スカイボーン〜天空の落とし子〜四〜 |
作者: ヘレン 2010年01月23日(土) 13時06分41秒公開 ID:ov6RKaAr3rc |
なんか色々あって俺はシャラに着いていく 「〜♪」 えらくシャラはウキウキだ すれ違う人々はシャラを見て見ぬふりをしている 死のうとしてマスクを外している可哀想な少女を・・・ しかし死んでいない シャラは大丈夫だと言った でも・・・やっぱり信じられない・・・・・ こいつは・・・ 俺がマスクをしなくても生きれるなんて言いやがった できるはずがないだろ・・・ 俺は馬鹿馬鹿しそうに心の中でつぶやいた ―人はいつでも自分だけ生き残ろうとする生き物だ― よく知っている声が聞こえる そうだな・・・ 誰も信じないと俺は決めたはずなのに・・・ なのに・・・ 「なぜ商店街??」 「お。やっと気づいたか。」 俺はシャラという少女に付いて行った結果が商店街 ここで何をするつもりなのだろう 「腹が減っては戦はできぬ!だよ。これからお前は旅に出るんだから。」 「は?」 「さ、服なり何だり買えば?おごってあげるから。」 シャラは財布をのぞく 「うむ。後5日分はあるな・・・。」 「ちょっと待て!」 「なんだ?」 「いや、俺が旅に出るって・・・。」 「いやなのか?だったら一生あの盗賊団にいてボッコボコにされるか?」 「いや・・・それもいやだけど・・・。」 「私はあのキャモンとかいう男に何の哀れみも感じない。だがお前はその男に気を失いかけるほどボコボコにされたんだぞ?帰りたくないとか思わないのか?」 「いや・・・そうじゃないけど・・・・。」 「だったら付いて来い。」 シャラはそっけなく買い物に移った ―誘惑に負けるな。裏世界で生きてきたお前に、友は必要ないはずだ― また聞こえてきた・・・ でも今日は無視することにした なぜか・・・ それは自分にもわからない でも新しい世界を見てみたいと思ったんだ 「・・・覚悟は決まったか?」 シャラは唐突に聞いてきた 「ああ。」 俺は思っていたことを一言の返事で表した |
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