舞波学園活動記2
作者: レイド   2009年10月08日(木) 11時50分49秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
雄一が、舞波学園に入った初日
由奈と出会い、部活に強制的に入れられたのであった
~舞波学園活動記第二回~自由部活動~
次の日
教室にやって来て、自分の席に着いて
ため息をついていた雄一に誠二が話しかけてきたのでした


「よう、何かあったのか?」


「何かって何だよ?」


「いやな?お前、何か憂鬱そうな顔してるぞ?せっかく高校生になったんだ、楽しく行こうぜ?」


「お前は、何も考えてなくていいよな・・・」


「考えてるぜ?教えてやろうか?」


「何をだ?」


雄一がそう聞くと、誠二はにやっと笑った
なんか怪しいです、はい


「俺の頭の中にあるのは、ズバァリ!女の事だ~~~!」


「聞いた俺が馬鹿だった」


「実はな?昨日、色々なクラスに行って、女の子の情報を見つけてたんだが、一年の女子で可愛い子は一年一組に二人ぐらいいたんだ、俺は名前を聞こうと思って話しかけたんだが・・・っておい!寝るな!」


誠二は、寝たふりをしている雄一を起こそうとする


「ちゃんと聞けよ?素晴らしい情報なんだぞ?」


「何所がだよ・・・あ、授業始まるぜ?席、戻れよ」


雄一がそう言う、確かにチャイムが鳴って、先生がやって来た


「く・・・せっかく俺のすんばらしぃ~情報を教えようと思ったんだがな?ま、いいか、じゃな?」


誠二はそう言って、自分の席に戻った


「やれやれ・・・あいつナンパ男みたいだぞ・・・」


確かにそうかも知れないです、はい
誠二が席に戻ると同時に、授業が始まった
そして放課後

「雄一~今日、遊びに行かないか?」


帰り支度をしている雄一に話しかけて来たのは、誠二でした


「遊びにって何所にだよ?」


「フッフッフ・・・聞きたいか?」


「朝言った事みたいな物だったら、ごめんだぞ」


「違うって、今日一緒にゲーセン行こうぜ?新しく新台が入ったって噂だしな」


「新台か・・・ちょっとやってみたいかもな・・・」


雄一がそう話していたら、教室に誰かやって来た
やって来た者は雄一を見つけると


「ユウ~!行くわよ!」


「ゆ、由奈先輩!?一体何所に・・・」


やって来たのは、由奈であった
ちなみに誠二はぼーぜんとしています


「昨日言ったクラスのおかげで貴方のいる場所は解っていたわ
あとは、顔を覚えるだけだけど、私、記憶力いいからね~」


普通、昨日出会って今日忘れるなんていう芸当、出来そうにないんですけど


「お、おい雄一・・・」


「何だよ」


「いつ知り合いになったんだよ!こんな美少女と!俺に隠していたのかよ!?もしかして彼女!?」


「一言言っておくぞ・・・知り合ったのは昨日で彼女でも無い」


「ほ・・・ならいいんだ、俺より先に彼女なんか出来たら、俺・・・お前に夜中に「別れろ~」って呪ってやるところだったぜ・・・」


「やめてくれ・・・」


「ん~・・・話している途中で悪いんだけど、行くわよ、ユウ」


由奈は、そう言って雄一の手を引っ張った


「由奈先輩、何所に・・・」


「いいから」


そう言って、教室から出て行きました


「雄一~あとで、その先輩、紹介してくれよ~」


誠二は、そう言っていたのでした


「ここよ」


由奈に引っ張られて着いた場所は、三階の部屋でした


「ここ?」


「そう、さ、中に入って」


由奈は、そう言って扉を開けた


「あ、部長」


「おっはよ~」


部屋にいたのは、とても男とは思えない美少年とポニーテールの女子がいました


「あれ?由奈、その人は?」


「昨日から、わが部に入った有坂雄一君よ?」


「なんか無理やりだけど・・・有坂です、よろしく」


「僕は、風祭真、よろしくね」


「私は、田中由香里、よろしく~」


「これで、全員集まったわね?では、自由部、活動するわよ」


「自由部?」

雄一は、聞いた事の無い部活の名前なので由奈に聞いてみた


「そ、自由部よ?ここは、部長が何をやるか発表して、それを部員全員で行動するのよ、しかも毎回やることが違うって訳、解った?」


「てことは・・・部長は、由奈先輩らしいから、一体今日は、何をするんだ?」


雄一がそう言うと、由奈はこう答えた


「さてと、とりあえず部員全員揃ったわね?では今日の活動をするので皆私についてくるように、以上!」



そう言って、部屋から出て行く
校舎から出て、たどり着いた場所は
ゲーセンであった、しかもそこは誠二と行くはずだった所でもあります


「今日のやることは、ゲーセンバトル
新メンバーとの友好を深める為のよ?そして、今日やる台はこれ」


そう言って指差したのは、今日誠二から聞いた新台でした

「さあまずじゃんけんでパートナーを決めましょう」


由奈がそう言って、皆でじゃんけんをする
結果

「よろしくね?」


「はい」


「やろうか?由奈」


「これでパートナーは決まったから、早速バトルよ?さあ最初に戦うのはどっち?」



雄一は、由香里と相談した後
由香里が先攻になったのでした



「最初は、由香里と真ね?さあバトル開始よ」


「行くわよ?真、手加減しないよ~」

「僕だって負けないよ~こういうの結構得意だしね」

そう言って二人ともにこにこしている
雄一は、何か気になったので聞いてみた


「あの二人って、どういう関係?」


「由香里と真の事?幼馴染みよ、家も近いそうよ?」


そう話しているうちに、勝負はついていた。どうやら真の勝ちみたいです


「負けちゃった、あとはよろしくね?ユウ君、真なんかコテンパンにしちゃいなさい」


「あっはい」



「今度は君だね?僕は手加減しないよ?」


「俺だってしませんよ」


こうして、雄一と真のバトルが始まった
そして結果、雄一が何とか勝ったのでした


「も~駄目駄目ね?まあ見てなさい」


由奈はそう言って、真を払い除けて席に座る


「さあ勝負よ?ユウ」


「う~ん勝てるかどうか、解らないな」

そう言ってバトルが始まった
雄一はボタンを連打して、攻撃を食らわしたが
由奈は、まるでゲーマーのような手つきでレバーやボタンを操作する
そして

「結果発表~私の勝ちね」


こうして、四人のバトルが終わりました


「さてと、今日はいろいろと楽しかったし友好も深まったと思うわ?今日の活動はこれでおしまい、自由部解散~」

そう言って、由奈は家に帰ってしまいました


「結局、自由部の活動ってなんなんだ?」


雄一は、そう呟いていました



続く
■作者からのメッセージ
レイドです。舞波学園活動記の二章目です。由奈の部活「自由部」、雄一の運命は如何に!?って感じでしょうなあw作者としては、男キャラだと誠二、女キャラだと由香里気に入ってたりします。この物語はまだまだ続きそうです。

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