踊る学級大捜査線 |
作者: レイド 2010年01月09日(土) 16時24分35秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
ここは、桜幸聖市(さくらこうせいし)にある桜幸聖高校 この場所から、物語が始まるのであった・・・ 教室 「さ〜って、今日の授業を始めるぞ〜?」 彼の名は、西田俊夫(にしだとしお)、この高校の先生でもある しかし、彼には悩みがあった、それはというと・・・ 「はあ・・・最近まったく生徒にかまって貰えんな・・・」 そうなのであった、まず先生が教室に入ると黒板クリーナーが降ってくるトラップが仕掛けてあってはまって、怒ると馬鹿にされるので、教師やめようかな〜とか思ったのであった。 「さて、まず教科書七十ページを開きなさい」 こうして、いつものように授業を受ける生徒達 そして、授業が終わり、放課後になったのであった 放課後 夕暮れ時に、学校にいる者がいた その者は、辺りを警戒していて挙動不審でもあった そして、何かごそごそした後、その場から立ち去ったのであった・・・ 次の日 「おっはよ〜、今日も寒いなまったく」 教室にやって来たのは、来須涼(くるすりょう) 一年A組の生徒で、元気で明るいムードメーカー?的な存在なのであった 「あ、おはよ〜涼、今日も本当に寒いよね〜」 声をかけたのは、同じクラスでも涼の幼馴染でもある香崎愛子(かざきあいこ)なのであった。 愛子は、料理倶楽部に入ってるので、良く料理を涼に作ってあげるが見た目は綺麗なのに、味が最低なので一部では悪魔の食事(デスランチ)とも呼ばれていたのでした。 「あ、ああおはよう、確かに寒いよな〜」 涼は、そう言うと席についたのであった すると、いきなり涼の所に伊藤美梨亜(いとうみりあ)がやってきたのでした。 「来須君・・・ちょっと聞きたい事があるのだけど、いいかしら・・・」 「い、伊藤・・・何だ俺に聞きたい事って・・・」 涼は、おどおどしながら聞くのでした。 「私の愛用品の熊人形のジョニー知らない?・・・」 美梨亜は、そう言って涼に聞いたのでした 「愛用品の熊人形・・・そんなの知らないな?」 「嘘つくと呪いが降りかかるわよ・・・」 「だから本当に知らないって!何、五寸釘と藁人形持ってトンカチで叩こうとしてるんだ!」 「本当に知らない・・・?」 「ああ、嘘じゃないって!」 「ならいいわ・・・じゃましたわね・・・」 そう言うと、また別の人に同じような事しているのであった。 涼は、こう思った。 (こ、これでは確実に誰か一人は被害者が出るな・・・!) 涼はそう思うと、授業が始まったので受けたのであった。 そして放課後 「皆に集まって貰ったのは、他でも無い!これは一刻も争う緊急事態なんだ!」 涼は、そう言うと集まってる皆に言ったのであった 「一体、何の用なの〜?涼君〜?」 最初に話したのは、笑顔しか人に見せた事が無い、柏木哲弥(かしわぎてつや)だった。 「よくぞ聞いてくれたワトソン君」 「え?僕、ワトソン君?」 「今日、伊藤の持っていた熊人形のジョニーが消失したのだ、それを探して伊藤に渡さないとどんな不運が待っているだろうか!いや、考えても始まらない、早速捜査して欲しいのだ!」 「まあ、友達の美梨亜ちゃんの持ち物だしね?協力するよw涼w」 愛子は、そう言うのであった。 「まあ、私としてはクラスの学級委員長だし、伊藤さんの持ち物が消失なんて許される行為では無いわね!学級委員長として、協力してあげる!」 そう言ったのは、クラス委員長でもある夢宮雛乃(ゆめみやひなの)なのであった。 「僕も参加させて貰おうかな?こんなイベント、楽しむに越した事はないしね」 何かのポーズを決めて言っているのは、副委員長でもある萩原圭(はぎわらけい) なのであった。 「まあ、理由はどうあれ、結構な人数が集まったな?早速行動開始だな」 「ねえねえ涼?なんかこれに名前付けようよ?その方が楽しいしさ?」 「名前?う〜ん、そうだな、学園捜査線!桜幸聖高校を封鎖せよ!なんてどうだ?」 「青島く…じゃなくて…なんかどっかで聞いた事ある名前だけど?私は良いと思うよ〜w」 「よし、決まりだ早速行動開始だ!」 「了解〜w」 こうして、学園捜査線!桜幸聖高校を封鎖せよ!と名づけられた。 涼達は、学校の中を探す事にしたのでした。 「どうせなら、三手に分かれて探そう、まず俺と愛子は一階、雛乃と哲哉は二階、三階は圭、頼むな?」 「了解wさあ行こう?w涼w」 「まあ僕はいいけど、雛乃さんは?」 「わ、私もOKよ!」 「OK,必ずやこの騒動をこの僕が抑えて見せるよ」 そう言って、三手に別れたのであった 一階 「さて、何所から探すかだ・・・どうする?愛子?」 涼達は、教室をどんどん開けて、中を調べていた。 「ねえ、涼?なんか見つけたけどこれ違うかな?」 愛子は、何かを見つけたらしく涼に言う。 涼は、その物体を見て驚いた。 「あ、愛子・・・何だそれは!」 愛子が持っていたのは、熊では無くて狐の妖艶なオーラの漂う人形なのであった。 しかも不気味に笑っている風にも見える。 「えへwこれ結構可愛いと思わない?涼w」 (な、何を言ってるんだ〜こいつは〜〜〜!うわ!なんか睨んでるぞ〜〜〜!) 「なわけないって!さっさと捨てろよな!」 「え〜?