ジュエルプリンセスshinig 第17話 空上姉弟大特訓?(中編) |
作者: 夏姫 みの [Home] 2009年07月31日(金) 17時29分33秒公開 ID:I3pQytENAQc |
「今日中にマスターしてもらうぞ! クロールはな!!」 「ひぇぇぇええええ!!!」 っていうか、クロールまではキツイかも……。 「よ、陽」 「何?」 「クロールまでは、さすがにキツイと思うな。まずは、バタ足まででいいからやらせよう? ね?」 私はウルウル目をした。こうでもしないと頼みは聞かないかもだしね。うん。 「 ふぅ、よかったー。空上姉弟の反応は 「えー…」 だそうです。でも、バタ足を目標で頑張ろう!! という訳で 「さーて、やるよ。まずは顔付けから。水に慣れないとね」 「ああ。コレができないと、ほとんどが出来ないからな」 「う……」 空上姉弟のテレパシー (ね、姉さん) (な、何ですの?) (これ本当にやるんですかーーーっ?!)←有紀涙目 (そうみたいですわ。というか、やらないといけないということです) (ううっ……) 「ほら、ゴーグル付けて! 怖くないから」 叶氣の言葉で1回目のテレパシーは終了した。 「陽……行くよ!」 「ああ」 一瞬、叶氣と陽がニヤッとしたのは気のせい……だと思うが。だが、それは…… ドボーンッ!!!! 気のせいじゃなかったようだ。 なんと、2人は空上姉弟の背中を押したのだ。 「ゴホッ……ゲホッ……」 「ゲホッ……」 「いやーごめんね。恨みはないんだ♪」 「ああ。ちょっと面白そうだなと思って」 空上姉弟は水を飲んでしまったようで、むせるのが精一杯だった。 4人が楽しんでいるその頃、 「……近くに……来ている」 どんどん近づいてきている。 「……ひとまず戻ろう」 秀は叶氣たちがいるところに行った。だが、戻るときも気配は続いていた。どんどん近くなってくるのも感じた。 「有紀も男なんだから、泳げるようにしないと!」 「お、男の子だからってー……」 有紀は涙目だった。陽にそんなのは通用せず、ただひたすらに特訓だった。 「陽、有紀くんに無理させちゃダメだよ?」 「わかってる」 陽は有紀のほうを見て言った。 その時だった 「危ない!!」 秀がバリアーを張った。そして、何者かの攻撃をふさいだ。何者かは……もう予想は付くだろう。 「しゅ、秀くん?!」 叶氣達は頭が真っ白だった。プールの人は悲鳴を上げ、非難をしている。 「……間に合ってよかった」 「やっぱり、生徒会の味方をするのね……!!」 やはり、 「哀梨さん、やめてください! 僕は、もう……迷いません!!」 秀はキッパリと言った。これに哀梨は、攻撃を秀に仕掛けた。秀は周りも気にせずバリアーをしている。 「ジュエル……テレパシー!!」 「えっ……」 秀は叶氣に語りかけた。心の中で。 ――聞こえますか? ココロの奥底から、秀の透き通った声が聞こえた。さらにその声は、頭の中でこだまする。 うん、聞こえるよ。 叶氣は心の中で返事をした。 ――よかった……。 えーと……なんでテレパシーが? 叶氣はなぜ、テレパシーが出来るかが不思議だった。確かにそうだ。なぜ、技の名前を言っただけでこうなるんだろうか。 ――コレは僕の能力。空上姉弟と同じ。 え……? 桃奈ちゃんと有紀くんと同じ? ――そう、同じ。あの2人はテレパシー能力を持っている。たぶん、僕から そうなんだ……。空上姉弟もやってるんだ……テレパシー ――今はとにかくジュエリーチェンジを! でも、他の人に… ――大丈夫。僕がなんとかする。さあ、速く! う、うん! 「宝石の秘めし力! 今、私たちの前に目覚めて! ジュエリーチェンジ シャイニング ネモフィラサファイヤ!!」(名前が長い……w by作者) 私は、水色と青と白のフリフリの服に身にまとった。杖もすごい可愛い感じになっている。 やはり、これもパワーアップしてる……。 「 「うん、戦おう!」 つづく |
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