舞波学園活動記22
作者: レイド   2009年11月04日(水) 23時30分32秒公開   ID:YynBrr2ofCI
雄一達は、PC室でゲームする事にしたのでした
〜舞波学園活動記〜第22回〜RPG大戦後編〜
「世界は暗黒に包まれていた・・・けどそれを打ち破るため伝説の光の剣が必要なのであるさあ立ち上がれ!勇者たちよ!」
〜RPG世界〜

「俺の名前はユウ、職業は剣士光の剣で悪の親玉、魔王をぶっとばしてやるぜ!っとは言ったものの光の剣ってどこにあるんだ?」

そういってうろうろしていると、ユウに話しかけて来る者がいた


「その格好剣士ね!」


「誰だ!」


「誰だと言われて名前を名乗る馬鹿はいないでしょ!さあ、勝負よ!」


「いきなりかよ!」


現われたのは、帽子に盗賊のマントをつけた少女だった


「勝負!」


「く!やるしかないか!」

ユウは、剣を構えました
こうして戦闘が始まった


「行くわよ!フェイントナイフ!」


少女は、無数のナイフを地面に突きつけた


「な、何だ!?」


ユウは、何が起こるかとまどったが何も起こらないとわかると
剣を構えて突撃した

「かかったわね!」


「なんか誰だかわかるような気がするけど・・・負けないぜ!」



ユウは、剣を構えると少女に向かって切りかかった


「真空剣!」

剣から風の刃を発射させて攻撃する


「そんなもの!はっ!」


少女はそれを余裕でよけると、再びナイフを用意していた


「これでも食らいなさい!スパイラルナイフ!」


「何の!」

ユウは、その飛んでくるナイフを剣で捌く
そして・・・その攻防が何回か続いたあと


「・・・・なかなかやるわね・・・」


「そっちもな・・・」


「なんかお互い闘って無傷というのも、あるいみ凄いわね?」


「そうだな・・・」


「でも・・・私の勝ちよ!」


「何!」


少女は、ナイフを再び構えて上空にとナイフを投げる
そしてすばやく移動した


「行くわよ!ストライクシーフ!」


少女はユウに素早く近づいて、手を動かす
そして一瞬のうちに、ユウの持っている剣を盗んだのであった


「あ・・・」


「チェックメイトよ!」


そして上空に投げたナイフを取って、ユウの首筋にナイフを当てつけてきた


「ま・・・参った」


「私の勝ちね、ということでさ・よ・う・な・ら!」



少女はそう言って、ナイフで切りつける


「うわあああ!」



ユウは何発か攻撃をくらってパラメータがゼロになって、戦闘不能に陥ったのであった



「よしこれで一人目ね?私が優勝するわよ!さあ次は誰!」


そう言って少女は移動することにしたのであった
一方


「はあ・・・一体どうすれば」


ここは、どこかの森の中、ここに一人の少年がいました



「え〜と、魔王を倒すためには剣が必要って言ってたけど一体どうすればいいんだろ・・・?」


そう迷っていると、森の奥から誰かやってきました


「あ!敵ね!」


「え?」


やってきたのは、腰に二本の剣を装備している少女でした
少女はいきなり、剣を構え


「いざ尋常に勝負!」


「いや勝負って!」


「とりゃああ!」


少女は少年に向かって、剣で切りかかってきました


「こうなったら戦うしかない!」


少年は剣を構えて応戦の構えをしたが、少女の早さにおいつけず


「喰らいなさい!一文字真空斬!」



「うわあああ!」


少年はまともに攻撃をくらって吹っ飛びました
そしてパラメーターが一撃でゼロになり、戦闘不能になりました


「よし、勝ったわ、さて次は何所へ行くかって事ね?」


そう言って少女は、森から離れていったのであった・・・
現実世界

「あ・・・ゲームオーバーになっちゃった」


「俺もゲームオーバーだ」

そう言ったのは、PC室で由奈達と一緒にゲームしている真と雄一であった


「と言う事は、あと残ってるのは私と由香里と美香と麗羅ね?」


「そういう事みたい、由奈〜?私、負けないよ〜?」


「なあ、ゲームオーバーになった者は何をすればいいんだ?」


「そうね?じゃあ丁度喉乾いたし、ユウと真?皆の分のジュース買ってきなさい」


「は?」

「ええ?」


「貴方達二人が最初に負けたんだから、罰ゲームみたいな物よ?何か文句でもある?」


由奈はそう笑顔で言いました

「・・・僕は別に文句ないけど・・・」


「しょうがないな、じゃあ行ってくる」


そう言って、二人はPC室から出ていくのでした


「さあ続きをやるわよ!」


「負けないよ〜」


こうして四人の戦いが始まろうとしているのでした
そして再びゲーム世界


