これCry Lovers 第12楽章 本命を捨てて | |
作者: なぁび 2009年09月04日(金) 18時22分45秒公開 ID:sw0xlSukK4E | |
「一般人に、大変し〜ん!」 この一言を合図に、この場にいる全員の黒い衣装が脱げ、きらびやかな衣装が代わりに身を包む。 ここは、どこにでもあるようなカラオケボックスの一室。 ここでたった今、ひとつの戦隊ヒーローが目覚め――…。 「て、私たち、Mid☆Skyと私の兄弟と居候中のDARKHORSEですから!」 おっと失礼。 あくまでもこれCry Loversはバンドの話でしたね。 今日、Mid☆Sky――と、いうか居候含む咲島家は、カラオケに来ています。 「…ってさぁ…俺、家族だけで来るって思ってたのに…なんでこいつがいるの?」 不機嫌そうに言ったのは、李玖。李玖の言う、こいつ、とは李玖の隣にいる、 「えぇ〜いいじゃないですか。だって瑠姫先輩が誘ってくれたんですもの。好意は素直に受け取らなくちゃ」 月の一言に、李玖は思わず瑠姫をにらむ。ちなみに瑠姫が誘ったのは月だけではない。 「俺は感謝するよ〜。だって ぽやぽやとした緋月の隣。一見強面のお兄さん―― 緋月の仲良しで、名前こそらいちだが果物のライチは大っ嫌いなのでご注意を。 「今日はみんなで来たんだし、いっぱい歌おうね!」 「そうそう。遥さんの言う通りですよ。せっかく大勢で来たんだし」 すでに乗り気なのが遥と渚。 「そーと決まればれっつら、カラオケ大会!」 『お前は却下!!』 ノリで言った隼人だったが、彼はドが100個ぐらい(咲島家曰く)つく音痴だそうなので、歌わせない方がいいでしょう。 「今回は特別ルール付きで! 負けたら有無を言わさず ⇒To Be Continued... |
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