竜の結晶〜2〜 |
作者: セナ 2009年08月02日(日) 21時35分56秒公開 ID:Bd9jGYOzvN6 |
ザリザリ・・・ ザリザリ・・・ 刃を研ぐ異様な音 その音は物置きからだった 晶「もうそろそろいいかな?」 やはり晶だった 晶は刀を鞘に納めた 智(とも)「あーきらw」 晶を後ろから抱きしめる手 晶「と、智!?」 晶は恥ずかしくて顔を赤らめる 晶「は、離してよぉ!」 晶は巻きついている智の手をつかむ 智「へへっ!離れなーい!」 智はイタズラっぽく笑っている 晶「ちょっと・・・!誰か来たら・・・!」 智はもっときつく抱きしめる 智「大丈夫だよ!つーか、来ても離さなーい!」 晶「ちょっとぉ!!」 晶がもがいていると 陽(よう)「何してる。」 きつくて冷たくて真っ直ぐな視線が二人に注がれる そこにいたのは冷徹で知られる陽だった 智「どもv通称<冷徹なコロナ>!」 晶は智の力が弱まったので脱出した 晶「ありがとう陽!」 陽「また捕まってたのか・・・。」 晶「あはは・・・。」 晶は苦笑いする 智「おい、僕の晶取らないでよー!」 智がほっぺをふくらます 智「いくら陽が晶のこと好きでもそれはないよ〜。」 晶の顔がまた赤くなる 晶「いらないこと言わないで!」 晶がこの言葉を言ったのと同時だった 陽「嫌いではないだけだ・・・(ぼそっ)。」 その言葉は二人には届かなかった 『竜の結晶』 今は全部で5人 晶 蓮 穂 智 陽 すべてがコードネーム 本当の名前はもう捨てた それぞれの名前には意味がある 晶・・・真実を見通す者 蓮・・・儚い可能性でも挑戦する者 穂・・・上へ伸びる者 智・・・すべてを救う者 陽・・・希望を持つ者 すべてが集まり『竜の結晶』 彼等は戦うためにある |
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