スカイボーン〜天空の落とし子〜弐〜
作者: ヘレン   2010年01月20日(水) 21時13分05秒公開   ID:ov6RKaAr3rc





とある山頂



砂糖菓子のようなものを口に入れている少女がいた




毒が降っているため
   通常は外で食べることなど非常識だった




しかし少女は平気そうだ



しかも容姿がかなりよかった



少女は周りを魅了する力を持っていた






そして一人のマスクをしている男に手を出した



「紙。」



少女は一言そう言った




そうすると男は何枚かの紙を少女に渡す






そして少女は紙を一通り見た



「何人かはこの町にいるよね?」



少女は目の前の町を指差した



男は無言でうなずく




「ふぅん・・・。この男と話がしてみたい・・・。」



少女は一枚の紙を指差した




そこにはテラの写真があった


















「ん?」



なーんか胸騒ぎが・・・




でも今は詐欺の交渉中


キャモン(髭男)は笑顔で接客をするような態度だ




盗賊団の砦に戻れば


ただの暴力男になるというのに・・・




本当に人間は怖い・・・




でも、なんだろ?この胸騒ぎ・・・



予感だけど

誰かに見られてるような・・・・





俺は自分勝手な人間だ





詐欺を終え砦に戻ったとき



俺はそっと砦を出ようとした





しかしキャモンに見つかった



「何してやがる!!!テラ!!!」



さぁ来ました!


怒りの鉄槌!





俺はまず手始めに・・・






体中をぶん殴られる



そして壁に激突



もう何箇所も痣がある





慣れてるとはいえ

ちと、きついかも・・・




「こいつ!!役人に俺達のことを言いふらす気だな!!?」




まったくの誤解です



役人っていうのはいわゆる警察みたいな?





俺は続けて








背中を殴られる




骨が折れてなければいいが・・・




しかし今回は違うようだ


俺を殺す気かは知らないが


いつもより暴力時間が長い





あぁ・・・


俺、死ぬのかな?




この世界は簡単に死ねる


マスクを外し空気を吸うと肺は腐る


裏世界の住人はいつ どこで どのように死んでも放っておかれる




俺は思い切って【力】を使った



相手の心理状態を操る力・・・




でもさすがキャモン・・・・・って誉めてる場合じゃねぇか



一瞬表情が和らいだけど また眉間にシワを寄せちゃってさ・・・




また殴られる



そして俺はとうとう膝をついた




そしてキャモンは俺のマスクに手を伸ばす









やばい・・・


マジで死ぬかも・・・・


















「ちょっと待て。」



絶体絶命のピンチのとき


誰かが横目で視界に入った



髪が通常よりも長いし整っている



女・・・・の子・・・・?




でも裏世界の住人で体の大きい髭男に初対面でこの口の聞き方・・・



気が強いな・・・



「ああ?」



キャモンは少女を睨む



「私はその男と話がしたい。どいてくれるかな?」



少女は軽く笑いながら言った



するとキャモンは少女に襲い掛かった



怒りで狂ってしまっている






ああ・・・もうダメだな・・・



俺は少女に哀れみの視線を送った











すると少女の背後から影が出てくるように男が出てきた



そしてキャモンを殴り飛ばす









俺は驚いて声も出なかった



少女は俺に近づく




「こんにちわ。初めまして。君と話しに来たよ。」




■作者からのメッセージ
ヒロイン登場!!!!

いやぁ・・・キャモンぶっ飛ばされましたね・・・・
少女らの自己紹介はまた今度ということで♪

ありあとしたー!(ありがとうございましたー!)

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集