ツンデレラはお年頃。
作者: なぁび   2009年08月15日(土) 19時55分09秒公開   ID:sw0xlSukK4E










 むかーしむかー…ではなく現代のあるところにツンデレラというお嬢様が住んでおりました。


 名前からも察しが付くように、彼女はツンデレでした。


 周りの男子からはそこが可愛いとそれはそれはモテモテな学校生活を送っていた――――と、思われます。(要するにただのイメージと言いますか)


 さてさて。

 彼女はクールな性格ゆえ、男子を一人たりとも寄せ付けませんでした。


 「は? 男子が何? デリカシーがなくて、ただエロいだけじゃん」


 などと普通に言ってしまうのです。(怖いね)



 そんな彼女ですから、恋愛など全くといっていいほど興味などな…。


 「…うぅ…なんで好きになっちゃったんだろう…」


 と、いうわけではありませんでした。ちゃーんと、好きな人くらいいます。
 こんな性格でも女の子ですもの。


 とはいいつつも、いつもの彼女といったら。



 手作りのお弁当を渡せば

 「べ、べべべ別に…っ! あんたのために作ったんじゃないからね! たまたまおかずが余ったから…! それだけ!」


 と、素直に目を見て渡せず、弁当箱を投げる始末。


 一緒に帰りたくて待ってみればその人が現れた瞬間、

 「あれ、待ってたんだ?」

 などと言ってみると


 「べ、別にッ! た、たまたま通りかかっただけなんだからねっ! 待ってたわけじゃないんだからね!」


 と、そっぽを向く始末。男子にとっては可愛いのかもしれませんけど。





 “素直じゃないのは昔から” “どうせ可愛くないから” “意地っ張りなのは誰かに似たから”



 ツンデレ。それはいつも心に何かを隠し持っているもの。

 強がりという仮面で、自分自身を覆ってしまう。時には弱くなりたい。







 けれど、そんなの、自分のキャラじゃないから。



 自分のいいところだけを知っていて欲しいから。



 弱いところを知られてしまったら、大切な人に嫌われてしまうから。








 もう誰しもお手上げじゃないでしょうか。ここまで頑固な姫様プリンセスを、誰が好きになってくれるというのでしょうか。





 このままで王子様プリンスは振り向いてくれるのでしょうか。




 咲島家のツンデレラはお年頃。悩み時。

 是非救いの手を!


















 
なんとなく作ってしまった瑠姫。の、髪が不自然にたなびくgifアニメ。

 書いてある詩は…何だか分りますでしょうか? 何の歌か。


 分かったら…絶対思うことでしょう。…『季節外れすぎる』!!


 ちょーっと切なげに描きたかったのに…全然見えないという。






■作者からのメッセージ
思いつきです。他に特に意味はないですw
本編とか筆が進まなくて。あ、シンデレラその他には全然関係ありません。ずっといつからかあっためていたネタ。…これで終わりなのか続くのかは不明。
本編といえば、天然天使の奏でる旋律、ふぁんサーチの方で、奏が大変なことになりましたね。あまり詳しくは書いてませんが血ネタでした。

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