舞波学園活動記25 |
作者: レイド 2009年11月07日(土) 18時57分50秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
それはバレンタインが過ぎたある日のこと 自由部の部室に集まって、メンバーは由奈がこう言っていました 〜舞波学園活動記第26回〜雪祭り〜 「皆、集まったわね?」 「由奈?次の自由部の活動、一体何やるの?」 「そうね?色々考えたんだけど、今の季節って冬じゃない?だから冬らしいことをやろうと思うのよ?そこで、ユウ!冬といえば何?」 「いきなり振られてもな・・・冬・・・やっぱり雪とかじゃ?ここらへんって結構積ってるし」 「そう、雪、と言うことで次にやる自由部の活動はこれよ!」 そう言って。由奈はノートを用意していたらしく皆に見せたのでした 書かれてあった内容は「雪を使って色々とやってみようぜ!」とか書かれていた 「なんかびっしり書き込んであるな・・・」 「由奈、これ・・・いつ作ったの?」 「ん〜授業のあいまにね、色々考えたら止まらなくてね?ついつい書いちゃったのよ」 「あらあら、授業はちゃんと聞くものでしょ?教師としては、点数下がることだけはやめて欲しいわね」 「早速書いたんだから、色々とやってみるのもいいかもしれないね?」 「まあ楽しそうだし、僕はいいよ?」 「この部活の方針はもうわかってるつもりだから、俺はもう何も言うことはないな・・・」 雄一は、そう呟いていたのでした 「じゃあ、早速まずこれからやってみるわよ、今日は校庭に雪、結構積ってるしね?早速皆で行くわよ!」 こうして、自由部のメンバーは、雪の積もった校庭へ行く事になったのでした 〜雪の積もった校庭〜 「結構積ってるね〜」 「ほんと・・・なんか物凄く寒い気がする・・・」 「雪、冷たいからな、ちゃんと防寒着とか着ないと風邪をひくかも知れないな・・・って、由奈先輩!?」 「ん?何、ユウ」 「あの・・・寒くないんですか?その格好」 由奈の服装は、半そでにミニスカートを履いていて、いかにも夏の服装?みたいな感じでした 「大丈夫よ、こっちの方が動きやすいからね?ユウ?そんなに厚着してちゃ、まともに動けないわよ?体動かせば次第に温まってくるわ」 「凄いね・・・由奈、ボクにはとても真似できそうにないよ・・・」 「ほんと、風邪引いても知らないわよ?」 「でも、この学校入ってから、由奈って何気に去年皆勤賞貰ったから、あるいみ凄いのかな〜」 「凄いんじゃない?それ」 「つべこべ言ってないで、早速始めるわよ?最初にやるのはこれよ!」 由奈は、そう言ってノートに書かれてあった文章を読み上げました 「最初に雪合戦やるわよ、さあくじを作ってきたわ、丁度六人いるから、3対3でわかれて戦うわよルールは、顔面に雪玉をぶつけられた者から脱落していって 最後に残った人が勝ちね?ちなみに石とか入れるのは危ないからなしよ?」 「それは当然だな」 「よ〜し真!、もし別々になったらおもいっきり当てるわね?♪」 「何でそんなに嬉しそうなの?由香里」 「ボクは、やるからには全力でやるよ〜ふふふ」 「ま、お手柔らかに頼むわね」 「さあ、皆、クジ引きなさい!」 こうして、皆は由奈の作ったクジを引いたのでした そして、組み分けはというと 「私と美香と真ね?」 「じゃあ、こっちは由香里先輩と麗羅先生か」 「じゃあ、早速始めるわよ?まずバリゲードつくりから始めるわ、お互い五メートル以上離れて作るわよ?わかった?ユウ」 「了解、やるからには負けたくはないかもな」 「その意気よ、こっちも当然、負ける気はしないわ」 こうして、両チーム離れていって、雪でバリゲードを作って雪玉を作ることにしたのでした 「さあ、バトル開始よ!」 そして、雪合戦というバトルが始まりました 雄一達は、まず作戦を練る事にしたみたいです 「どうする?このまま突っ込んで当てに行くか?」 「そうね・・・先生は、即効で当てに行った方がいいわ、このゲーム早く終わらせて暖まりたい気持ちが凄く出てきたしね?」 