暗転日常03
作者: 零   2009年06月12日(金) 23時09分20秒公開   ID:NqbpUpPD62U
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 ホグワーツのイイ男って



 どうせ,外見だけでしょ?




 


  暗転日常03





 緑も香る梅雨真っ盛りの此の頃,



 レイブンクローの3年生,ユイ・クロノスは非常にイラついていた。




 なんせ,不愉快極まりないと言わんばかりに寮生に愚痴っていたくらいなのだから。




 

 「あーーもう嫌」




 バンッとレポートの用紙を叩きつけてソファーにごろりと寝転ぶユイ。


 そんな彼女を宥めすかせるのはユイの友人,セラ・ルシファーである。





 
 「ちょっとーー!どうしたのよユイ」



 
 
 昨日のバタービール片付けるの大変だったんだからねー!と叫ぶセラに対し,


 ユイは腕を上に伸ばして変身術の教科書を見ていた。



 暫く悩ましげな顔をしていたセラだが




 「あっ」と何かを思い出した様でにやにやしていた。



 「何?気持ち悪いよ」



 「あんたって奴は・・・・・・お昼の後の飛行訓練が嫌なんでしょ」





 途端に教科書がバサッと落ち,ユイはわなわなと震えていた。




 


 図星である。







⇒To Be Continued...

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