〜horry night〜〜子供達のクリスマス〜
作者: レイド   2010年01月09日(土) 19時20分03秒公開   ID:YynBrr2ofCI
ここは、何処かの高校、季節は冬の始め、つまり十二月の出来事である・・・

「ふわあ・・・寒くなったな・・・」


風が強く吹いているこ時間に学校に通学している者がいた。
名前は来須涼(くるすりょう)、現役高校生であり
桜幸聖市にある桜幸聖高校に通ってたのであった。

「あ〜あ、まったくやってられないよ、こんな寒い日に学校なんてさあ・・・」


涼は、ぶつぶつつぶやきながら歩いている。
そこへ後ろからどんっと強く押されたのであった。

「おっはよ〜涼〜!あれ?何、寝てるの?」

涼は、何者かに思いっきり押されて、地面に倒れこんだのであった。

「いって〜!何すんだ!この俺を突き飛ばすとはって・・・愛子!?」

そう、突き飛ばしたのは、涼の幼馴染でもある
香崎愛子なのであった。

「おっはよ、涼、今日はね〜ちょっとお弁当作り過ぎちゃったの、だから食べてくれない?」


「お弁当だあ?ってまさか、本当にお前が作ったのか・・・!?」

「そうよ?昼休みに渡すから、ちゃんと食べてよ?じゃあ先に行ってるね?」

そう言った後、愛子は先に行ってしまった。


「・・・聞いていたぞ・・・涼」

「うわ!びっくりした、祥太じゃないか」

涼に声かけたのが、涼の友達でもある倉田祥太であった。

「お前も大変だな・・・香崎のお弁当を食べるなんてな」

「ああ・・・お前も一緒に食べるか?祥太?」

「いや・・・遠慮しとく、腹壊したくないしな・・・食べたらすぐに保健室いった方がいいぞ?」


「ああ、解かってる・・・」

涼は溜息をついた、何故溜息をついたのかと言うと愛子の手料理、つまりお弁当なのだが、料理下手で物凄く不味いからである。
ちなみに悪魔の料理(デスランチ)とも言われていた。
涼は、保健室直行だな・・・と思いながら、歩くのであった。
そして、涼と祥太は桜幸聖高校に到着したのであった。


教室内


「ふう・・・やっと着いたな」

「どうやら先公はまだ来てないみたいだな、早く来て損したかもな」


「お前、先公に何しようとしたんだ?」

「いやあ、ちょっとね・・・ふっふっふ」

祥太は、何か企んでるような不気味な笑いを浮かべたのであった。

「おっはよ〜てっさっきも挨拶したね〜結構今日は早いね?涼」

「たまたまだ、偶然だ」

「そう?私のお弁当が目当てでこんな早く来たんじゃないの?」

「言っとくけど、それは100%あり得ないからな?断じてそれは違う!」

「あっはっは、今日も仲がいいねえ〜二人とも」

涼に話しかけて来たのは、クラスメイトでもある柏木哲弥であった。
哲弥は、喜怒哀楽の喜しかないみたいでいつも笑顔になってるのであった。
そして、誰も泣いた顔や怒った顔を見ていないと噂されている。


「哲弥・・・お前も相変わらず笑顔だな・・・お前には悩みとかないのか?」

「悩み〜?う〜ん、そうだな〜?最近寒くなってきたから、花壇の花が心配だよ〜」

「え?お前、何か植物とか育ててるのか?」

「いやあ?部活だよ、僕、園芸部だから」

「園芸部?そう言えば初めて聞いたな、お前、入ってたんだ」

「まあね、でも部員は僕と先輩の二人だけだよ?」

「それで部活と言えるのか・・・?」

「涼は、帰宅部だから部活入ってないじゃないか!そんな事、解かってるけど言っちゃだめだよ!」

「解かった解かった、だからニコニコしながら怒るのだけはやめてくれ、心臓に悪い・・・」

「解かればよろしい、あ、そろそろ授業が始まるから席につくね?」

「あ、ああ・・・」

哲弥は、自分の席に戻った。
そしてチャイムが鳴り、先生が教室に入ろうとした瞬間。
祥太が少し笑っていたのを、涼は気がついたのであった。
そして・・・


(ガラっバコーン!)

