〜RETURN〜アナザーストーリー〜 |
作者: 真佐人 2010年02月20日(土) 22時28分00秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
それは、始まりを告げるシグナル そんな在り来たりな物語が、今、始まろうとしていた・・・ 「はあ、はあ・・・」 林の中を走っている少女が一人、名前は志奈と言う 志奈は一目散に走っている まるで何かに追われているみたいでもある 「・・・奴が・・・・来る!」 奴とは何?とか言いたいが、彼女にとってはとっても恐ろしい存在だと言う事は、解ったのであった 「おっほっほっほ!さあ私に愛の抱擁を〜♪」 奴の正体が解った 奴の正体は、二十代は超えてる女性でもあった 名を綾香と言う、事も始まりはこうでした 「貴方、働きに来たの?」 「ええ・・・そうじゃないと暮らしていけないので・・・いけませんか・・・?」 志奈は困った風な顔をして言う どうやらこの少女、どうやら訳ありな感じでもあった その顔を見た綾香はこう思ったのである (この子、よく見ると・・・・可愛いw) どうやら綾香と言う人物は、志奈の事をひと目見て気に入ったようである 「あの・・・そんな見られても困るんですけど・・・?」 志奈は、本当に困った顔をしている 「あ、ああすいませんね・・・では、貴方に仕事を与えましょう」 綾香は、志奈に簡単な仕事を言いつけたのであった 「あの綾香様・・・」 「ん?何?」 志奈は、綾香に質問をする 「どうして、私の事をじろじろ見てるのですか?」 「それはね?貴方が可愛いからよ〜♪」 「それって答えになってないです・・・他の所、掃除しますね」 志奈は、あきれた表情をすると別の部屋に向かった (あら〜そんなに照れちゃって・・・可愛いw) 勘違いもそこまで来ると、凄い物である 「なんか変な場所に、働きに来ちゃったかなあ・・・」 志奈はそう呟いて、とりあえず今日の仕事を片付ける事にしたのであった その日の夜 「あの綾香様・・・」 「あら?綾香でいいわよ?」 「じゃ、じゃあ綾香・・・何で私の隣で寝ようとしてるのですか?綾香には自分の部屋があると思うのですけど?」 「え〜?だって私の部屋には、足りない物があるのよ?だからここがいいわ」 「え・・・え〜と足りない物って何ですか?」 志奈が綾香にそう聞くと、綾香はこう答えた 「そ・れ・わ・ね?貴女よ!志奈〜♪」 綾香はそう言うと志奈に抱きつく 志奈はいきなりの事でびっくりしているのであった 「ちょ、ちょっと何するのですか!綾香!」 「あら?いいじゃない?これはあくまでスキンシップなのだから?」 「こんなスキンシップは嫌です!離れて下さい!綾香は自分の部屋で寝て下さい!」 志奈は、綾香を無理矢理部屋から押し出して、扉の鍵を閉めたのであった 「ちょっと志奈・・・・あんまりじゃない・・・」 綾香は、がっくりした表情で自分の部屋へ帰って行った そして次の日 「あの、綾香?今日はどんな仕事なのですか?」 「今日はね?昨日は掃除だったでしょ?だから今日は・・・私と一日付き合うってどう?」 「え・・・?それって・・・もしかして」 「そう・・・一日デートよ〜〜♪」 「な・・・なんで私が綾香とデートしなくちゃいけないんですか!?」 「これはもう決定なの!そう神様がそう決めるように言ったのよ?」 神様がそんな事言う筈無いのですけどね? 「それって、やらなくちゃ駄目なの・・・?」 「ええ、もちろんw断ったらもっと凄い事を♪」 「う・・・」 その言葉を聞いて想像がついた志奈は、しぶしぶデートする事を OKしたのであった (やっぱり私・・・ここで働く事、間違えたかも・・・) 満面の笑みで喜んでいる綾香を見ながら、志奈はそう思ったのであった こうして一日デートが始まったのでした・・・ 「さあ〜ここはどう?気に入った?志奈〜?」 綾香は、広々とした平原に志奈と二人で来ていた 「え?ええ、気持ちいいですよ?風が吹いてるし」 「良かった〜買ったかいがあったような物ね?貴女の為に買ったんだからこの土地を」 「え?あの・・・綾香、それってこの土地いくらしたの・・・?」 「この土地?そうね?たった一億ぐらいかな?」 「い、一億!?」 