見習い勇勇者セカンドストーリー〜エピソード8〜
作者: 真佐人   2009年07月18日(土) 17時03分14秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて前回、リュート達は、新しい敵と出会ったのでした
そして、今は草原を歩いています、でも〜一体何所に向かっているんでしょうね?


「そんなの知るか、こっちに邪悪な気配がすると言ってたから向かっているんだ」


それじゃいつまでたっても、魔王の所には辿り着けない気がするけどね〜w


「だったらどうしたらいいんだ!」


「そうよね・・・とりあえずこっちで合ってるのかも疑問だしね」


「確かにそうですね」


「でも、何も情報無いから、行くしかない」

結局、リュート達は北の方向に向かいました
北の方向へ歩いていくと、砂漠が見え始めました


「あ、砂漠だな・・・」


「ほんとね?遠くの方に何か見えるけど、あそこに行って見る?」


「そうだな・・・他に行く所無いしな、とりあえず行ってみるか」


「そうですね、早速行きましょう」


リュート達が歩いていると、前から誰かやって来ました
それは・・・


「見つけたぞ、勇者の末裔ども!」


毎度お馴染み、変人獣人のレーターでしたw


「おい、誰が変人だ!」


だって〜、何回も復活してるし?はっきり言ってゾンビだしね〜?w


「また、お前か・・・何しに来たんだ?」


「何しにだと?決まっている!お前らを倒しに来たのだ!」


「やっぱり?どうする?リュート?相手する?」


「そうだな、今回は俺が戦ってみる、いっつもククルやマゼンタにまかせっきりだったから」


「そうですか、リュートさん、絶対に負けないで下さいね?」


「負けても回復してあげないわよ〜?回復魔法覚えてないし?」


「おいおい・・・ま、こんな奴に負けたら旅してる意味無いもんな」


マゼンタさん何気に酷い事言ってますね〜?でも、初めて一人でリュートが戦う事になったみたいですね?リュート勝てるのかな?ま〜解りませんけどw


「俺が、こんな奴に負ける筈が無いだろ!」


何気に酷い事言ってますね?あ、ほら、レーターの奴顔を真っ赤にして怒ってるしw


「こんな奴だと?許さん!倒す!覚悟しろ!喰らえ!獣狼波!」


説明、獣狼波とは?爪で空を切り裂き、相手にダメージを与える
まあ、爪でひっかくを豪華に言ってるだけですね?


「そんなの・・・間単に避けられるな」


そうなのでした、リュートは、か〜んたんに避けました
そりゃ避けられるでしょ、だって一直線にしか攻撃してないからですね〜


「く、なかなかやるな・・・」


あの〜何言ってるんですか?リュート何もやっていないんですけど?


「今度は、こっちから行くぞ!とりゃあ!食らえ!十文字斬!」

リュートは剣を持ち、十字に切り裂きにかかったのでした


「前と同じ手を喰らうか!獣狼波!」


「何!」


リュートの剣とレーターの爪がぶつかり、せめぎ合いになったのでした


「どうした?勇者の末裔の力は、こんなもんか?」


「く・・・っと言いたいけど、俺の勝ちだな」


「は?」


「足元ががら空きだ!とりゃ!」


リュートは、足払いをかけてレーターを転ばしました


「む!」


「喰らいやがれ!」


「ぐああああ!」


リュートは、レーターの胸に剣を突き立てました
レーターは、悲鳴をあげて倒れました


「な、俺の勝ちだったな」


「ほ〜さすが、でもまあまあね?」


「は?」


「最後までトドメをささなくちゃwえいwエレメンタルファイヤーw」


マゼンタの魔法により、レーターは灰になって、消滅したのでした


「このぐらいやらないとw」


「・・・・ま、いいけど・・・」


結論、一番酷いのは、マゼンタと言う事ですねw恐ろしい・・・



「と、とりあえず敵は倒しましたね、先に進みましょうか?リュートさん」


「あ、ああそうだな」


リュート達は、砂漠の奥に見える建物目指して、進む事にしたのでしたとさ
一方、レーターはと言うと?


「ぐ・・・ふふふふ、我、蘇ったり!」


おいおい、また復活してるよ?この人、本当にゾンビですか?



「さあ、勇者の末裔勝負だ!・・・・って、いない・・・」


そうなのでした、リュート達は先に行ってしまって、レーターだけがその場に残ったのです、な〜んかかわいそうですねw


「逃がしたか・・・さては俺を恐れて逃げたな?」


それは断じて違います、はい


「待っていろ!勇者の末裔よ!俺が倒すからな?は〜っはっはっはっは!」


レーターは、そう叫んでいるのでしたとさ


〜2〜



さてさて前回、砂漠で何故かレーターと戦う事になったのでした
そして、余裕でリュート達は勝っちゃいました


「余裕か・・・?」


余裕ですよ〜?まったく、正義の者としてリンチ見たいな事していいんですかね〜?


「五月蠅い!」


まあそれはさて置き、リュート達は砂漠の奥に見える建物を目指しています
そして数十分後、建物に辿り着きました


「ふ〜・・・暑いな」


「確かにそうですよね・・・まあ砂漠ですし・・・」


「な〜に言ってんのwこれぐらい大丈夫だって?それに建物が見えたわよ?あれ?・・・」


「どうした?マゼンタ」


「建物って・・・城?」


「ん?・・・あ、ほんとだ」


リュート達が見た建物は
おっきな白亜の城でした
近くに町があり、城下町だと思われますね〜w


「と、とりあえず寄ってくか?」


「そうですね、魔王の情報とかあるかも知れないですし」


「とりあえず行って見ましょうw」



リュート達は、城下町に入ったのでした
オラクル城下町
中に入ると、人々が何故か土下座しているのでした
はっきり言って変ですねwはいw


「何でこの人達、土下座してるのでしょう?」


「さあ?何かの宗教じゃないか?」


「あ、城から誰かやって来た見たいよ?」


確かに城の方角から兵隊の格好をした男と
派手なドレスを来た女性がやって来たのでした


「ひかえれ〜!わが国の皇女、カナリア姫のお通りだ〜!」


兵隊の格好をした男がそう言いました



「お〜っほっほっほっほっほ!」



その光景を見ていたリュート達はというと


「なあどうする?」


「どうするって・・・」


「私達は土下座なんかしないわよ?ここの住民でも無いしね?」


「そうだよな、とりあえず様子を見るか・・・」

そう言っていると、カナリア姫と呼ばれた女性がリュート達に話しかける


「ちょっと貴方達!」



「はい?」


「何で土下座しないのよ!私はとっても不愉快だわ!ハルト!」


「は、姫!」


「この無礼者達を解らせてやりなさい!」


「了解致しました!」


ハルトと呼ばれた兵隊は、リュート達に近づきました


「ちょっと向こうへ・・・」


「え?」


「ここじゃ話せませんので、どうかお願いします・・・」


ハルトはそう話しかけてきました
リュート達は不思議そうにしていましたが、カナリア姫から遠く離れた場所に行きました



「あの、一体何ですか?」


「貴方達、ここの住人じゃないですね?」


「はい、そうです」


「それじゃここの風習は知らないのも当然ですね?」


「ええ、まあ知らないって言えば知らないわね?」


「では、教えます・・・ここは、オラクル城下町と言って砂漠にある国です、ここでは姫、つまりカナリア姫の言う事が全て正しいと言う事になっているんです」


「じゃあ、さっき町の皆が土下座してたのは・・・」


「はい、姫様が「私が出かける時、町の皆は土下座して向かえるように」って言われて・・・それであ〜ゆう風になっているのです」


「なんかやな女ね?カナリア姫って」


「そうですね、皆、むかつくとか思ってないのかな・・・」


「いや、皆さんいつかこらしめてやろうと思ってはいるみたいですけど
それは無いです、何故なら、この国の王が娘の我侭つきあってくれてありがとうと言ってくれるんですよ、町の人々は王様の事が好きですから、暴動とか今まで一回も起きた事ありません」

「そうですか、この国、大変そうですね・・・」


「はい、もうちょっと姫様が優しい性格になってくれればいいんですけど・・・」


そう話していると、当の本人がやって来ました


「ハルト!何の話をしていたの!」


「は、この者達にこの国の事を教えていたであります!」


「そう、ならば私の前に・・・ん?」


カナリア姫はリュートの姿を見て、考えてました


「ん?何?」


「その金髪の髪に青い瞳・・・もしかしてもしかして・・・」



「はい?」


「貴方!」


「わ、びっくりした!いきなり大声上げないでよ」


「貴方、伝説の勇者さまだったりしますか?」


「は?伝説って・・・俺はまだ伝説になってないけど・・・」


「まだって事は、勇者の末裔ですか?」


「一応そうなるけど・・・」


「そうですか!私は待っていました・・・勇者様が来るのを、あ、あのもしよろしければ私のお城を見学して下さい」


「どうする?リュート」


「そうだな・・・まあこの国の王様とか会ってみたいし、いいんじゃないか?」



「もしかしたら料理とか出るかも知れませんね?とりあえず行って見ましょう?」


こうして、リュート達はカナリア姫に連れられて、お城に向かう事にしたのでした
リュート達がカナリアに連れられている頃、オラクル国にやってくる者がいました



「勇者の末裔め・・・もしかしたら、あの国にいるかもしれないな・・・よし、ここは仲間を呼んで、攻め込んでやる」


話したのは、変態獣人のレーターでした


「誰が変態じゃ!」


だって、普段の格好からにして怪しいですもんw


「これもそれも勇者の末裔どものせいだ!覚えていろ?」


それをやつあたりと言うのでは?
レーターは、そう言って、オラクル国に向かう事にしたみたいです
でも仲間って一体誰なんでしょうね?ちょっときになりますが・・・


〜エピソード9に続く〜

■作者からのメッセージ
この物語も八章目突入です。
今回は強烈な個性の持ち主、砂漠の姫カナリアとの出会いから始まります。
この物語もまだまだ続きますので、よろしければ最後まで見てみてくださいませ
今は、これの他に何か新作かこうかな?とか少しおもっています〜

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