見事に先生の頭に、黒板消しが落ちてきた。
それを見たクラスの皆は、大笑いしたのであった。
先生は顔を赤らめて「誰がやった!名乗り出ろ!」と怒っている。
クラスの皆は、知らない顔をしていた


「先生〜他のクラスじゃないんですか?俺達に言っても答えは帰ってこないと思うけど?」

祥太は、先生にそんな事を言って、また黙り込む。
先生は、「く・・・まあいい!授業を始めるとする!」と言って、授業が始まったのであった。
そして昼休み


「ふわあ・・・結構きつかったな・・・って、忘れてた!」

涼は、何かを思い出した、それは朝
愛子がお弁当をくれると言う事だった。

「今のうちに逃げよう!よし!」

涼は、教室から出て行こうとしたその時、愛子が話し掛けてきた。

「何所行くの〜?涼、ほらw一緒にお弁当食べようw」

愛子は、扉の前に立っている、これでは脱出不可能である。

「・・・解った、食べよう・・・」

(はあ・・・これで、保健室直行だな・・・)

涼は、そう思ったのであった

「ねえ涼?今日はさ、天気が良いし、屋上で食べようよ?ほら、倉田君も一緒にさ?」

「ええ!?俺もかよ!俺は嫌だからな!」

愛子は、それを聞くと怒ったような笑顔で

「私とじゃ嫌なの?」

「う・・・、俺も一緒に行くぜ・・・」


(こっわ〜、これは素直に聞いた方が良いな何されるか解らんからな…)

祥太は、愛子の事が苦手みたいである。
天敵とも言うらしいのだが・・・
こうして、三人は屋上へと向かった
屋上


「あああ!この堕落した世界に神の導きを〜!」

屋上では、何かの術符を持ち
大声でぶつぶつお経のように言っている者がいた。


「あ、美梨亜ちゃんこんにちはw」

屋上にいたのは、愛子の友達である
伊藤美梨亜であった
彼女は、オカルトサークルに所属していて、いつも手には呪い?の熊人形
ジョニーを持っている、ちなみに効力は不明であった