一億をたっただなんて・・・ さすが金持ち 「何も私の為に、買わなくても良かったんじゃないですか? それに私は普通の公園でも結構なんですけど?」 「いいのいいの、これは私の気持ちだから♪ 私は一億をこれに使うぐらい貴方の事が好きなの♪」 「そう言われましても・・・」 志奈は、どうしようか考えてる まあ金額を聞かれたら、誰だって驚くような物だ 「さあ、早速♪」 綾香は、持参していたバックから、お弁当箱らしき物を取り出す 「あの・・・これは、何ですか・・・?」 「これはね?私が作った愛のお弁当よ〜♪さあ食べてくれない?」 綾香は、笑顔でお弁当箱を開けた 「え・・・ええ!?」 志奈は、お弁当箱の中身を見て驚いた 何故なら、中身が余りにもグロテクスで異様な雰囲気を漂わせているのであった 「さあ、食べて♪」 「え・・・遠慮します・・・一つ聞きたいんですけど?」 「何?」 「ちゃんと味見はしたんですか・・・?綾香?」 「え・・・?ああ、そういえばしてなかったわね?でも何でそんな事聞くの?」 「聞きますよ!まず自分で食べて味が良かったら私に渡して下さいよ!」 志奈は、その場から逃走したのであった 「あ・・・待ってよ〜志奈〜」 志奈がいなくなった後、綾香はお弁当の中身を食べた そしたら一瞬で気を失い、その日はずっと寝込んでたのでした そして今日 「やっぱりここは変な場所だわ・・・帰りますか・・・」 志奈は、こっそり逃げ出す事にしたのでした そして現在に至るのであった 「私は、元の家に帰るから!綾香、もうお別れよ!」 「何でそんな事言うのよ!私はそんな事望んでないわ!」 「私が望んでるの〜!」 志奈は、逃げながら言っている 綾香も志奈を追いかけている 逃げ回っていると 「はあ・・・もう駄目・・・」 志奈は、走る気力が無くなり、立ち止まった 「はあ、はあ・・・やっと捕まえたわよ?志奈さあ、戻りましょうw」 「そ、そんなの嫌ああああ!」 「問答無用wえいw」 綾香の攻撃により、志奈は気を失った 綾香は、自分の屋敷に志奈を連れて帰るのであった・・・ RETURN・・・それは、繰り返す物語・・・ 〜2〜 ここは、どこかの国の中、一人の少女がいた そこからこの物語が始まるのである・・・ 「ふっふっふ・・・今日こそは、活躍して見せるわ!」 一人の少女が黒装束に身を包み、腰に無線機を付けている 「秘密任務(オペレーションミッション)01、ある女性を探して監視? 何だろ?これ・・・?」 彼女の名前は、翠、秘密組織に所属するスパイであった それが裏の顔、しかし表の顔は、普通に学校に通う女子高生なのである 「この女性の名前・・・志奈・・・?」 翠は、顔写真の下に付いている志奈の名前を見つける そして良く見ると、バックに映っている目の光ってそうな人物を発見した 「こちら翠、この写真を見て思ったんですが 一体私は何をすればいいのでしょうか?」 翠は、腰に付けた無線機を取り出し、 何所かに連絡するのであった 「・・・え?この者を守って欲しい?ある人物から? 用件は解りませんけど、この任務了解しました」 翠は、そう言うと早速写真に写っている者に会いに行くのでした ここはある町 「待って〜志奈〜〜〜!」 「ちょっと〜!綾香、ついて来ないで!」 暖かな日差しが立ち込める公園、ここに全速力で走っている者がいた 彼女の名前は、志奈、ある意味不運?な少女である 「お〜っほっほっほ、地球は丸いのよ〜?だから何所に逃げても無駄よ〜」 彼女の名前は、綾香、大金持ちで志奈を雇った者 志奈の事が大好きでもある 「だから、ついて来ないでよ!綾香! 貴方のせいでバイトの面接全部落ちちゃったじゃないの!」 そうなのである、志奈はこれまで綾香がやって来たせいでバイトが全部クビになったのである ある意味疫病神見たいな感じでもあった 「だ〜か〜ら〜、私の屋敷で雇ってあげるわよ〜だから家に着なさいわよ〜w」 「だって、綾香ったら、絶対私に何かしそうだから嫌なの!」 「あら?いいじゃない?スキンシップは大事よ〜?」 「そんなスキンシップは嫌なの〜!」 志奈は全速力で逃げ出す、そして路地裏に入り、志奈は誰かと会ったのであった 「・・・貴方は?」 「静かにして下さい、今、助けますから」 「?・・あ、はい・・・」 翠は、向かってくる綾香に向かって煙球(けむりだま)を投げた 「きゃあ!