舞波学園活動記21 |
作者: レイド 2009年11月03日(火) 12時22分53秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
それは、ある日の冬の一日 それは自由部部長、由奈の一言から始まった 「さあ、顧問も加わったし、新しい事を始めるわよ?」 「新しいこと?」 「何かするんですか?部長」 「おっと、その前に紹介がまだだったわ、この部活の顧問よ?」 そう言って、入ってきたのは新しく入ってきた 「皐月麗羅よ?よろしくね?みんな」 「よろしく〜」 「で、部長、結局何をするんだ?」 「次、やるのはこれよ!」 そういって由奈は、数枚のCDを取り出した CDのタイトルに「RPG大戦」と書かれていたのでした 「今日やるのは、このゲーム「RPG大戦」よ!」 〜舞波学園活動記第21回〜RPG大戦前編〜 「で、部長・・・それをやるのは判った、でも、どこでやるんだ?それ・・・どうみても機械がないと遊べないんだが?」 「そんな事は解ってるわよ、ユウ、場所は取っといたわ?、コンピューター室よ」 「由奈?場所とれたの?確か勝手に使用禁止というのがあったはずだけど?」 「それなら問題ないわ?だってそんなの顧問がお願いすればいい事でしょ?」 「ええ?私がお願いするの?まだこの学園に新任教師として入ってきたばかりなのよ?」 「大丈夫」 そう言って、由奈はポケットから一枚の紙を取り出しました 「この紙を教頭先生に渡しに行ってくれる?」 「え?ええ?わかったわ」 そう言うと、麗羅は教頭に会いに行くために部室を離れました そして数分後 「許可下りたんだけど・・・一体この紙に何書かれていたの?教頭が「何でこんな事を知っておるのだぁぁ!」とか叫んでたわよ?」 「な〜にちょっとした情報で知ったものよ?とりあえずこれで使用許可が下りたわ じゃあ早速部屋を移動するわよ!」 そう言って、自由部メンバーはコンピューター室へと移動したのでした コンピューター室 「あれ?誠二、お前ここで何してんだ?」 コンピューター室に先にいたのは、雄一の同じクラスの誠二でした 「うお!雄一と美女の皆さん!何故コンピューター室に?」 「美女って・・・僕も含まれてるの・・・?」 「何でって・・・部長命令だ、それよりお前は何してたんだよ?」 「あ?え〜と・・・ここ落ち着くからなあ・・・はっはっは」 「お前、挙動不審だぞ」 「ば、馬鹿をいうな!だ、誰が挙動不審だって?」 「明らかにおかしいわよ」 「確かにおかしいね〜」 「ボクもそう思う、だって変な笑い方だったし」 「う・・・お、おっと!これから用事があるんだった!じゃ、じゃあまたな!」 そう言って誠二は一目散にいなくなりました 「結局何やってたんだ?あいつ?」 雄一は、誠二の使っていたPCを覗いてみるとそこには「ナンパの極意とは」とか「女にモテる必勝法伝授」とかそういったサイトでした 「しょうもないことしてたんだな・・・あいつ」 「ほんとよね・・・そんな事より、早速これを始めるわよ?」 「でも由奈?これってどういうゲームなの?RPGというだけで何も内容分らないんだけど?」 「ちょっと待って、今、説明書読むわね?え〜と?」 由奈はCDに付いていた、説明書を読み上げました 「え〜と何々?「世界は暗黒に包まれた、光の剣を目指し、我らが勇者が立ち上がる世界に安息を、魔物に絶望を、正義を持って悪を滅ぼせ!夢と冒険のファンタジーRPG大戦」だそうよ?」 「なんか・・・凄い内容だな・・・」 「とりあえず光の剣を探して、悪を滅ぼそうと言う事は解ったよ?」 「なんか難しそうだけど、大丈夫かなあ?」 「これ通信で連携できるようになってるから、仲間を組んで旅をしてもいいし 敵同士になって、どっちが滅ぶまで戦うのもいいし、人数分渡すから、早速始めるわよ?」 「了解〜やってみないと面白いか解らないしね?」 「ボクもこういうゲーム、結構楽しめるかも」 「あ、そうだ皆、こうしない?まずキャラを一人決めてそれで旅をする、で、誰にも何のキャラを使ってるかは内緒よ?で、出くわしてバトルするか会話して初めて誰なのか教えるってどう?」 「その方が面白いかも?それ賛成〜」 「うん、僕もOKだよ」 「ボク、何のキャラを使おうっかな?」 「私もやってみようかしら?まずは何のキャラかよね?」 「俺はどうするかだよな・・・」 「皆、反対はないわね?じゃあ早速始めるわよ!」 こうして、自由部活動「RPG大戦」が始まったのでした つづく |
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