「あ・・・愛子ちゃん・・・こんにちは、一体どうしたの?」

「今日はね?三人でお弁当食べようと思ったの美梨亜ちゃんもいる?」

「いいわ、今日の指令は、「天に祈りながら術符を読む」だからね・・・」

「そう、じゃあ邪魔しちゃ悪いね、離れた場所で食べよっか」

涼と祥太はお互い顔を合わせ、こんな事を言っていたのであった

「なあ・・・涼」

「何だ、祥太?」

「相変わらず、伊藤って変な奴だよな・・・」

「それを言うな・・・解ってる事だから」

「二人とも何してんの?お弁当箱開けるから食べてね」

愛子は、お弁当箱を開けた。
見た目は普通だった。


「さあ、好きな物食べてねw」

「どうする?祥太」

「まずお前から食べろ、俺は後から食う」

「う・・・じゃあこれを」

涼は、スパゲッティ見たいな物から食べる事にした

「頂きます」

涼が一口、食べると、うっ!って顔を引きつって
その場にうずくまった

「不味い・・・あまりにも不味い・・・」

「え〜?やっぱりスパゲッティにタコと醤油とソースと唐辛子も混ぜたのがいけなかったかな?」

「そんな組み合わせの悪いもんを、俺達に食わせようとしていたのか・・・」

「そういうのは、まず愛子が味見してから、俺達にくれよ・・・」

「ららら〜!これも運命〜、諦めて従う事〜」

美梨亜は、何故か歌っていた、でも誰も気がついていなかった

「そう言えばさ」

「ん?」

「もうすぐクリスマスでしょ?涼と倉田君は何してる?」

「クリスマス?もうそんな時期か・・・去年は普通に家にいたな」

「俺は去年は、パーティしたぜ、戦友とな」

「ふ〜ん、そうなんだ、私は去年はリゾート地へ行ってたよ、美梨亜ちゃんは?」

「私?去年・・・そうね・・・クリスマス交霊会をやって心霊スポット巡りをしていたわ」

「・・・・やっぱ変な奴・・・」

「そうだな・・・」

「皆、去年はバラバラだったんだね・・・じゃあさ今年は、皆でお祝いしようよ?」

「俺は別に構わないけど、祥太は?」

「俺か?う〜ん・・・そうだな、今年はあいつらと別れたし、暇だからOKだぜ?」

「良し、決まったね?実梨亜ちゃんも参加する?」

「私?・・・そうね・・・今年は交霊儀式をやるつもりだけど
時間が空くからその時間からはOKよ」

「交霊儀式?何の事か解らないけど、頑張ってね実梨亜ちゃん」

「ええ・・・」

「おい・・・頑張ってって・・・普通言わないだろ」

「そうだな・・・」

「これで四人決まりね?色々計画立てて置くね〜」


こうして、クリスマスにパーティをやる事になった
そうして二週間後


「今日は、初雪か・・・珍しいな」


涼はふと呟く、雪はゆっくり落ちて来て、手とか頭に当たって冷たかった。
そこへ、また後ろからドンッと押されたのであった。

「おっはよ〜涼、今日も元気?」

「お前ほどではないけど、とりあえず元気」

「そう、よかった?じゃあちょっとこれ手伝ってくれる?」

そう言って、愛子は鞄から一枚の紙を取り出して、涼に渡す

「これは・・・?」


紙に書かれてあった事は、クリスマス会の計画表だった。
涼は、それを読んで、最後に劇をするって書かれてあるのを見つけた。

「おい、この最後の「ホーリーナイトVSサンタクロース」って何だよ」

「これはね?クリスマス会でやる劇のお話だよ?」


「ちょっと待て!配役表決まってるじゃないか!しかも勝手に!」

紙に書かれてあった事は、主人公ホーリーナイトが涼になっていたからであった。

「いいじゃないwこのお話には、涼が似合うって?だから主人公にしたんだよ?」

「これって、やらなくちゃ駄目なのか?やっぱ」

「当たり前じゃない!盛り上げるのよ?せっかく計画したんだからね?」

「解ったよ、やればいいんだろ?まったく・・・」

涼は、ため息をついたのであった

「解ればよろしいwじゃあ、私、他の皆にも教えるね〜」

そう言って、愛子は先に行ってしまった

「結局やらなくちゃ駄目なのか?これ・・・」


涼は、クリスマス計画表を見ながら、そう呟いたのであった。
そして数分が過ぎ、桜幸聖高校に到着したのであった。

教室内

「おはよう」

「おい・・・涼」

涼が挨拶すると、祥太が話しかけてきた

「何だ?祥太?」

祥太は、愛子に貰ったクリスマス計画表を手に持っていた

「お前・・・この最後の劇、本当にやるのか?これ・・・」


「どうやらやらなくちゃ駄目らしい・・・ちなみに俺は主人公ホーリーナイトってなってるけどな? お前はどうなんだ?祥太?」

涼は、祥太に何の役をやるか聞いてみた


「俺か?俺は、なんか悪の親玉、カイザー役となってるんだけど?
カイザーって何だよ、それにこのお話に悪の親玉、関係無いと思うけど?」


祥太は、そんな事を言っている、それを聞いた涼は
確かにな・・・と思っていた。

「どう?配役表は決まったから、後は台本よ?」

「あ、愛子!お前は何の役をやるんだ?てか、出るのか?この劇に?」

涼は、話しかけて来た愛子にそう言った

「私?私はね?ホーリーナイトの味方をするクリストファーって役だよ」

そう、愛子は笑顔で言うのであった

「そうか、本当にマジでやんのか?これ・・・」

「そうだよ?ちなみにサンタクロース役は、柏木君にお願いしたら、快くOkしてくれたよ」

(いや・・・それは、ニコニコ顔だから断っても気がつかなかったんじゃ・・・)