何?この煙・・・し、志奈〜?」 綾香は、前が見えないのでうろうろしている 「さあ、今のうちです、逃げて下さい」 「あ、ありがとう・・・でも・・・貴方何者?」 「私ですか?良くぞ聞いてくれました! 秘密組織RETURNに通う女スパイ 翠です〜ってあっ!」 「秘密組織RETURN?」 「い、いえ気にしないでください、でわ!」 翠は、一目散に逃げ出したのであった 「一体、何だったんだろう・・・あの子、あっ!バイトの面接に遅れる!」 志奈はバイトの面接に向かったのであった・・・ 一方その頃、翠はというと 「あっちゃあ・・・正体ばらさない約束だったのに、言っちゃった・・・ まあ、ぜんぜん有名じゃないから、知ってもらいたいしなあ・・・」 翠が通う秘密組織RETURNは、どんな組織なのか良く解らない 小規模な組織のようであった・・・ 「でも昔から、秘密組織とかに憧れてたからなあ・・・ まあ、こんな秘密組織でもいいか・・・あ、あ、こちら翠」 翠は、無線機を取りだす 「秘密任務(オペレーションミッション)01、任務を続行します」 無線機からOK、健闘を祈ると言う言葉が聞こえ、無線が切れた 「さって・・・今日はもう遅いし、家に帰るかな・・・」 こうして、翠の任務が始まったのであった・・・ 〜3〜 ここは、どこかのとある会社 ここに、バイトの面接を受けた者がいました 「え〜と、ここであってるよね?」 彼女の名前は、志奈 ある人物のせいで、バイトが全て落ち 妹との生活資金を増やそうとバイト探しした所 住み込みで、高額のバイトを見つけたので、ダメ元で受けに来たみたいである 「あの〜、すいません〜、バイトの面接にきたんですけど〜」 志奈は、チラシに書かれてあった住所に辿り着き ノックをして入る 中に入ると、人の気配が殆どなく、静まり返っていた 「時間・・・あってるよね?場所も間違えてないと思うし・・・ ん?あれは・・・何?」 そう言って辺りを見渡して見つけたのは 「面接に来た方は、このボタンを押してください」と書かれた張り紙を見つけた 志奈は、なんか変だな・・・と思ったが、とりあえず押した すると・・・ 「フハハハハハ〜、ようこそ〜」 「な、何!?」 どこからか、偉い棒読みな感じの女性の声がした 「え〜と・・・これなんて読むんだっけ・・・ あ、「ようこそ、秘密結社RETURNへ、われわれは諸君を歓迎するぞ〜」 こうで合ってるかな?合ってるよね・・・うん、間違いないはず」 「ひ、秘密結社RETURN・・・?なんか前に聞いたことがあるような・・・」 「え〜と、以前に送ってきた資料によると、住み込みのバイトを希望した 志奈さんでいいんだっけ?って志奈!?」 「???何か・・・?」 「い、いや・・・こっちの事です、何もないです、ほんとにw今のは無かった事にしてください♪」 (いや、気になるわよ!) 志奈は、そう思っていた 「まず仕事内容を言いますね、秘密結社RETURNは 仕事が入れば何でもする、言わば何でも屋みたいな感じです 住む所、調査員専用の家があるので、そこで住んでもらいます よろしいですか?」 「は、はあ・・・色々気になりますが、とりあえずOKです」 (綾香の屋敷から抜け出せるなら、どこだっていいよ・・・) 「なら住所教えますので、そこに行ってください場所は・・・××××」 志奈は、言われた通りにその場所に向かったのであった 一方・・・ 「はあ〜・・・びっくりしたなあ・・・まさか、あの志奈が面接に来るなんてね」 志奈にマイクを通じて話しかけていたのは、何日か前に志奈を守るように命じられて翠であった 「さっきの会話で、私だということバレてないよね?うん、バレてないバレてない・・・ でも、これで仕事はやりやすくなったかな?私の仕事って「志奈をある人物から守ること」だし、一緒に家に住む事になったら、守りやすいしね?でも・・・ ある人物って・・・一体誰なんだろ・・・う〜ん・・・ま、いっか さてと・・・私も家に戻るかな〜」 そう言って、翠は家へと戻っていったのであった・・・ 〜続く?〜 さるまさんが書いてくださいました ありがとうございます〜 |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |