見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード9〜 |
作者: 真佐人 2009年07月20日(月) 12時21分37秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
さてさて前回、リュート達は砂漠の国 オラクルに辿り着いて、そこの皇女様にお城に案内される事になったのでした 一方その頃・・・ 「ねえねえ、あそこに行ったらなんかあるの?」 「そうだ、あそこに見える国に、勇者の末裔がいるのだ、これも魔王様の為、滅ぼしてくれる!」 「何で、そんなにはりきってるのかな?なんかあったの?あいつらと」 移動しながらそんな事を話していたのは、 お間抜け獣人のレーター君ともう一人、新しく登場したナナでありました 「くぉら!誰がお間抜け獣人だ!」 だってほんとの事ですよね〜いっつも負けてるんですからw 「まあいい・・・今こそ、勇者の末裔を滅ぼす!ナナ、お前も手伝うのだ!」 「何で?」 「・・・・」 その場は沈黙しました 「お、お前は何しに来たんじゃああああ!」 「う〜んと・・・暇つぶしw」 「・・・・」 レーター君ったら、呆れてますね〜まあ当然かな? 「ま、まあいい・・・とりあえず行くぞ」 「了解〜w」 結局、行く事になったみたいですね? レーター達は、オラクル国に向かう事にしたのでした 一方その頃・・・ 「ここが、私の住むお城です、勇者様」 「近くで見ると、やっぱり大きいな」 「そうよね〜、でも、何でこんな所にお城なんか建てたんだろ?」 「さあ・・・私にも解りません」 「とりあえず中に入って下さいませ、お城の中を案内します」 リュート達は、オラクル国の近衛兵、ハルトに城の中を案内されたのでした 城の中は大きい城にふさわしく、広かったのでした 「え〜っとここが、客間でこっちが食事室で・・・」 「ねえ・・・」 「何?マゼンタ」 「あの人、ここ広すぎて、何処に何があるか解ってないんじゃない?」 「そうですね、だって手に隠し持っている紙、見えてますし」 「あ、ほんとだ」 リュートは、言われた通りにハルトの手を見ると 確かに一枚の紙があったのでした 「確か・・・あ、ここですここが王の間です」 「ここまで案内ご苦労様、ハルト、もう下がって良いわよ」 「はい、了解しました」 そう言ってハルトは、いなくなりました 「さあ、私のお父様に紹介します、勇者様」 「あ、ああ・・・」 リュート達は、カナリアに言われて、王の間に入ったのでした 王の間には、王冠にマントを羽織ったカイゼル髭の男が、椅子に座っていました 「あれが・・・王様?」 「そのようね」 「私・・・思うんですけど・・・」 「何?ククル」 「王様にじゃなくて、執事に見えます・・・」 「あ、ほんとね」 そうなのでした、服装を変えると確かにどっかの大金持ちの家に働く執事に見えるのでした、つまりはっきり言って、王様には見えないって事ですね〜w 「ん?お帰り〜カナリア、今日は早いな?何かあったのかな?」 「ただいまお父様、今日ね?伝説の勇者様をお連れしたのw」 「何?勇者・・・?」 王様は、リュート達を見ました 「ど、ども〜・・・」 「お前達が、勇者パーティか?」 「そうよ?こっちのリュートは正真正銘勇者の末裔よ」 「証拠はあるのか・・・?お前達が本当に勇者の末裔である証拠が」 「証拠・・・あります?リュートさん?」 「証拠・・・?証拠と呼べるような物は・・・」 あの〜何か忘れてませんか?多分あると思いますけど? 「まさか!」 「お、お父様?」 「な、何?」 「私の娘を誘惑する為に嘘をつきよったな!!」 「は?」 本当に何を言っているのでしょうね? 「な、何言ってるの!お父様!」 「い〜や、私は騙されないぞ!」 なんかやばそうな展開になってきましたね〜? リュート達は、どうするのかな? 「ほ、ほらリュート、なんか出しなさいよ?リュートが勇者の末裔である証拠を」 「そんな事言われてもなあ・・・何かあったっけ・・・」 「早くしてください、なんかあの人凄い目で睨んでますよ?」 リュート達が話していると、ハルトがやって来ました 「おお、ハルト丁度良い所に、この者達を・・・」 「王様!大変です!」 「な、一体どうしたのだ?」 「怪しい奴がここにせめ込みました、町を破壊し続けています!」 「な、何だと!」 「それってもしかして・・・」 「もしかしてさ・・・あのレーターとかじゃない?」 「多分そうだと思います」 「破壊しながら「勇者の末裔は何所だ!我が名はレーター!出て来い!」と言っております、一体何の事でしょう?」 「私に聞かれてもな・・・レーターとは何者だ?それに勇者の末裔って」 それを聞いたリュート達はと言うと 「やっぱりあのレーターか・・・」 「行きましょうリュート、今度こそやっつけるわよ」 「確かに何度も復活したらむかつきますもんね」 うんうんそうですよね〜w 「行くぞ!」 「あ、勇者様、どちらに・・・」 「悪者退治だ!」 そう言って、外に出て行ったのでした 「もしかして・・・本当に勇者の末裔か・・・?」 王様は、そう呟いていたのでした・・・ 〜エピソード10に続く〜 |
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