木漏れ日の神話=対戦A=12 |
作者: 月詠 2009年10月19日(月) 20時43分39秒公開 ID:ov6RKaAr3rc |
「樹!」 私は樹に駆け寄った 燕「うーん・・・。二人は付き合っとるん?」 鴉「はぁ!!?」 鷹「おっ!何気に鴉様地獄耳。」 雀「地獄耳って?」 鷹「自分にとって都合の悪いこととかがすごい聞こえちゃうことだよ、雀。」 雀「あの女の子が付き合ってると何かあるの?」 鷹「大人の事情だよ。お前にはまだ早い。まだ10歳だもんな。」 雀「子供扱いすんなよ!」 鷹「いーや子供だ。ほら、飴やるよ。」 雀「うわ!ありがとう!」 鷹「ほら子供だ。おもしれぇ。」 雀「いつか殺してやるぅ!」 燕「なんでそいつが体力消耗してるか知ってる?」 全然わかりません・・・ 燕「さっきの風、起こしてみろよ。」 え?・・・まぁいいけど・・・・ 私は風を想像した でもそよ風だった 「あれ?あれ?」 燕「さっきの竜巻はぜーんぶそいつの起こしたもんや。」 は? 燕「そいつの増幅魔法はそのそよ風を何倍もにしたんや。」 えーっと・・・ ということは 私って戦力外・・・? 燕「そういうこっちゃ。戦争には首突っ込まない方がええ。」 はぁ? 「ふざけないでよ!」 燕「な、何や?」 「魔法が誰しも最初から強いわけじゃないでしょ!?弱いんだったら強くなったらいいのよね?そうよね?そう言ってるんでしょ!?・・・強くなってやろうじゃないの!!いつかあんたみたいな奴ブッ倒してやるもんね!根性あれば誰にでも強くなれんのよ!!まったくあんたは・・・!もしかして私が女だからそんなこと言ったの?女だから何だって言うのよ!?戦おうと思えば戦えるのよ!!・・・グチグチ・・・」 「なげぇ・・・。」 樹があくびしちゃってる・・・ でも私もうキレちゃった なんか戦争が愚痴になっちゃってる 鴉「柳ってこわっ・・・。」 「・・・グチグチ・・・だからねぇ!今強いからって調子乗るんじゃないわよ!!いつか世界の帝王になってやる!!全員従えてひれ伏せてやるぅ・・・!!」 「なんか違う話題になってないか・・・?」 鴉「ぶわっはっはっは!!世界の帝王!!?ギャハハハハ!!!」 雀「鴉様笑ってるぅ。」 鷹「やっぱあの子に対しての態度は違うね〜。」 「何か笑い声聞こえるけど!私は本気よ!」 燕「じゃああんたは王様になれるってんか?」 「時雨みたいな馬鹿姫もいるんだからなれるわよ!!!」 「「「「!!!!!」」」」 辺りが沈黙した 「ん?時雨が何?」 「お前・・・その名前・・・どこで知った?お前・・・異世界人なんだろ?」 樹の顔がマジで引きつってます 「いや・・・ほら、樹に話したじゃん。自分に似ている人の夢。」 燕「時雨姫があんたに似てるっちゅうんか?」 鴉「時雨姫の夢ねぇ・・・。」 鴉は不敵に微笑んだ 「ねぇ時雨姫ってなんなの?」 樹は真剣な目で私を見つめた 「遥か昔、この世界は平和だった。」 「?」 |
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