どうして?」 「いいから!」 涼は、その人形を愛子から奪うと外に放り投げた。 すると、誰かいてっと声がした。 「誰だ〜!こんな物捨てたのは!って、うわあああああ!」 それは、涼の担任の先生だった。 先生は、その人形を直ぐに焼却炉に入れると何も見なかった振りをするのであった。 二階 「一体何所にあると言うの・・・!」 「そうだね〜一体何所にあるんだろうね〜?」 二階には、哲弥と雛乃がお人形を探しているのであった (ん?よく考えて見れば、これは結構おいしい展開じゃないじゃない?これを気に哲弥君と一気に仲良くなれれば!) 「雛乃さん?どうしたの〜?黙り込んじゃって?」 「え?い、いや何でも無いわよ、ちょ、ちょっと考え事してただけだから心配しなくて大丈夫よ?」 「あ、雛乃さん?これ伊藤さんの物じゃないですか?」 哲弥は、何かを見つけて雛乃に見せる。 ここは、理科実験室、おぞましい雰囲気の中で雛乃は、それを見た。 「きゃ、きゃああ!何ですの!そ・れ・は!」 哲弥の持っていたのは、何かのミイラ化した昆虫なのであった。 「これかな〜?でも、人形じゃないよね?」 「哲弥君!そ、そんな物さっさと元の場所に戻して下さいませ!」 「はいはい、そう怒ると美人が台無しになっちゃうよ?」 「え?美人ですって?」 雛乃は、それを聞いてもう一回尋ねようとしたが 哲弥は、ミイラ化した昆虫を元の場所に戻している最中なのであった。 「ま、まあまた後でその事を聞けばいいわ・・・」 雛乃は、そう思ってるのであった。 三階 「う〜ん、まず何所から探したらよろしいのかな?」 一人ポーズを決めながら、歩いているのは自称桜幸聖高校のプリンス、萩原圭(はぎわらけい)なのであった。 「ふむ、三階にあるのは・・・音楽室と図書室か・・・まず、どちらから調べるかですな」 圭は、悩んだのであった。 そして、どうなったのかと言うと、音楽室に行く事にしたのであった。 音楽室 がらっと扉を開けて、圭は入った。 中では、吹奏楽部の子達が、演奏をしていて、圭を見た途端、圭様〜wと、歓声の声があがったのであった。 「ふむw来て正解だったな、僕は君達の演奏を最後まで聞く事にするよ」 それを言った途端、急に活気が沸いていい音が響いていたのでした。 「キャハwあれ〜なんで皆、急に活気が沸いてきたんだろ〜?」 丁度、音楽室にいたのは、愛子の妹でもある香崎ほたるなのであった。 「ん?君はここの中学の子だね?」 「キャハw私はほたるw丁度、お姉ちゃんの所に行こうとしてた所なのwお姉ちゃん知らない?愛子お姉ちゃんと言うんだw」 「あ〜、君は愛子君の妹さんか、よし、なら着いて来たまえ」 「キャハwありがとうw誰だか知りませんけどご親切にどうも〜w」 (こ、この僕を知らないだと!?む、無念・・・) 圭は、一人落ち込んでいるのであった。 教室 「さて、皆の者、守備はどうだったかな?」 「私達は、人形を見つけたけど、狐だったんだよ〜」 「僕は、一応それらしい物見つけたんだけどね?」 「あれは、違うでしょ!哲弥君!あれは実験に使う物なのよ!」 「僕も見つけられなかったが、愛子君の妹に出くわしたぞ」 「キャハwお姉ちゃん?一体何してんの?wなんか楽しそうだから私もいれてよw」 「いいわよw人数が多い方が探しやすいしねw」 「結局、伊藤のお人形は見つからなかったか・・・」 「ねえ、これからどうする?涼君」 「そうだな、ワトソン君、よし怪しい人物を探って見ようではないか」 「やっぱり僕って、ワトソン君なんだね・・・?」 「ねえ涼?怪しい人物って誰?」 「それはズバリ!」 涼は、手を前に突き出して何か言おうとしている これは、まるで探偵が犯人を追い詰めた時のポーズであった。 「この事件の黒幕、いや犯人は・・・!」 「犯人は?」 「祥太だ〜!」 「ええ!?祥太君?何で!?」 「それはだな・・・今日、まず一つ目、今日祥太は学校に来ていない!二つ目、伊藤に恨みありそうなのは祥太だからだ!」 「そ、そんな理由で・・・?」 「キャハw決まり決まり〜w」 「ちょい待てこら!!!!」 いきなり祥太が、やって来た。 傍には美梨亜もいたのであった。 その手には、熊の人形ジョニーを持っていた。 「あれ?事件解決?」 「事件って何の事だよ!」 「え?それは、学園捜査線!桜幸聖高校を封鎖せよ!だが?」 「言ってる事がわかんね〜よ・・・俺はだな・・・」 祥太は、説明するのであった 「俺は、昨日の放課後、教室にいたんだそこに俺を恨んでいる奴がやって来て、喧嘩になったんだ、それでその最中に、伊藤の人形を壊してしまったから直しに行ってたんだよ、なんか呪いとかありそうだからな・・・」 「そうなのよ・・・その事をすっかり忘れていたわ・・・」 「・・・だったら俺達のこの捜査は一体・・・」 「無駄骨だったんだ・・・でも、良かったねw美梨亜ちゃんw」 「ええ・・・・」 「馬鹿馬鹿しいったらありゃしないわよ!私は帰るわ!」 雛乃は、怒って帰って行ったのであった。 「じゃあ、これにて事件解決!一件落着って事で解散!」 そう涼が告げると、集まっていた者達は一斉に帰って行ったのでした。 こうして、事件は解決?したのであったとさ 〜終〜 |
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