クイーン*クエスチョン?!=情報屋 湊=
作者: トマト様   2010年02月01日(月) 22時26分05秒公開   ID:ov6RKaAr3rc

姫香:レクリエーション?

裕也:そう!今日朝からあるらしいぜ。

姫香:へぇ〜。どないなことするんや?

裕也:『みんなと仲良くなろう!』的な感じだよ。・・・多分。

姫香:ほぉ・・・。

姫香は黙り込む
そして思い付く

―これでみんなと仲良くなればええんやな〜。―

姫香は怪しくニヤリと笑った

裕也:・・・お前絶対友達できないタイプだよな。

裕也は悲しくフッと笑った


そして朝のチャイムが鳴る
それと同時に来る生徒もいるが来ない生徒もいる(遅刻者)
しかし遅れてきても汗を何一つかいておらず
余裕に教室に入ってきた

―遅刻する気満々かいな。―

そして先生が教室に入ってくる

先生:おーいお前らー。今日は楽しいレクだぞ〜!授業少し減るぞ〜♪

―・・・いや、まだ授業受けてへん。―

姫香達は少しシーンとした雰囲気になった

先生:あれー?みんな、どうしたのー?レクだぞ☆


―あんたのせいや・・・。―

すると裕也が歩き出す

裕也:早く体育館行こうぜ!俺、廊下込むの嫌だからさ。

姫香:・・・せやね。


姫香は裕也に着いて行く

その瞬間ポケットから何かが落ちる感覚があったが
気にしないで廊下に出た

しかし姫香のポケットからは携帯が落ちていた
それを拾ったのは・・・・・


?:弱味みーっけ。

姫香の隣の席の男子だった



姫香:あ、あれ?

姫香はポケットを探る
裕也はそれに気づいた

裕也:どうした?姫香。

姫香:ないんよ!わいの携帯がっ!




先生:はーい。これからレクリエーションをしまーす!

探す暇もなくレクが始まる
最初はチームを作るとのことだった

姫香:お。

姫香達の元に紙が渡る

先生:その紙に記号が書いてあるから、同じ記号の人とチームになってね。

姫香の記号はドクロだった
姫香は裕也に尋ねる

姫香:記号、何?

裕也:ん?ハート。

姫香:きもっ!

裕也:なりたくてなったわけじゃねぇよ!!

ともかく姫香はドクロの記号の人を探さなければならなかった
姫香は辺りを見回す
3人で1チームらしかった

キョロキョロ探していると肩を叩かれた

姫香:ん?

そして突き出された紙
その記号はドクロだった

?:よろしくな。

それは席が隣の男子だった
その怪しく鋭さがある目を姫香は好きにはなれなかった

姫香:よろしゅうな・・・。

姫香はそっけなく答えた

―最初はあいさつしとったけど、やっぱ嫌や。こいつ・・・。―

姫香:後一人はどないしたん?

?:ん?ああ・・・多分、アレ。

男子が指差したのは短髪の女子だった
眉毛が特徴的だった

?:あ、名前で呼び合わなくちゃ嫌だ。俺、十六夜 湊(いざよい みなと)ね。

姫香:・・・姫香。栄 姫香。よろしゅう。十六夜。

湊:名前で呼べよ〜。

湊は肩を組んできた
姫香はそれをうざそうに振り払う

湊:いいの?そんなそっけない態度してさ〜。俺、あんたの携帯の場所を知ってるぞ?

ガバッと姫香はつかみかかる
そして湊は姫香の耳に顔をくっつける

湊:あんた、大阪で有名な女王様だろ?今、ここで七不思議になってるぜ?

姫香:な、七不思議ぃ?

湊:そう。7つ目を知ってしまったら死ぬってヤツ。

姫香:・・・でも、なんでそないな情報を・・・・どこで・・・・?

湊はニヤリと笑う
そして唇の横の部分を姫香の顔に押し付けた

姫香:・・・っ!

湊:俺・・・・・・情報屋だからさ。



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