妖怪学校と人間の私〜6〜
作者:   2009年07月02日(木) 07時38分54秒公開   ID:/OPFohzmWlY

「うわーーーーーーーー助けて――――」




「うるせぇよ!ほら!北の方みてみろ!」




「え?・・・・・・わっ!!」




「魔界の入り口だ!キレイだろ?」




「わー!オーロラだ!!」




「魔界人のくせに・・・聞いたことぐらいあるだろ?」




「へ?あ、うん!」




「あれは魔界人にしかみえないものだ。」




(え・・・?私、人間なんだけど・・・・・)




「どうかしたか?」




「え!?人間には見えないの?」




「あぁ、人間は一生見る事の出来ないものだ!」




「へー・・・」




「よっし返るか?」




「え?どこに?」




「魔界にきまってんだろ?」




「えーーーーーーーーーーーーー!!」




「帰らないのか?」




「うん・・・・あとでいくよ・・・先行ってて!」




「何言ってんだ!いくぞ!」


ビュン!



「え?ちょ、ちょっと!」




「おまえさー明日香って言ったよな・・・・」




「そうだけど、どうかした?」




「父親の名は?」




「浅田香。だけど・・・。しってるの?」





「やっぱりか・・・お前は半身半妖だ。人間と魔界人のな。」




「じゃ・・・お父さんが魔界人?!」




「そうだ!お前の父親は吸血鬼、アスカ・カオリ-ト。」




「そ、そんな・・・・」




「お!魔界に着いたぞ!おまえはとにかく吸血鬼だ、今は吸血鬼を狙う奴等がいる。だからおまえは、自分の身をかもれ。」




「そんなこと言われても・・・。」




「大丈夫だ。そのうち自分の能力にきずく。」




「うん・・・。」





「そいつらの特徴は皆仮面をかぶってる集団だ。」




「目的は何なの?」




「それはわからん。でもおまえはカオリ-トの娘だ、なおさら狙われる。」




「じゃ・・・ここにいない方がいいじゃない!」




「お前は俺のパートナーとして生きるんだ!」




「俺とひとつになれ!!」




「え!!何言ってんのよ!無理よ!」




「無理じゃない!」



「ひとつになったとしてそうなるのよ!意味わからないから!」



「お前が俺の血を体内に、俺がお前の血を体内に入れる。」



「やだよ!私牙なんてない・・・・牙なんて・・・」



「魔界に来たときからあるせぇーおまえ!」



「えーーーーーー!!」



「分かったろ?どうなるか分からないんだ!やるしかねぇ!」



「・・・・・うーん」




「おれがまずお前に口で移すから、全部おれがやってやる!」




「く、くち!!・・・・・」


バタッ!!



「お、おい!・・・・気絶してやがる。そっちの方がやりやすいか・・・・」




つづく
■作者からのメッセージ

これからどんな展開になってしまうのか!!


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