ルーチェ・フィーロ #15♪あのときから
作者: 南田 恵理   2009年12月08日(火) 20時52分49秒公開   ID:Ee3yYWMigJ6
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今日 私は夢を見た



7年前の夢・・・




7歳の私はまだ売られてはいなかった


まだ母親がいた


一緒に買い物に来たら


なぜか迷子


母親からはぐれたからだ




道もわからず


その時はすごい人見知りだったから


怖かった・・・




待ち合わせとかによく使われそうな大きな銅像に行き


しゃがんで泣いた




シャディ「ひっく・・・ふぇえ〜ん・・・。」


ずっと泣いてても誰も自分を目に入れてくれない
























ポツ・・・



雨が降ってきた



その雨は瞬く間に人の声をなくした




言い知れぬ恐怖が私を襲う


もう帰れないのではないのかという疑念も同時に持った




その時


私の目の前に陰がよぎった





少年「・・・なんで泣いてるの?」





涙でグシャグシャの私はその少年を見てみた


その少年は同い年くらいで雨でびしょぬれだった



シャディ「・・・あなたは雨宿りしないの?ぬれちゃうよ・・・?」


少年「君もぬれてるじゃないか。一緒に屋根の下に行こう?」


少年は私の手をとった




その時に雨がピタリとやんだ


シャディ「止んじゃった・・・。」


でも私の涙は止まらない



少年「泣きすぎだよ・・・。」


少年は私の手に何か置いた


シャディ「?」



見てみるとペンダントだった


シャディ「これ・・・・。」


少年「ペンダント。綺麗だろ?」


私は頷く



少年「あげる。どうせ100均だから。」


シャディ「・・・ありがと。」



少年は顔を赤らめる


少年「・・・お前って髪長いよな。」


シャディの髪は背中まであった


シャディ「それがどうしたの?」


少年「お前、ショート似合いそうだよな・・・。」



シャディ「そうかな・・・?」


私は自分の髪を触る



少年「似合うよ、絶対!俺が保障する。」


シャディ「・・・・わかった!(ニコッ)」



気がついたら涙は止まっていた



少年「じゃあ僕は行くね!」


少年は手を振った



シャディ「ばいばい!」


私も手を振った








その後

私は母親に見つかった





⇒To Be Continued...

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