見習い勇者セカンドストーリー~エピソード14~
作者: 真佐人   2009年07月30日(木) 19時35分23秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて前回、リュート達は、レーター達と戦って、魔王の情報が無いので、町に向かう事にしたのでした


「この町の名前は、マフーガって書いてあるな?」


「魔法使いが集う町?ってことは・・・魔法使いがたくさんいるって事?」


「そうかも知れませんね?」


「とにかく魔王の情報が無いんだ、入ってみよう」


そう言って、町の中に入ったのでした
町の中に入ると、魔法使いが集う町と書いてあるとおり、魔法使いがいっぱいいました


「大勢いるな~、しかも皆、魔導師ルックだから判り易いな」


「本当w新しい術とか、教えてもらえるかな?w」


「いっぱいいますから、一つぐらいは覚えられるのではないですか?」


確かにそうかも知れませんね?
リュート達が話していると、一人の魔法使いがリュート達に話かけてきました


「貴方達、何か困り事かしら?」


話しかけてきたのは、白髪の魔法使いでした
随分と年齢がいっているみたいです


「え~と、俺達は魔王の情報を探してるんだ」


「そうです」


「魔王か・・・ならば、私の試練に耐えられれば魔王の場所に導いてやろう、どうだ?」


「本当ですか?何か嘘っぽいな・・・」


おいおいいきなり人の親切を疑ってますよ?
ちょっと失礼じゃないですか?


「私を信用してない顔ね?ちょっとついて来なさい」



「あ~言ってるけど、どうする?」


「とりあえず行って見ましょうよ?もしかしたら魔王の居場所解るかも知れないですし」


「そうだな・・・」


リュート達は、白髪の魔法使いの後をついて行く事にしたのでした



「ここでいいわ」


魔法使いは、家も何も建っていない場所に辿り着くと杖を構えて、こう言いました


「さあ、貴方達の実力を測らせて貰うわ、三人でもいいからかかってきなさい」

そう言ってきました、どうします?


「腕だめしか?もしかして」


「そうみたいですね」


「とりあえず戦いましょう!」

リュート達は、戦う事にしたようです
そして、十分後どうなったのかと言うと


「まだまだですね」


リュート達は、ぼろぼろになってました



「く、強いぞ・・・この魔法使い」


「私の魔法が効かないなんて・・・」


「武術が・・・通らない!?」


「こんな力で魔王を倒せると思ってるのですか?まだまだ甘いですよ?魔王を倒したかったら、私が修行してあげますが、どうです?」


「・・・どうします?リュートさん」

「リュート?確かに今の力じゃ魔王になんか叶わないかも知れないわね?
実際にこのおばあさんに負けちゃってるし、このおばあさんに修行して貰うのもいいかもね?」


「そうだな、こんなんじゃ魔王にすら、叶わないかもな・・・」


どうやら、結論出たみたいですね?


「俺達、修行します、お願いします」


「解りました、じゃあ行きます、魔法フィールド発生」


魔法使いがそう言うと、三人の姿が消えました
そして、三人はどうなったのかと言うと


ここは・・・何処だ?」

そこは広い空間でした
地面があり空があり、ただ三人いるだけでした
そんな中、空と思われる場所から声がしました


「これは、私が作り出した魔法のフィールドです
この中の時間は、何倍も遅くなっていて、一時間いるだけで三日間の効果があります、なので、頑張って修行して下さい、三時間後に私から話かけますね」


「そう言われても、どうやって修行すれば・・・?」


「リュート、あっちから何かやって来るわよ?」


「あ、あれは・・・私達ですか!?」


何も無い空間からやって来たのは、自分自身でした
つまりリュートにマゼンタにククル、今、この場には六人いる事になってます



「フっ、俺達が相手してやるにょろ、自分自身が相手だ、どうだにょろ~」


「お~っほっほっほ、私達に叶うかしら?」


「私達は、貴方達なんかに負けないもんね~wキャハw」


あの~なんか、偽者の方、本物となんか性格違いませんか?


「なあ、俺達ってあんな感じだったか・・・?」


「わ、私、キャハwなんて使いませんよ!?」


「私だって、あんな馬鹿笑いしないわよ!」


「ふ、まあ俺達の方が強いに決まってるにょろ、かる~く相手してやるにょろ!」


「お~っほっほっほ、そうね?行きますわよ」


「キャハw、さっさとやっつけちゃいますぅ~w」


なんか・・・鳥肌たちますね、こりゃ


「と、とにかく相手して勝たなくちゃいけないな!」


「そ、そうね、こんな奴らに負けたら恥よ!」


「そ、そうです!絶対に勝ちます」


三人はそう新たに決意したのでした
一方その頃、魔法使いはと言うと


「どうやら、誰か来たようね?私が相手しましょう、元勇者パーティ一員だった、このマイがね・・・」


マイと名乗った魔法使いは、そう言ったのでした・・・

~エピソード15に続く~
■作者からのメッセージ
前作見習い勇者からの参戦、魔法使いのマイが登場しました
この物語もあと数話で終わりに近づきます。実はといいますとこの見習い勇者シリーズ、これで終わりではなかったりします。この次の話あります、載せるかどうかはまだ解りません(タイトルももう決まってたりします)


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