暗転日常05
作者: 零   2009年07月20日(月) 17時32分18秒公開   ID:NqbpUpPD62U
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 とある寮の先輩は、




 
 一言で表してしまえば完璧らしい。









暗転日常05









 「で?その先輩が何」



 カッターシャツ1枚に黒のスカートという身軽な格好をして、

 湖の近くの木の上で一休みをしていた少女―――ユイは「私は不機嫌です」とでも言う様に


 その灰色味がかかった黒い瞳をしばかたせて問うた。





 ユイの隣に立っていた淡いブロンドの髪が目立つ少女は目を白黒させて絶叫する。



 


 「えぇえーーーっ!!あんた、黒崎先輩を知らないの?!」


 「ちょっ・・・・・・セラ煩い




 ユイの情報の遅さに思わずぺたりと座り込むセラ。



 「(まさかこの子がこんなに無知だったとは・・・)」



 



 仰天ものだ。

 
 と、セラはつくづくそう思った。







⇒To Be Continued...

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