最強五人衆!7!
作者: アルミ缶   2009年11月07日(土) 20時58分25秒公開   ID:ov6RKaAr3rc



ヒュ〜

ドン!ドン!



なんか花火的な音が窓の外からする。


でも窓の外を見ても色鮮やかな景色はなかった。



「なんかのお知らせか?」


ここは教室。



窓の外を疑問に見つめるのはメグ(鳥居 恵)。



「今日は夏祭りの日なのよ♪どう?メグも行かない?」


メグに可愛い(というか、そういう顔だと本人は思っているのでは?)顔で見つめるのはオカユ(石岡 百合)。


「ねぇ!行こうよぉ!!」


「おぶっっ!!」



メグに後ろから抱きついた気配のない奴はリョージ(沢村 良子)。


「むごっ・・・!むごぐむむ・・・・!!」



メグはリョージの腕で口と鼻をふさがれた。


「あ、ごめん♪」



リョージが抱きつくのを止めると・・・。



「おいっ!息ができなかったじゃないかっ!死んだら保険金払ってくれるのか!?」



メグが涙目で訴える。


「ごめんって言ってる〜っじゃん♪」


さすがはお気楽少女GX・・・。


メグの鬼の顔にもまったく動じず。


「ねぇねぇ!マイマイとピューターさんも行かない?」


オカユはいつも一緒にいるマイマイ(遠藤 舞)とピューターさん(鈴木 アヤ)にも声をかけた。


この2人は以外に仲がいい。



「いいですね。行きましょう。」


「服装は・・・?(ブツブツ)」





「ここはっ浴衣よぉー♪♪」



オカユは制服の裾を下に引っ張り浴衣のアピールをした。





〜メグの家〜



「浴衣・・・か・・・・。」



メグの家のクローゼットを覗いてみるとお母さんの浴衣しかなかった。


「去年買えばよかったな・・・。」




メグは母親の所へ行く。


「お母さん、浴衣・・・貸してくれる?」



「浴衣?」


母親は洗い物をしている手を止め

水も止めた。



「恵、夏祭りに行くの?」



「うん。」


「浴衣を着ていくの?」


「うん。」



「ふぅん・・・。」



母親はため息を吐いた。


「いいわよ。お母さんの、着て行きなさい。」


「ありがとっ!」




メグはクローゼットへ向かう。








「あの子も、女の子なのね・・・。」







■作者からのメッセージ
お母さんは娘の成長に気づきます・・・。

実はメグ・・・
小学校の時からクールでしたので、あまり友達がいませんでした・・・。

しかし高校に入って
初めてあの4人のような友達を作ることができたんです・・・。

あの4人は心が(一応)広いですからね〜。

もちろん夏祭りに誘われることはなく
浴衣も着ません。

浴衣がない高校生・・・。

その意味、わかってもらえたでしょうか・・・?

読んでくれてありがとうございますっ!

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