| 雅の忍者日誌 |
| 作者： 真佐人 2010年02月10日(水) 18時28分05秒公開 ID：LjOpF6jSo/I |
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ここは、何処かの隠れ里、ここには忍者が活動をしている。 これは、ある忍者の物語である・・・。 「待つのじゃ〜！雅〜！」 「嫌だ！私は、忍術なんて覚えたくない〜」 林の中を、逃げ回っている少女がいました。 彼女の名前は、雅、見習いの忍者です。 で、雅は誰に追われているかと言うと。 「こらぁ！雅、祖父の言う事が聞けんのかぁ〜！」 そう、追いかけているのは、雅の祖父 影丸でした、影丸は、何故雅を追っているのでしょうかね？。 「雅、ちゃんとワシが忍術を教えてやるのじゃ！だから逃げるのをやめ〜い！」 「嫌だもん！私は普通の女の子になりたいの だからおじいちゃんの言う事なんて聞きたくないわよ！」 「ぐ・・・仕方ない、お前の好きなもんをくれてやる だから忍術を学ぶのじゃ！」 「ほんと？お爺ちゃん？ならやる〜」 おや〜？えらく気が変わるのが早いですね〜。 こうして、雅ちゃんは、忍術を受ける事になったのでした。 「行くぞ！雅！」 「はい、解りました！頭領！」 「ワシが、今からこの手裏剣を投げる、雅、分身の術で避けるのだ」 「え〜そんなの出来ませんよぉ〜？だ〜って、私、か弱い女の子だしぃ〜？」 「何を言っとるんじゃ！だ・れ・がか弱い女の子じゃ！ 腰に忍刀を刺してるお前は、くの一なのじゃぞ！」 「そうは言っても・・・私 分身の術を何回もやりましたけど、一度も成功してませんよ？」 「仕方ない・・じゃあ ワシが手本を見せてやる、じっくり観察して覚えるのじゃ」 「わっかりました〜頭領〜」 （こやつ・・・ほんとにわかっとんのか？） 頭領が疑問に思うのも無理ないです はい、だって雅ちゃんは、明らかに嬉しい顔をして言っているのですから 「では行くぞ！”分身の術”」 頭領は、分身の術を使って、十人に分裂しました。 「さすが頭領！御見それいたしました〜」 「そう言ってるのなら、雅、お前もやって見るのじゃ！」 「あの十人で同じ事を言われても〜エコ〜がかかって、うるさいです〜頭領」 「何を言っとるのじゃああ！」 そのとおりです、はい。 「わ、解りましたよ〜やります〜え〜っと こうやるんだっけ？あ、違った、こうだっけ？ん〜まあ 適当でいっか？むむむ〜”分身の術”！」 あの〜適当って・・・それでいいんですか？あ ほら、やっぱり失敗してるし。 「頭領、見て下さい、成功しました？」 「ど・こ・が成功じゃ！はっきり言うと、縮んでるのじゃ！」 そうなのでした、雅ちゃんは、分身の術じゃなくて 縮小の術？をかかったらしく、手のひらに乗るような小さくなっったのでした 「あ〜失敗しちゃった〜、でも・・・この姿になって困る事あったっけ？ う〜ん・・・・食事は少なめでＯＫだし 嫌な忍術もさぼれるから・・・い・い・こ・とだらけうふふ・・・」 おや〜？雅ちゃん、なんか目が怪しいですよ？ 「まったく、分身解除！ふう・・・雅、元に戻してやるのじゃって、雅！？」 頭領は、雅が小さくなって何所にいるのか発見出来ないみたいですね？ 「じゃあね〜お爺ちゃん？さ〜って遊びにいこ〜っと」 雅ちゃんは、ご機嫌で遊びに行きました、一方、頭領はと言うと 「あの糞孫娘〜！何所に行ったのじゃあ！ ワシの跡継ぎをやらせようって修行させとるのに・・・まったく！」 頭領は、真っ赤に怒って、雅ちゃんの事を探すのでありましたとさ 〜第二幕〜 ここは何処かの忍者の里 これは忍者なんかやりたくないなあ〜とか思っている女の子 雅ちゃんの物語です それは、ある日の雨の事 「さて、雅」 「何？お爺ちゃん」 「お爺ちゃんではない、頭領と呼ぶのじゃ」 「え〜めんどくさいなあ、で、頭領何〜？」 「今日は、手裏剣の投げ方について教えるのじゃ」 「別に私、教えて貰わなくてもいいんだけど〜」 「何を言っているのじゃ！これは忍者としてとても大事な事なのじゃよ！」 「そうかな〜」 雅ちゃんは疑心暗鬼になっているみたいですね 「ったく、まあいい、まずこれを渡すのじゃ」 頭領は雅ちゃんに手裏剣と思われる物を渡しました 「これが手裏剣じゃ、まずこう持つのじゃ、雅、やって見るのじゃ」 「え〜？じゃあ、こう？」 「そうじゃ、そして・・・こう投げるのじゃ！」 そう言って、頭領は手裏剣を構えて投げました 「とりゃあ！」 手裏剣は真っ直ぐに飛び、藁人形に刺さりました 「どうじゃ？分かったな、では雅、やってみるのじゃ！」 「え〜？別にやらなくてもよくない？今時こんなチャチな武器で相手を倒すとか 聞いた事ないんだけど〜？」 「いいからやるのじゃ！」 「はいはい、全く頭領は頑固なんだから〜」 雅ちゃんは嫌々ながらも手裏剣を投げました 手裏剣は真っ直ぐに飛ばず、ふらふらと飛んで地面に落ちました 「何じゃ・・・今の投げ方は？」 「え？頭領の言われたとおりに投げたんだけど？」 「やり直しじゃ！出来るまで何回でもやらせるわ！」 「え〜〜〜！」 こうして雅ちゃんは、結局数時間の手裏剣を投げる羽目になったみたいです けど、結果的に言うと 「・・・・雅、お前は投げ物は、全く向いてないみたいじゃな・・・」 「・・・えへｗどうやらそうみたいです〜」 「これじゃ立派なくの一になれるのじゃろうか・・・」 「私、別になりたくないんだけど〜？普通の女の子としてやっていきたいし〜」 「何を言っているのじゃああ！まあいい、今日の修行はこれまでとする・・・ ワシは疲れたわい・・・」 頭領は、そう言いながら雅ちゃんの傍から離れていったのでありましたとさ つづく？ |
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