「え〜と、真を倒したからあと残ってるのはと・・・」


そう言いながら歩いていると声がしました


「見つけたわ!さあ勝負!」


「ん〜もしかして・・・由奈?」


「よく解ったわね?そういう貴方は由香里ね?」


「そう〜じゃあ悪いけど・・・私が勝つよ?」


そう言って二人は戦闘モードに入りました

「一文字真空斬!」


「スパイラルナイフ!」


お互いに攻撃をしたが、どっちもダメージを与えることは出来なかったのでした


「なかなかやるわね?」


「そっちこそ〜」


「でもこれで終わりよ!」


そう言って、ナイフを数十本構えると
由香里に向って連続で投げたのでした


「え・・・ちょ、ちょっと〜!」


由香里は何とか弾き返そうとしたけど数が多すぎて
少しづつダメージを喰らって、戦闘不能になってしまったのでした


「私の勝ちね?あとは・・・二人ね!」


そう言って、由奈は移動するのでした
現実世界


「あ〜負けちゃった〜」


PC画面が真っ暗になり文字で「YOULOSE]と書かれてゲームオーバーになったのでした


「あ、由香里も負けちゃったの?」


「ちゃんと買ってきたぞ」


最初に負けた二人、雄一と真が数本のジュースを買ってきてPC室に戻ってきました


「あ、丁度のど乾いてたのよね?これいただくわ」


そう言って由奈はコーラを受け取るといきおいよく飲んだのでした


「ん〜おいし、やっぱりコーラはいいわね」


「私はオレンジ頂くわね」


「はい、オレンジ、他には何かいる?」


「ボクはいいよ、喉乾いてないし」


「私もいいですね、生徒から頂けませんよ」


「え〜とあと残ってるのは、美香と麗羅先生ね?」


「うん、そうだよ?」


「私も残ってますよ」


「言っとくけど、手加減しないわよ?全力でかかってきなさい!」

そう言って再びPC画面に熱中するのでした



「もう帰っていいかな・・・俺」


雄一はそんな事を呟いていたのでした
ゲーム世界


「あとは二人ね・・・?何所にいるかだけど・・・」


由奈は、残ってる二人を捜すべく歩いていたのでした
しばらく歩くと、海が見えてきました


「奇麗な海ね〜?よく出来てるわ」


そう感心していると、砂浜の方から真っ黒いローブをはおった者がやって来ました



「敵ね!?貴方はもしかして美香?」


「当たりだよ?ここではボクはMIKAと名乗っているよ、さあ勝負!」


そう言ってMIKAは服の隙間から何本も剣を出しました


「やる気満々ね?でもこっちも負けないわよ!」


そう言って、由奈も戦おうとナイフを装備して応戦しました



「スパイラルナイフ!」


「スピードショット!」


由奈の投げたナイフを無数の剣ではたき落してMIKAは由奈に特攻をしかけました


「え!突っ込んで来るの!?」


「このスピードでは避けられないよ!食らっちゃえ!」



MIKAが攻撃しようとした瞬間、何かがぶつかってMIKAの剣を弾いたのでした


「な・・・誰!?」


「もしかして麗羅先生?」


「はい、そうです、ここではレイと名乗らせて貰いますこの勝負、私が頂きます!」


そう言って現れたのは、巫女服っぽい服装を着た大人の女性でした
手に何かの模様が刻まれた剣を握ってます


「全員揃ったと言うわけね…?職業的には私が盗賊でMIKAが魔剣士、レイが召喚剣士とか感じかしら?」


「そう見たいだよ」


「手加減はしませんよ?」


「望むところね?じゃあ始めましょうか・・・!」


三人とも武器を構えて戦いの準備をしようとしたが、それは叶わないのでした
それは何故かと言うと、現実世界


「部長、もう夜になったので警備員やってきますよ?」


「あ、ほんとだな?暗くなってるし、不味いんじゃないか?勝手にPC室占拠してるからな」


「あ、そうでしたね、顧問としては部活を終わらせないと怒られますし」


「そうね・・・残念だけどここで部活は終了ね、美香もそれでいい?」


「ボクは構わないよ?結構楽しかったし」


「きまりね?心残りがあるけど今日の自由部活動は終了、各自警備員に見つからずに帰宅すること、以上」


「以上って・・・」


こうして、自由部の活動は終わったのでした
その後勝手にPC室使用した人がいると騒いでましたが、どういうわけか誰が占拠していたか、分からなかったのでした・・・

つづく
■作者からのメッセージ
はい、ゲーム編完結です。ちょっと長くなりましたね。
結構この物語、続きますね〜

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集