私のスクールデイズ 第7話 手紙 |
作者: 志乃 2009年11月11日(水) 22時25分47秒公開 ID:iawq8dS98yk |
時は放課後になりました。 ついに手紙で呼び出された時間になってしまいました。 「もう一度手紙を確認しときましょうか」 さっきは一枚目しか美都ちゃんは読んでいなかったはずです。 そうして手紙を開いてみた。 ――――――――――――――――――――――――――――― 今日の放課後、2‐1の教室で待ってます。 ――――――――――――――――――――――――――――― 貴方が ――――――――――――――――――――――――――――― それでもどうしても好きなんです。 ――――――――――――――――――――――――――――― お願いです。 ――――――――――――――――――――――――――――― 駄目だったら確りと諦めます。 ――――――――――――――――――――――――――――― 菜摘ちゃん? 私は菜摘ちゃんとは仲が良いですけど…… ここで1枚目の手紙の内容が終わりです。 2枚目を読んでみます。 ――――――――――――――――――――――――――――― 私にとっては貴方が憧れでした。 ――――――――――――――――――――――――――――― 神林くんお願いです。 ――――――――――――――――――――――――――――― ちゃんと来てください。 ――――――――――――――――――――――――――――― 楠木 杏 ――――――――――――――――――――――――――――― えーーー! どうにも杏さんという方は琉生くんと下駄箱を間違えたみたいです。 確かに琉生くんと下駄箱は隣ですけど……。 そんな漫画みたいなネタはありなんでしょうか? 「ってことは琉生くんに手紙を渡さないといけないじゃないですか!」 なんか一人で突っ込んでいるみたいで恥ずかしいです。 その場合ではありません! いそいで琉生くんを捜さないといけません! 「たぶんこの時間だと音楽室にいる筈ばなんですけど……」 □ ドアを開けようとしたら菜摘ちゃんと琉生くんの叫び声が聞こえました。 どうやら争っている見たいです。 「菜摘!てめー熱が有る癖に無理してるんじゃねーぞ」 「何言ってるの?ついに天然が馬鹿へと変わったか」 「おれは本気なんだぞ!!!」 聞いてみると菜摘ちゃんが熱をだしたみたいです。 幼馴染みって流石ですね、ってそんな所ではありません。 この手紙を…… 「琉生なにしているのさ!」 「落とされたくなかったら暴れるな」 琉生くんが菜摘ちゃんをお姫様抱っこをしていました。 その時の琉生くんの顔は真剣でした。 顔を真っ赤にして…―― ドクッ 二人を見ていると何故か心が痛くなってきました。 何故でしょう。 |
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