「私もそう思うよ、どんどん雪玉作って、当てに行きましょう♪」 「何か楽しそうですね・・・由香里先輩」 「そう?日頃のストレス発散にもなるし、それにね?なんか当てて悔しがる真も顔も見たいしね〜♪」 「そ、そうか・・・」 こうして、雄一達は即効で終わらせる作戦を考えました そして・・・ 「行くよ!ユウ君!」 「了解!」 「先生は後ろでサポートするわね?」 そして三人は、由奈達がいると思われる場所に即効で移動し 由奈達がいると思われる場所まで行きました そこにいたのはというと 「三人で突っ込んできたんだ?ボク、驚いたよ?」 雪のバリケードにいたのは、美香だけでした 「あれ・・・?他の二人が見当たらないけど、まあいいわ、美香ちゃん、覚悟!ユウ君も加勢して!」 「りょ、了解!」 由香里と雄一は、美香に向かって雪玉を投げつけました 「フフフ・・・見切ったよ!」 美香は、余裕の笑みで雪玉を軽々と避けています 数分後、雄一達の用意した雪玉がなくなり始めた頃 「痛!な、何だ!?」 「どうしたの?ユウ君」 「どっからか雪玉が・・・もしかして隠れて狙撃されてる!?」 「え?何所?ッて、キャア!」 バスっといい音がして、由香里の顔面に雪玉があたりました 「由香里先輩!?大丈夫ですか?」 「いた〜〜〜い・・・おまけに冷たい〜」 「由香里は顔面に当たったみたいね?次はユウ?今度は外さないわよ?」 「その声は、由奈先輩!何所だ?何所にいるんだ!」 「見つけられるかな?ふっふっふ〜さあ、真、一気に攻めるわよ!」 「う、うん判った」 そう聞こえた瞬間、雄一に向かって無数の玉が飛んできました 「うお!避けきれん!マジで冷たいし!」 雄一は無数の雪玉を食らいましたが、何とか顔面には当たってませんでした 「む、しぶといわね?」 「いいのかな?こんなこと、なんか虐めに近くないかなあ・・・?」 「何言ってるのよ?真、これはゲームなんだから虐めではないわ♪」 「何かえらく楽しそうだね?・・・由奈って、うわ!」 「ど、どうしたのよ?真!」 「そこにいたのね、見つけたわよ」 そう言ったのは、麗羅でした 麗羅は、声がした方を冷静に調べていて、雪玉を真の顔面にぶつけたみたいです 「や、やるわね・・・先生」 「いえいえ、こういうの結構得意な方なんですよ、さあ雄一君、反撃しましょうか?」 「あ、はい、判りました」 「美香、こっちも戦うわよ!」 「了解〜、先生の実力、とくと拝見と行こうかな?」 こうして、2対2の戦いが始まりました 一方雪玉を食らった由香里と真は 「由香里、大丈夫?」 「真こそ、大丈夫?それにしてもやっぱり寒いわね?」 「うん、早く帰りたいかも・・・」 由香里と真は、そう言っていたのでした そして、どうなったのかというと 「皆?もう暗くなってきたわよ?そろそろ下校したほうがいいわ」 「確かにそうだな、もうほとんど真っ暗になってきたし」 「そうだね、結構寒くなってきたし」 「ん〜しょうがないわね、結局どっちも決着がつかなかったから今日はこれで終わりにしとこうかしら、結構白熱もしたしね私は満足したわ!じゃあ、これにて自由部の活動終わり!では解散!」 「やっと終わった・・・風邪ひかないといいけど」 「僕もそう思う・・・」 こうして、結局勝負がつかず、時間だけが過ぎていき 自由部の活動は終わったのでした そして次の日、自由部の部室にて 「皆・・・マスクしてるな」 「結局、少し風邪引いたみたい・・・」 「まあ熱はそんなにないから学校来たけど、やっぱりちょっとだるいなあ・・・」 「ボクもそんな感じ、少し頭痛がするかも・・・」 そこに由奈がやってきました 「皆集まったわね?」 「由奈先輩・・・風邪ひかなかったんですか?一番寒そうな格好だったのに」 「ん?大丈夫よ?」 「・・・・」 雄一たちは、凄いなこの人・・・と思っていたのでした つづく |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |