舞波学園活動記9 |
作者: レイド 2009年10月15日(木) 13時49分34秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
九月に入り、二学期が始まって、自由部に新しく澤部美香が入部する事になったのでした 〜舞波学園活動記第9回〜サバイバルゲーム〜 放課後、由奈は美香を連れて、部室に向かったのでした 「皆さん始めまして、澤部美香と言います、よろしくね?」 「うおお〜〜!!なんかいいぜえ!よろしく頼むぜ!せ・ん・ぱ・い!」 「誠二、お前は部員じゃないだろ」 「これで、結構人数集まったわね?目指すは部員百人よ!」 「いや、さすがに無理があるぞ・・・」 「で、皆で集まって何をするの?」 「そうね?じゃあ」 由奈は、テーブルにある物を次々に置いていく それを見て、雄一は、由奈に聞く 「由奈先輩?それ・・・なんですか? どーみても銃に見えるんですけど?」 テーブルの置かれていたのは、見つかったら銃刀法違反で捕まりそうな 代物でした 「今日やるのは、これを使うのよ?」 「使う?じゃあ、もしかして・・・」 「その可能性ありえそう」 「今日やるのは、このエアガン使って実践部との戦いよ? つまり・・・サバイバルゲーム!」 「サバイバルゲーム?」 「そう、戦うのよ!そして勝利を我が手に!」 「はい?」 「サバイバルゲームねえ・・・なんか面白そうじゃない?真」 「そうだね・・・最近つまんなかったし、相手は実践部か・・・」 どうやら二人ともやる気みたいです 「由香里と真はやる気みたいね?ユウはどう?」 「まあ・・・これも部活動らしいみたいだし・・・断る理由はないな」 「決まりね?美香もOKでしょ?」 「う、うん、ちょっと面白そうだし、ボクも参加する〜」 「じゃあ、何処でやるか教えるわね?場所はこの学園の中 時間は午後七時から始まるから、皆、いったん動きやすい格好で来るように あ、あと絶対に棄権は駄目だからね?もし棄権すると言うのなら」 「い、言うのなら?」 「わ・た・しが考えたとっておきの罰ゲームよ では、いったん解散!」 そう言って、自由部は解散したのでした そして、時間が過ぎて、時刻は夜の六時半 空は暗黒に染まって満月が昇っているのでした 「いったい何をするんだろ〜な・・・」 舞波学園の正面玄関前にやって来た雄一は、動きやすい格好で 皆が来るのを待ちながらそう呟いたのでした 「そろそろ七時か・・・そろそろ皆来るはずだな」 「よ〜お、雄一」 やって来たのは、誠二でした 「誠二、お前何しにきたんだ?」 「何しにって、俺もサバイバルゲームに参加しに来たに決まってるだろう? お前大丈夫か?」 「大丈夫ってなんだ、お前部員じゃないだろ」 「ま、まあ確かに俺は部員じゃない・・・でも俺には美女と仲良くなるという 目的があるのだあ! 年上の由奈先輩に美香先輩に由香里先輩・・・どれもいいなあ・・・ なあ雄一?」 「何だ」 「あの三人って、彼氏いるのか?」 「俺が知るわけ無いだろ、いちいち俺に聞くな」 二人がそう話していると、皆やって来たのでした 「早いわね?ユウ?ん?君は?」 「あ、俺、雄一の友達の三坂誠二と言います、よろしく〜」 「よろしくね?誠二君でいいのかな?」 「は、はい!!」 「やけに嬉しそうだな・・・」 「皆、集まったね?じゃあそろそろ七時になるし、始めましょうか? まず、武器を渡すわ」 そう言って、由奈は皆に武器=エアガンを渡す 「ルールを教えるわね?もうこの学園内に実践部のメンバーが待機してるわ その実践部のメンバーをこの銃でやっつけるの、で、屋上にあるフラッグを取れば私達の勝ち 誰も辿りつけないで、全滅したらこっちの負け、わかった?」 「ちょっと質問」 「何?ユウ」 「全滅って、もしかしてこれ当たると気絶するぐらい痛いんじゃないのか?」 「それなら心配ないわ?銃に使う弾は、ペイント弾だから服が汚れるだけよ? あ、でもリアリティを求めてるから当たると血の色よ?雰囲気でるでしょ」 「雰囲気ってな・・・」 「あ、そろそろ七時ね?始めるわよ? そうね?とりあえず、二人一組になって屋上を攻めるわよ? 丁度六人いるし、クジ作って誰と誰が行くか、決めるわよ」 自由部メンバー+誠二は、次々にクジを引いたのでした 「ノオーーーー!神様は不公平だあ!」 「不公平とか言うな・・・」 誠二は、真と組んだのでした 「私は、ユウとね?じゃあ早速作戦を練りましょう」 「わ、解った由奈先輩」 「じゃあ、私は美香さんとですね?よろしくね?美香さん」 「うん、よろしくね?」 こうして、誠二&真、由奈&雄一、美香&由香里と決定して サバイバルゲームが始まったのでした・・・ つづく |
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