木漏れ日の神話=護衛兵 樹=4 |
作者: 月詠 2009年10月09日(金) 22時20分38秒公開 ID:ov6RKaAr3rc |
「そうか、一緒に戦ってくれるのか・・・・。」 沙羅と一緒に城へ戻ってきたらなんかおじいちゃんがいて話してる 「おじい様。柳さんは優しい方です・・・・。」 「わかっているよ。戦争中であるこの国に残ってくれるなんてな・・・。」 「そんな!滅相もございません!」 私は首を横に振った 「いやいや、沙羅がここまで心を許すとはそれほど優しい方なのだろう・・・。」 いやいや沙羅は最初から優しいです・・・ 「そうだ。しばらくここに泊まったらどうだ?」 「え?」 「そうですよ!ここに泊まってください!」 「え?」 「沙羅がいい思い出を作られるようにも・・・頼む!」 「え?」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 なんやかんやで泊まることに・・・ 親には友達の家にしばらく泊まるって言ってきた だから学校の教科書も持っていく(必要ないから森に置いておく) そして私はあっちの世界に行く! スゥ・・・ 「たっ!」 見事着地 毎回色んな着地を見ていただいてありがとうございます 「沙羅、いるかな〜?」 城の前に到着(早っ!) 「沙羅ぁ!沙羅ぁ〜!」 門の前で思いっきり叫んでみた 「あれ?いないのかな?」 その時私は首筋に息がかかるのを感じた 「ひゃっ・・・!」 私はそっと後ろを振り返る 「姫に何の用だ、異世界人。」 「あ!」 黒と緑の髪に無愛想な顔の男の人 「あんたは・・・!」 私は男の胸に拳を押し付けた 「あんたこそ何の用?私をこの世界にやった理由は?」 「二つの質問を一気にするなよ・・・。」 「だって・・・聞きたいことがたくさんあるものっ!」 すっ・・・ ん? 私の視線も前には男の胸 おでこに柔らかい感触 「こ・・・・これって・・・・。」 私は顔が熱くなるのを感じながらおそるおそる上を見る 男はおでこから顔を離した 「い、今・・・デコチュ・・・・!」 男は舌を出しながらイジワルそうに笑っていた 「感謝しろよ。俺、こういうのやるキャラじゃねーんだよ。」 あいつはそう吐き捨てて門を開けようとした 私はしばらく再起不能だった 「あぁ・・・お前、姫に用があるんだろ?何だよ・・・。」 「いや、沙羅に・・・・。」 「このバッグを渡せってか?」 男はバッグを無理矢理取る 「ちょっ・・・!」 「これを渡せばいいんだろ?」 男はバッグの中身を見た その中には・・・ 沙羅の家(城)にお泊り ↓ 生活用品準備 ↓ もちろん着替えも・・・ ↓ だから・・・ 「色気のない下着だな・・・。」 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 ・ ・ ・ 「・・・ん?」 私は目を覚ました どうやら気を失っていたようだ 「大丈夫ですか?柳さん。」 この声は・・・沙羅! 「沙羅?」 私は起き上がる 沙羅の隣りにはあの男 「あんた・・・・。」 「あ、私の護衛兵の樹くんです。これから柳さんの護衛になる予定です。」 「・・・・・は?」 「この樹、命を懸けてでも姫様からの使命を果たし、あなたをお守りします。」 なんかさっきの軽い感じとは大間違い 「さっきも樹くんが気絶した柳さんを運んでくださったんですよ。」 最っ悪・・・・ 「よろしくお願いいたします。」 樹はペコッとお辞儀をする うっ・・・ なんか笑顔がすごいキラキラしてるんですけど・・・ その内にすごく黒い笑みが混ざって見えたのは気のせいだろうか・・・・? 顔がなんか・・・ 『キスしたことは秘密な?』 ってなんか笑顔の内に隠れて 尚 顔に書いている なんか私をここに連れてきた男は 私の趣味ではありませんでした・・・ |
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