最強五人衆!6! |
作者: アルミ缶 2009年11月06日(金) 21時27分52秒公開 ID:ov6RKaAr3rc |
・ ・ ・ 〜ある森〜 ・・・さっそくですが 迷いました。 「えええええぇ!!!??」 いや、なんというか・・・ はぐれたというか・・・。 超クールキャラ、メグ(鳥居 恵)。 と 超お気楽キャラ、リョージ(沢村 良子)。 超自己チューキャラ、オカユ(石岡 百合)。 と 超沈着キャラ、マイマイ(遠藤 舞)。 ってな風にはぐれてしまった・・・。 ピューターさんはみんが帰ってくるのを海の家で待ってる・・・。(何も知らずに・・・。) なぜこんなことになってしまったのかというと・・・。 〜30分前〜 「鬼ごっこしようっ♪」←リョージ 「「「海で!!!???」」」 ・・・ってな感じで。(短っ!) 〜現在 メグ&リョージ〜 「まさかこんなことになるとはね・・・。」 メグは360°森しかないことに息をつく。 「あたしたち、死ぬのかなぁ〜♪」 来たよ・・・お気楽隊長・・・・。 しかも何気に不安をあおることを言いおって・・・! 「歩かないの?行動しないと本当に死んじゃうよ♪」 「・・・かと言って、むやみに動くとまた迷子になる。ここは良く考えてから行動しよう。」 リョージは叫ぶ 「だぁれかいませんかああ!!!」 「いるわけねぇだろ・・・。」 ガサガサッ!「はい?」 「「きたぁ!!??」」 「???・・・どうしたんですか?」 森の中からガサガサ来たのは中学生くらいの男の子だった。 「あの、この森に迷子になってしまったんです。出口を教えてください。」 メグは単刀直入に言う。 「あ・・・ごめんなさい。僕もわからなくて・・・・。」 「じゃあいいやっ。」 リョージは男の子にバイバイをする。 「良くないわっっ!」 さすがのメグもこれにはツッコミを入れないと気がすまない・・・。 「ごめんなさいっ!」 男の子は頭を深く下げる。 「あなたはどうやって来たの?」 メグは少し声を弱めに出した。 「え、えと・・・。・・・よく、わからないです・・・・。」 「え?」 男の子は頭を抱える。 「思い出せないんですよ・・・。どうやってここに来たのか・・・・。」 「何々??記憶喪失??」 リョージは首を突っ込む。 「そうかも・・・。気づいたときには森に寝てたし・・・。」 「・・・・・。」 (記憶喪失・・・か・・・。) 「あ・・・。でも僕、一人でいるのもあれなので、一緒にいてもいいですか?」 「いいよ♪」 リョージは親指をグッと突き出す。 「別に構わないけど・・・。」 〜森の中で1時間〜 「じゃあ、犬が好きなんですか?」 男の子はメグに向かって首を傾ける。 「うんっ!三度のメシより好きだ!あの愛らしさがたまらないっ!」 男の子はリョージを指差す。 「で、あなたは何が好きなんですか?」 「う〜ん・・・、あたしはどっちかってと猫かな?あんたは何が好きなの?」 「え?・・・ぼ、僕ですか??」 なんか森の中で盛り上がっちゃってます・・・。 「僕は・・・・・・・。」 男の子の目が少しうつろになる。 ―後もう少しっ!― ―ストロークが弱いぞっ!!― ―後5秒は速くしないとな。― 「・・・・水・・・かな??」 「「悪趣味〜。」 「へ?」 メグが眉間にしわを寄せてる。 リョージは男の子を指差す。 「じゃああんたはイロハスが好きなの?草食系ね〜。スポドリでしょっ?」 「あぁ・・・いや。飲食系ではなくて・・・・・。」 ナゼボクハココニイル? 「そういえば自己紹介がまだだったわね。あたしは沢村 良子。みんなからはリョージって呼ばれてるのっ!」 「あたしは鳥居 恵。メグって呼ばれてる。」 メグとリョージは笑う。 男の子も笑った。 「僕は佐藤 翔一。改めてよろしくおねがいします。」 キィン! 頭の裏から変な音がする・・・。 ―翔一、絵里が死んだの・・・。― ―あなたが肩を壊したって聞いて、急いで家を出たらしいんだけど・・・。― ―『綺麗な泳ぎで見とれちゃったっ。』― 「・・・ここじゃない・・・・・・。」 「え?」 「僕の居場所はここじゃないんだ・・・。」 翔一は血相を変えて立ち上がる。 「どうしたの?」 メグは心配そうに翔一を見つめる。 翔一はメグとリョージたちの方を振り返ってニコッと笑う。 しかしそれはとても悲しそうだった・・・。 「僕は水泳選手だったんだ。自分でいうのもあれだけど、記録も持ってた・・・。でも、肩を故障しちゃって・・・。馬鹿だよな・・・・。でもそれを誰よりも心配してくれた人がいたんです。でもその人は・・・・急いだせいで・・・・・交通事故に・・・。」 「・・・・。」 「・・・・。」 「だから僕の居場所はここじゃないんだ・・・。」 翔一は空を見る。 そしたら、ふと、自分がベッドに寝ている姿が写る。 「へへっ!」 翔一はまたニコッと笑って見せた。 ―絵里ね・・・。ずっと翔一くんのこと・・・・。― 「戻るよ。自分が戻るべき場所へ・・・。」 そう言って翔一はゆっくりと透けて いなくなってしまった・・・・。 ん? 透けて・・・・? 「「!!!!!!!!!!??????????????」」 「きゃあああああああああああぁあああああああああああ!!!!!!!」 「うわあああああぁあぁあああああああああああああああ!!!!!!!」 その叫び声のおかげでみんなと合流できて帰れたとか・・・・。 〜ある病室〜 カチャカチャと花瓶を動かす音がする。 少年は白いベッドの上で目覚めた。 そこには自分の母親の姿が。 「あら、起きたの?翔一。」 「母さん?」 「あんた気絶する前にお酒をがぶ飲みしたでしょ?アルコール中毒ですって。」 「は?」 さっきの森のことを翔一は思い出す。 「え?でも・・・。」 「あぁ、そういえば・・・あんたうわ言でなんか喋ってたわよ。何の夢を見てたの?」 「夢・・・・?」 翔一は一度ポカンとしてから クスッと笑った。 「そうだね、夢だ。」 |
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