ルーチェ・フィーロ #3♪捕らわれた花は闇に落ちる
作者: 南田 恵理   2009年11月18日(水) 21時30分25秒公開   ID:Ee3yYWMigJ6
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シャディ「・・・ホコリっぽい・・・・・。」



ゲイル「悪い・・・掃除してくれるか・・・・?」



ゲイルが仮宿だと言っていた小屋はホコリまみれだった



私は掃除用具を探した



生憎古いモップが一つだけ・・・



シャディ「外に出てください。掃除をします。」



ゲイル「どもv」



ゲイルはまた笑った




そして一時間



だいぶ綺麗になってきた



こんなもんかと思い

私はゲイルを呼びに行った



シャディ「あの・・・・ゲイル・・・・さん?」



ゲイル「ゲイルって呼べ。」


シャディ「ゲ、ゲイル・・・・。・・あ、掃除が終わりました。」




ゲイルの顔がほころぶ



ゲイル「すげーな!やっぱお前連れてきて正解だった。」



このことだけにかいっ!



ゲイル「まっ。他に目的はあるけどな。」


ゲイルは片目を瞑って見せた



・・・馬っ鹿じゃないの?



ゲイル「さて、お前の部屋も用意しないとな。」



ゲイルは中に入る


シャディ「へ!?」



私はすぐにゲイルの服を引っ張った



シャディ「ちょっと待ってよ!私もここに住むの!?」


もう敬語じゃない・・・


でもこれは一大事だよぉ



ゲイル「ああ。決められた範囲しか外には出さないけどな。」



シャディ「それって監禁じゃないっ!」



ゲイルはムッとした表情になった


ゲイル「人聞きの悪い!俺はそんな変人じゃねぇぞ!」



シャディ「十分変人じゃない!」



ゲイル「・・・・・・。」




ゲイルは何かを抑えて


小屋に入った



ゲイル「お前の部屋は2つ部屋があるうちの向こうな。入り口付近は危ねぇからよ。」



この小屋は2部屋しかなかった



シャディ「男と住むなんて泣くわ・・・・。」



私の周りには不幸オーラが・・・



シャディ「しかも殺し屋・・・・。」



ゲイル「仕事だ。」



ゲイルは淡々と答える



こっちは元住み込み雑用の14歳の女の子なんだよ!?

なんでいきなり男と住めって・・・・



待て待て

そんな風に考えるからいけないんだ・・・


ここはポジティブに考えよう・・・

あんな雑用地獄とはもうおさらばなのよ!

ここはラッキーと考えるべき!










ゲイル「・・・・さっきから何考えてんだ?こいつ・・・・。」







⇒To Be Continued...

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