一か月の恋―2― |
作者: 歩達 2009年11月09日(月) 16時57分23秒公開 ID:h9/hf8U/ytc |
「た、たすけてくれてありがとう・・・」 恥ずかしがりながら女が言った。 「あ、あぁ。」 なんでか照れる。 「あ!あのさ!私、田原礼ってのー。あんたは?」 女は事項紹介をした。 「矢野ヒロム。」 「そっか、よろしくね!矢野ヒロム!」 「な?なんでフルネーム?!田原礼」 「ははっ♪矢野ヒロムもフルネームじゃん!」 「あ、まぁ。。。じゃ礼で」 「私も、矢野ヒロムのこと・・・なんて呼ぼう?」 「矢野でいいよ」 「分かった!矢野!」 そんな会話をしながら駅まで向い、そこで、ケータイのアドレスを交換した。 そのあとは学校にもいくのがめんどくさくなり、俺は家に帰った。 「ただいまぁー」 (って誰もいないか・・・) 俺はベットに飛び込み彼女(礼)のことを思い出していた。 「ふぅ〜」 (そういえばあいつ・・・なんのであんなやつらに連れてかれそうだったんだ? 写真・・・脅されているのか・・・) そんなことを考えていると急激に眠気が襲ってくる。 気がついたら夜の12時。 「わぁー寝ずごした・・・」 そして、ベットからおき、めんどくさいからカップラーメンを食べ、もう一度寝た。 朝 いつものように部活だから駅までいって、いつもの自転車の車庫でタバコをすう。 フー ボーっとしていると、車庫の角からいきなり!? 「よっ!矢野!元気か?」 「れ、礼?!どうしたんだよ!」 「ねぇー私になんのお願い来て欲しい?」 「はぁ?」 (いきなり何を言い出すんだこいつは・・・) 「だって!助けてもらう時に約束した!」 「あぁーあのことか・・・どうでもいいよ自由に生きろ!」 礼の顔が暗くなった。 「・・・自由に生きる・・・」 下をむきながらぼそぼそ言った。 「そうだ・・・俺の言うことなんて聞かずに自由に生きるんだ!」 (何だこいつ・・・何を期待していたんだ?生きるのがそんなに困る言葉か?) 「あのさ、今日学校さぼれない?」 ぱっと顔を上げて俺を見た。 「え・・・なんで?!」 (押し込んだとおもったらいきなり真顔?!・・・こえぇ) 「話があるの。」 「あ、あぁ、いいぜ・・・」 「本当!?ありがとう!わーーーい!」 ぴょんぴょんくるくる舞いながら喜んだ。 「・・・・ふっ」 (なんだこいつは・・・) そして、近くの公園のベンチに二人で座った。 「・・・・・・」 「・・・・」 (俺はなんて声をかければいいのか・・・) 「あのさ・・・話ってなに?」 とっさにいきなり聞いてしまった。 「あ、あのね、」 真顔 「ん?」 普通(疑問) 「実はね。私、矢野が好き!!」 恥ずかしがってる(叫ぶ) 「・・・え?俺?!」 驚き(嬉しい) 「だ、だから付き合ってよ!短い時間だけでも私を好きになってよ!」 泣いている(まじめ) 「・・・あ。俺でよければ」 嬉しい(どうしてよいか分からない) 「ほ、ほんとう?!」 疑い(涙) 「あぁ、・・・でも、短い時間だけってなんだ?」 疑問(不思議) 「あ、うん。実は私ね、病気なの」 下向き(泣きやんだ) 「病気?」 可哀想(ハテナ) 「うん。もうあと一か月しか生きられないの」 落ち着いた(呆れてる) 「一か月?!なんで短いじゃん!」 驚き(かわいそう) 「本当は三か月だけど、もう二か月たったから、治療のすべはない。」 普通(説明) 「治療できないのか?へんな病気だな!」 信じてない(疑い) 「・・・手遅れなんだよ!もう、、、ゴホッ!ゲホッ」 叫ぶ(せき) 「だ、大丈夫か?!」 心配(マジ) 「ゴホッ・・・ゲホッ・・・」 せき(血) 「おい!しかっかりしろ!おい!」 つづく |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |