ジュエルプリンセスshinig 第14話 裏切り |
作者: 夏姫 みの [Home] 2009年07月20日(月) 18時51分34秒公開 ID:TjDIyMaTPgQ |
最終的には 僕が 生徒会を 裏切ることになる。 そうゆう運命なのだろうか? 「今日も 「最近、学校に来てないよな?」 「もしかしたら、誰か秀様をいじめたりしてないよね?!」 「そんなことはないよー」 「そうだよね。まさか不登校じゃないよね」 「そうだよー」 最近、秀くんについてクラスの皆が話している。彼は2週間ほど前から学校に来ていない。原因は、まだわからないけどね。でも嫌な予感だけはすると、私は思う。 「 「 有紀くんは、微笑んで私のほうに向かってきた。外見は微笑んでいても、内心はとても悲しいと思う。なんだって生徒会の一人だから。 「最近、 有紀くんは寂しげな顔をして発言した。秀くんは無口無表情で、発言も少ない。でも、私にはなんとなくだけど、彼は皆に打ち解けてきたような様子なんだよね。 「どうしたんだろうね。何かあったことは確信しているの。だけど、その『何か』が引っかかるんだよね」 「それ、ボクも同感です」 有紀くんは、微笑から真剣な表情に変わった。そして 「確かに、なんだか引っかかるんです。 そういわれてみると……。あ! あの時…… 「あ、あれ?!」 「ど、どうしたんです?」 「なんで、秀くんのハンカチが落ちているんだろう? 普通は落ちてないはずだよ??」 「なんだか怪しい、な。もしかして、秀は敵なのか?」 「でも、哀瑠さんは消滅しましたよ? あの時、由梨さんも一緒に…」 「いや、哀瑠さんがまた、復活した可能性もありますわよ?」 「私が秀くんのハンカチを拾ったときのことを言ってるの?」 私は有紀くんに問いかける。有紀くんは黙ってうなずいた。 「うん。あの時から、どうもおかしいと思い初めてね。仲間……生徒会の一員を疑うのは嫌だから、なるべくそのことは口に出さなかったり、聞いてないフリをし続けたんです。でも…」 有紀くんは言葉を詰まらせた。よほど、生徒会の一員がいなくなって悲しいのだろう。私も同じだよ、有紀くん。今にでも泣いちゃいそうだよ。 「学校に…来て欲しいな」 秀くんの身に何が起こったんだろうか? しかし それを知るのはもうすぐだった。 ☆ ☆ ☆ 「秀」 「なんですか、 僕は、少し冷たい視線で言う。やっぱり間違ってる。こんなことして何が楽しいのだろうか? 僕にはわからない。 「 「!!」 僕は言葉が出なかった。でも……僕は敵。本来は、生徒会に進入して 「……どうしたのかしら? 秀。あの子達に毒された? 秀……貴方は敵なのよ。本来は生徒会を妨害する役目なのよ!!」 秀の返事は…… 「――わかりました……」 だった。逆らえないのだ。もし、この場で逆らったら何をしだすかわからないのだ。 「よろしい。放課後、生徒会の下校時間を狙うのよ。いいわね」 秀は言い返すこともできなかった。そして、哀梨は戸を閉めた。 「間違ってる……! こんなの……」 秀は奥歯をかみ締めた。逆らえない自分が悔しかった。 秀にとっては約束の時間――生徒会が下校する時間になった。 やらないと……。 「ジュエリーチェンジ、ナイトラピスラズリ!!」 秀のその声は、生徒会特別室に聞こえていた。 「え……秀くんの声?」 「空耳だろ?」 「いや、でも聞こえましたよ。ちゃんと……」 「そうね。中庭のほうからでしょうか? 言ってみましょう」 生徒会たちは中庭に行った。そして、そこには……。 「し、秀くん!! 心配してたんだよ! みんな…」 「ナイトウェブモーション」 秀は技を繰り出した。 「危ないっ!!」 陽は叶氣をお姫様抱っこした。そして秀の攻撃をよけた。 「なん、で……?」 「僕はブラックローズ学園の生徒――。君達の敵だ」 「え……」 私達生徒会は 秀くんの裏を 初めて知りました。 そして 信じられませんでした――…… つづく おまけページは今回はお休みです。ごめんなさい……。第15話で、おまけページを2ページにします! お楽しみに!! |
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