涼は、そう思ったのであった。
そしてチャイムが鳴り、先生が入ってきた

「今日も、おはようさて授業をはじめ・・・」

そう言って、椅子に座った瞬間、先生は奇声をあげたのであった

「うぐう!これは!ダミー!?誰だこんな事したのは!」


先生は、座った瞬間、椅子が崩れて地面に先生は倒れたのであった
それを見た生徒達は、大爆笑している、そして先生は誰がやったか問い詰めているのであった

「先生〜?それって、人のせいにするんですか?俺達なんもしてないのに?」

祥太がそう言うと、先生はこう言った。

「む・・・まあいい、さて授業を始めるとする」


こうして授業が始まった
そして放課後、愛子の元に美梨亜と哲弥がやって来たのであった

「愛子ちゃん・・・」

「どうしたの?美梨亜ちゃん?」

「出来た・・・私の傑作、はい、台本」

そう言って、一冊のノートを愛子に渡した

「ありがと〜美梨亜ちゃん」

「一緒に楽しく演じましょ・・・じゃ、私、先に帰るわね」

「うん、じゃあさようなら?美梨亜ちゃん」

美梨亜は、先に帰って行く、それからすぐに哲弥が愛子に話し掛けて来た

「ねね、僕の役ってサンタクロースって役だよね?やっぱり白いお髭とか赤い服とか着るの?」

「それは、台本どうりにやってくれればいいよ?服装はこちらで用意するから?」

「解った、じゃあ、僕は部活があるので行くね?じゃあ」

そう言って、哲弥は部活に行ったのであった

「さって、家に帰って涼の家にでも行こうっと?」

愛子は、そう決めた後、早々と家に帰っていくのであった
愛子の家


「ただいま〜」

愛子は、家に帰った、そして奥から声が聞こえた

「キャハ、お姉ちゃんおっ帰り〜」

「ただいま、ほたる、一体何をしているの?」


愛子は、妹、ほたるに何をしてるか聞く事にした
香崎ほたる、愛子の妹で中学二年生、演劇部に所属していて言葉遣いが少し変だった

「キャハ、今日はね〜部活の練習してたの?お姉ちゃんもなんかやってる?」

「うん、やるよ?涼達と一緒にね?そうだ!ほたるも一緒に参加する?」

「キャハ、うん、する〜何をするの?お姉ちゃん?」


「それはね?劇だよ?美梨亜ちゃんが書いてくれた台本のねw今、余ってる役は〜あ、レベッカってあるよ?それやる?ほたる?」

愛子が、そう言うとほたるは笑顔でこう言ったのであった

「キャハ、やる!」


こうして、ほたるが劇に参加する事になったのであった。
そして時が過ぎ、劇の練習を重ね、遂にクリスマスを迎えたのであった。

クリスマスの夜

クリスマスの日、涼達は、学校にいた
何故学校にいるかと言うと、クリスマス特別劇を観客に見せるからである
観客は、先生しかいなかったが、涼達はやる気十分だった

「そろそろ開演時間だ・・・始めるか!」

「ええ、準備はばっちりよ?始めましょう!」

皆で意気投合して、劇を始めるのであった

演目、〜ホーリーナイトVSサンタクロース〜


ここは、希望の光が灯る町、ホーリータウン
ここに、二人の若者が争っていました・・・

「ここは、私の陣地!踏み出しては困る!」


片方は、黒いマントを着て。帽子を被り、鎧を着ています
名前は、ホーリーナイト、聖なる騎士と呼ばれていました・・・

「いいや!私は、この町の子供達にプレゼントを渡すのです!邪魔です!いなくなって下さい!」


もう片方は、赤い帽子を被り、赤い服を着て、手には白い紙袋を持っています
名前は良くわかりませんが、他人からはサンタクロースと呼ばれていました・・・

「ならば!荷物だけ置いて帰るがいい!荷物は私が全て引き受ける!」


ふふふ・・・ホーリーナイトが、サンタクロースにそう言っているわ・・・
サンタクロースは、二コリと笑ってこう言いましたのよ・・・

「あはは・・・・、私が荷物をとどけるんじゃ〜〜〜!」


いきなり、ホーリーナイトに一撃を食らわせたわ・・・
酷い人ね・・・、ホーリーナイトはその一撃で気を失ったわ
そしてサンタクロースは、町の中に進入したのでした・・・
サンタクロースが町の中に入った後、ホーリーナイトに声をかけてくる者がいたわ・・・

「どうしました?って何ですか!?この傷!」


やって来たのは、ホーリータウンの住人のクリストファーと言うらしいわね・・・
クリストファーは、ホーリーナイトを起こして、目を覚まさせたのよ・・・

「いって・・・なんなんだよ、あの髭親父は!」


「貴方は何やってんですか!この町を守ってるのでしょ!あれは不確定要素!
だから私も手伝いますから、倒しに行きましょう!さあ!」

ふふふ・・・クリストファーはえらく元気ね・・・
こうして、ホーリーナイトとクリストファーは、サンタクロースを追いかけたのよ・・・その頃、サンタクロースはと言うとね・・・

