木漏れ日の神話=滅びた国の話@=13 |
作者: 月詠 2009年10月19日(月) 21時03分01秒公開 ID:ov6RKaAr3rc |
樹は語った 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 遥か昔この世界は平和だった その中心となった国があった その名は【ティエル王国】 それを代々治める【春龍寺】家 それの49番目に名を刻んだ最後の当主 それが【春龍寺 時雨】 彼女は誰よりも国を愛し 少々感情表現は下手であったが優しさはあった その国がなぜ滅びたのか・・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 時雨「嵐、今日の景色はとても綺麗だと思わない?」 嵐「はい。とてもいい天気ですね。外で走りたくなります。」 時雨「あなたらしい。でも・・・。」 嵐「ええ。僕には足がありません。」 嵐の右足は義足だった 時雨は嵐に寄り添う 嵐「・・・時雨様は一途だ。」 時雨「ごめんね・・・。」 |
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