ「アレ・・・?」


リノ「え?レイ、見たんでしょ?姿砂(しさ)。」


レイ「姿砂?」


リノ「あの砂のこと。」


レイ「あ・・・。」


あたしはルイを思い出す


あたしは声を振り絞った


レイ「どういう人が砂になっちゃうの・・・?」


リノは考え込む


リノ「欲望を持つ者ならみんな対象だよ。」


レイ「欲・・・望・・・?」


リノ「そう。」


欲望・・・


ルイの欲望・・・


レイ「欲望がある人はみんななの?」


リノ「んーん。姿砂神様にお願いして課題をクリアしなきゃ砂にされちゃう。」


レイ「姿砂神様・・・?」


リノ「うん。姿砂神様の課題をクリアすれば欲望が叶い、出来なければ・・・。」


レイ「砂・・・・・・・。」


あたしはルイの欲望なんてわからなかった


ルイ・・・


なんでもあたしに言ってよ


友達なのに・・・


こんな真実


受け止めたくないよ・・・


ルイ・・・


願望って何?


姿砂神様にお願いするほどのモノなの?


そんなに叶えたかったの?


ねぇ


答えてよ・・・


消えないでよ・・・































今ならルイのすべてを受け止めれるよ・・・

















■作者からのメッセージ
友を失い、真実を知るレイ。
姿砂神様とはなんなのか・・・?

次回!レイが姿砂神様がいる神社に行きます!
見てね!!(。^∀^。)

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