ジュエルプリンセスFlash 第1話 2学期、波乱の幕開け | |
作者: 夏姫 みの 2009年09月08日(火) 19時45分59秒公開 ID:I3pQytENAQc | |
「陽……」 ……誰かの声? 私じゃなくて……。違う人が 「ごめん……。オレは叶じゃ無いとダメだ」 「……わかったわ」 「それに、もう婚約も決まってる」 「そうね。じゃあ、お幸せに」 ――女の人がわからない……見覚えのある人だけど。誰だろう? 誰なの? 「今日から学校だね…起きなきゃ……」 朝日を浴びて起きたのは、ブルーの瞳、茶色い髪、白い肌の少女だった。その少女の名は そんな叶氣はなんと、宝石の姫様――ジュエルプリンセスなのだ。実は叶氣はもっと前に生きていて、過去から来た。叶氣自身、昔の記憶はあいまいで、ほとんど無いらしい。なので宝石の姫様という自覚もあまり無い。 「でも、私が見た夢はなんだったんだろう?」 大人の陽と…知らない女の人がいた。顔はよく見えなかったから、わからなかったけど。まあ、そんなことはいいや。とりあえず今は、学校に行く準備しないと! ベットから降り、目に留まったのが一つの写真。それは…叶氣、 「秀くん…元気かな……」 叶氣は空を見上げて言った。確かに秀は生徒会だった。だが、2学期が始まる前にLAに引っ越したのだ。 「あっという間の夏休みだったな……。思い出もたくさん作れたし。さて、今度は2学期!! 気を引き締めていこう!!」 一人で叶氣は盛り上がっていた。別に意味は無いと思うが、たぶん2学期への意気込みだろうか。そして、制服に着替えた。 「いってきまーす」 叶氣は元気な声で家を出て行った。朝食も食べて、エネルギー全開だ。その時 「おっはよー!!」 「あ、うん。おはよう」 男の子が後ろから抱きしめてきた。生徒会 副会長の 「朝から抱きしめるって……」 「悪い? オレの彼女なんだから、それぐらいはいいだろ?」 「え……あ、もしかして陽、秀くんにヤキモチ?」 実は叶氣、秀にLAに行く前に告白をされていたのだ。陽は頭が真っ白だったので、何がなんだかわからなかったらしい。 「たぶん」 「……だからと言って、あまりくっつかないでね」 「冷たいなー」 陽は言う。 ⇒To Be Continued... |
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