舞波学園活動記26
作者: レイド   2009年11月08日(日) 15時12分38秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
〜舞波学園活動記26〜


季節は、春に近い日の事
ここ、舞波学園では終業式が迫っていました
そして、終業式前日にて
〜舞波学園活動記最終回〜最後の活動〜
舞波学園にある、自由部の部室にて


「今日の自由部の活動はこれよ!」

そう言ったのは、この自由部の部長の斎藤由奈でした
由奈は、チラシを自由部の皆に見せます


「これって・・・ボーリング?」


「そ、どうやら新しくこの舞波市にボーリング場が出来たらしいのよ料金は、私が負担するわ、さあ早速皆で行くわよ!」


「ボーリングか・・・やった事ないけど・・・」


「私も〜、上手くできるかな?」


「どうせやる事になるんだから、反対はしないな・・・」


そう言って、皆は新しく出来たボーリング場へと行く事にしたのでした
ボーリング場


「皆、集まったわね?まず丁度六人いるから3対3で別れましょう?ただゲームするのもつまらないから負けたチームには、罰ゲームを考えたわ、さあチームを分けるわよ!」


「えらく強引な展開なんだが・・・」


「何よ?ユウ、何か文句あるわけ?」


「いや・・・何でもないです」


「じゃあ、早速決めるわよ」


こうして、皆でじゃんけんをして、チームをわけたのでした
そしてどうなったのかと言うと


「私と由香里と真ね?」


「じゃあ、こっちは美香先輩と麗羅先生か・・・」


「さあ、チームも決まった事だし、早速始めるわよ!」


こうして、由奈チーム対雄一チームの戦いが始まりました


「まず、先行は私たちが投げるわ?ところで由香里と真はボーリングはやったことあるの?」


「私は昔に一回ぐらいかな?ストライク出した覚えがないよ・・・」


「僕は全くの初心者だよ、触ったこともないなあ」


「じゃあ、私が投げ方を教えるわね?よーく見ていなさい!」


そう言って。由奈はボールを構えてレーンに向かって投げました
ボールはいきなりガーターにそれました


「由奈先輩・・・あー言ったけど、ガーターではないか?」


「っふ、ユウ、よーく見てなさい!」


「え?な、何だと!」


よく見てみると、ボールは急に回転をして、溝からはじくとピンを全て倒して
スコアに「ストライク!」と表示されたのでした


「すごいでしょ?これには投げる時にコツいるのよね?ユウは出来る?」


「出来るわけないでしょ・・・そんな技・・・」


「もう駄目駄目ね?少しはやろうとかおもわないの?」


「いや、絶対に思わない」


「まあいいわ、じゃあ次は誰が投げるの?」


「じゃあ、ボクが投げるね?」

そう言った美香は、ボールを持って投げました
ボールはゆっくりと直進して、全てピンを倒してストライクとなったのでした


「まあ、こんなもんかな?」


「美香先輩、こういうの得意なんですか?」


「まあ、得意な方かな?投げるコツは大体判ってるつもりだしね?」


「むむ、なかなかやるわね〜じゃあ、次、真投げなさい」


「僕?まあ、やってみるよ」


真は、そう言ってボールを構えました
ボールは、ゆっくり回りながらピンを倒すことなくガーターとなりました


「何やってるのよ?真、私の投げ方ちゃんと見てなかったわけ?」


「あんな投げ方、無理だよ〜」


「まあいいわ、で、次はユウ達の番よ?」


「そうだな・・・麗羅先生?どうします?」


「そうね、じゃあ雄一君から始めにど〜ぞ、私は最後でいいわ」


「判りました」


雄一はそう言って、ボールを構えて投げました
ボールは、まっすぐに直進したかと思うと、急に右にそれてガーターとなりました


「ユウ、へたくそね〜」

「こういうのは苦手なんだから、しょうがないだろ」


「ここで点差を広げるチャンスよ?由佳里」


「わ、私もあんまり得意じゃないんだけど・・・そんなに期待されても困るよ?由奈」


「じゃあ私が秘策を教えるわ」


そう言って由奈は由佳里に何か話しました


「で、こうなるのよ?判った?由佳里」


「う、うん、やってみるね?」


由佳里は、そういってボールを構えて投げました
ボールはふらつきながらも、数本はピンを倒しました


「やった、とりあえずガーターだけは阻止できた〜」


「その調子よ?あとは工夫すればストライクも目じゃないわ!」


「なんかずるいな・・・」


「まあまあ、次は私の番ですね」


そう言って麗羅は手にグローブを嵌めて、ボールを持って投げました
ボールは真っ直ぐ転がって、簡単にストライクと表示されました


「うん、懐かしいわね〜」


「麗羅先生・・・もしかしてこういうのかなり得意だったりする?」


「ええ、昔、プロボウラーにも勝った事あるわよ?手加減しないからお手柔らかにね?」


「そ、そうなら本気でやるまでよ!」


そして、結果はどうなったのかというと

「麗羅先生が全スコアパーフェクト取ったけど、ユウがガーターばっかりだしたからわずかな点差で何とか私達の勝ちよ、罰ゲームはこれよ!」


そう言って由奈がとりだしたのは、緑色をした飲み物でした


「これは?」


「私の親戚から送られてきた青汁よ?いっぱい貰って困ってたから丁度よかったわ、さあ飲みなさい」


「青汁・・・まあ、変な罰ゲームじゃなくてよかったかな」

「確かに」

三人は、結局由奈が貰ってきた青汁を飲んだのでした

「今日の自由部の活動はこれにて終了!各自、解散!」


こうして、ボーリング場での自由部の活動が終わったのであった
そしてその帰り道


「ユウ」


「何だ・・・?由奈先輩」


「いろいろとこの一年ありがとね?色々私の我侭につきあってくれて、別に退部届だしてもよかったのよ?何で出さなかったの?」


「ん?まあ、この部活それなりに気に入ってたからかな・・・他に入りたい部活とかなかったし、それに結構楽しかったし」


「そう・・・それを聞いて安心したわ!じゃね!」

そう言って由奈はいなくなりました


「結局何がいいたかったんだ?由奈先輩は・・・」

こうして、雄一の一年の部活動記が終わったのであった・・・


〜終〜
■作者からのメッセージ
レイドです。まず一回この物語を終わらせます〜
(次回新しいの書くつもりなので)
あ、もちろんこれの続編書くつもりですよ?タイトルちょっと変えて新キャラとかだそうかな?とか考えてますし、ではしばらくはこの物語一旦お休みします〜また、読んでくださいませ〜

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