舞波学園活動記1 |
作者: レイド 2009年10月07日(水) 17時35分51秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
春、新学期の季節、新一年生が舞波学園に登校をしていた 〜舞波学園活動記第一回〜 舞波学園一年の教室、この中には新しく入った新入生がいた 「よっまた同じクラスだな、雄一」 「そうらしいな」 雄一と呼ばれた男は、そう答えた、本名有坂雄一 平凡な何の取り柄も無いふつ〜の男子高校生である 「何も取り柄も無くて悪かったな」 そして、その雄一に話しかけて来たのは、中学からの悪友である三坂誠二でした 「同じ学校とは知らなかったぜ、まっこれからも仲良くしような」 「俺は別れたかったけどな」 「雄一〜あの日誓った俺達の熱い友情を忘れたのかよ〜」 「んなもん誓ってない!勝手に記憶を作るな!」 「まあ冗談だ、それより雄一、この学園に入って感じたことは無いか?」 「感じたこと?何も感じないぞ?」 「にぶいな〜このクラスの女子見てみろよ」 雄一は誠二に言われてクラスにいる女子を見た、ちなみに学園なのでみ〜んな同じ制服を着たりしている 「な?」 「なっ?て何だよ」 「だから、このクラスの女子って美少女いないだろ?あ〜誤算だったな〜俺のウハウハスクールライフ計画が〜」 「何だよそれ・・・」 雄一は、少しと言うかかなり呆れていた 「まあ三年間あるし、雄一」 「何だ?」 「可愛い子がいたら、俺に紹介しろよな」 「するか、馬鹿」 「そんな殺生な〜」 雄一達がそう話していると、チャイムが鳴って先生が入ってきました 「おっどうやら先生が来たな?じゃな」 誠二は、そう言って自分の席に戻っていた こうして授業が始まった そして昼 「さてと、帰るか」 雄一は、そう決めて教室から移動した 廊下を歩いていると、一人の女性に声をかけられました 「あなた・・・新入生?」 「え?そうだけど?」 「ふ〜ん・・・」 女性は、雄一の姿を眺めるように見ている (な、何だ・・・?でも) ちなみに目の前にいる女性は、美人である 制服を着ているので、ここの生徒の可能性が高い 「よし、決めた」 「はい?」 「貴方、名前は?」 「名前?有坂雄一だけど」 「そう、じゃあユウって呼ぶわね 私は、斉藤由奈、先輩だからね」 「由奈先輩?」 「ま、そんなとこね、ところでユウ、貴方・・・何かの部活に入る気ない?」 「部活?まだ決めてないな」 「じゃあ私達がやっている部活に入らない?」 「部活?何部?」 「それは入ってから教えるわ、どう?」 「どうって言われても・・・」 雄一は、悩んでいた まあそれも当然と思われる いきなり初対面の女生徒に部活に勧誘されたからだ 「じゃ、これ」 「はい?」 「はい?じゃないわよ、ペン渡すから、名前書くように、いい?わかった?」 「は?はあ」 雄一は、とりあえず紙に自分の名前を書いた 「ところでこの紙、何?」 「書いたわね?・・・ふっふっふ、ユウ!貴方は今日限り!我が部活の一員よ!」 「は・・・はああ!??」 雄一は、本気で驚いた 素早く由奈から紙を奪い取ると、紙の内容をよ〜く見てみた 「部活動参加申込書〜??」 「そう、これで貴方は私達と同じ部員よ?よろしくね?ユウ」 「よろしくってな・・・何の部活か教えて貰ってないし、それに、こんなの横暴だ!」 「嫌なの?」 「そんなの嫌に決まって・・・う・・・」 雄一は由奈の顔を見て驚いた 目に大粒の涙が見えたからです こういう状況を一言で言うと ”男の子が女の子を泣かせている”に見えてしまいます 「駄目?」 ちなみに今の状況、数人の男女がヒソヒソと何か話しています 「う・・・解った・・・解りましたよ、由奈先輩」 「決まりね?じゃあ部活は明日から始めるからよろしくね?あ、ところでユウは、何年何組?」 「一年二組だけど」 「二組ね?解った、じゃあ部活動は明日だから、ちゃんと参加するように 以上、じゃね」 そう言って、由奈はいなくなりました 「結局部活に入っちゃったのか・・・あ、そういえば、何所で何をやるか、それに何の部活かぜ〜んぜん聞いてないぞ・・・」 雄一は、そう呟いていた こうして、雄一の部活動活動記が始まったのであった 〜続く〜 |
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