「皆〜?元気かな?私がプレゼントを持ってきたよ〜」


サンタクロースは、大声で子供達に呼びかけてるわ
そして一人の少女が、サンタクロースの元にやってきたわ・・・

「キャハw私レベッカw、貴方は?」


「私は、子供達に夢を売るサンタクロースwレベッカと言ったね?
君の欲しい物は何かな?」


レベッカは、少し考えたわ・・・
そしてすぐにこう言ったのよ・・・

「キャハ、私は、防御用にライフルが欲しい」


「ライフル・・・えらく物騒な物を注文するね・・・
あ、そうだ、これをあげるね」


サンタクロースは、袋の中からモデルガンを出したわ
それをレベッカにあげたのよ・・・

「キャハ、ありがとう〜これで・・・奴と戦えるわ!」


レベッカは、いきなり構えると誰もいないのに、撃ったわ・・・
そして誰もいなかった筈の場所から誰か、出てきたわ・・・

「なかなかやるな!だが俺を倒すのには十年早いぞ!餓鬼が!」


出て来たのは、悪の帝王と呼ばれたカイザーと名乗る人物ね・・・
所詮、この町の住人って事にはかわりないわ・・・自称悪の帝王なのだから・・・

「キャハ、貴方を倒して有名になるの!食らいなさい!」


レベッカは、銃を撃ちまくったわ・・・
しかし、全て回避したカイザーは、そのままレベッカに向かって攻撃してきたわ・・・

「くらえ!ブラックホールド!」

名前をつけても普通のパンチ・・・
カイザーがパンチを繰り出そうとした時、ホーリーナイトとクリストファーがやってきたわ・・・

「見つけたぞ!サンタクロース!よくも殴ってくれたな!覚悟!」

「そうよ!私達はこの町を守る者!貴方なんかにやられたりはしない!
それと・・・カイザー貴方もついでにやっつけてあげるわ!」

「ついでって何だ!ついでって!良かろう!こっちも悪の力、存分に発揮してお前らを倒す!」

「私は、こういうのは望んでいませんが・・・戦うなら全力でやります!」

こうして、四人の戦いは始まったわ・・・
でもね・・・決着はつかなかったの・・・何故かって?
それはね・・・双方共に、倒れてしまったからよ・・・

「・・・・両方倒れちゃった・・・、これで平和が・・・?」

そうかも・・・ですね・・・
両方倒れていて、起き上がる様子も無いから、これは平和となった証拠ですね・・・

「キャハ、夜も遅いし寝ようっと」


あら?レベッカは、家に帰っちゃいましたね?
こうして、この街は平和になったのでしょう・・・
でも気になるって?四人はどうなったのか?
何故か仲良くなって、一緒に暮らしていたのよ・・・・ふふふ・・・

〜終わり〜

劇が終わると、聴いていた先生はこう言ったのであった

「なんか・・・良く解らんが、その熱意だけは認めるぞ、いい劇を見せて貰った」

先生は、誉める、それを聞いた涼達は嬉しかったのであった・・・
教室内

「はい〜お待たせ〜」

愛子が、特大のケーキを持って来たのであった

「おお!凄いな?」

「これは、お腹いっぱいに食べるぜ!」

「ふふ・・・おいしそう」

「あはは〜これは凄いね〜、でもこんなの誰が作ったの?」

「ん?もちろん私の手作り特大ケーキよ?」

それを聞いた涼達は、食べるのを一瞬でやめた

「う・・・・この腹痛は・・・」

「お前・・・これに何を入れた・・・」

「え?ただ、ケーキに味付け必要かな?と思って味の素とソースとか色々味付けしたの?いけなかった?」

「当たり前だああ!」


涼達は、一斉に倒れた
そして病院送りになったのでした・・・
救急車に運ばれながら、涼はこう言ったのであった


「もう・・・絶対、愛子とパーティとかしないぞ・・・」

こうして、クリスマスの夜は終わったのであった・・・

■作者からのメッセージ
レイドです。
前作の二弾といったとこでしょうか?
いや〜かなり長いですね。しかも先生可哀そすぎですw
感想くれたなぁびさんありがとうございました〜

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